仏教英書伝道のあけぼの (龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 3)

制作 : 中西 直樹  那須 英勝  嵩 満也 
  • 法蔵館
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831855534

作品紹介・あらすじ

近代日本仏教は欧米の異文化といかに向き合ったのか――

19世紀後半、欧米で仏教が注目に集まり、神智学協会のオルコットが著わした仏教書までもが刊行されていた。

同時期、廃仏毀釈の衝撃から立ち直りの兆しを見せ始めていた日本仏教は、その事実に刺激を受け、自身の教義を海外へ説明すべく、英文による仏教書(仏教英書)を刊行し、積極的な海外への文書伝道活動を行った。

本書では、以上のような経緯から刊行された仏教英書のうち、真宗教団とその周辺の関係者らによって先駆的に刊行された4点の復刻と解説を収録。近年注目を集める近代仏教が有した国際ネットワーク解明の手がかりとなり得る貴重資料を提供する。

著者プロフィール

1961年三重県に生まれる。88年龍谷大学大学院修士課程修了。京都女子大学事務職員・筑紫女学園大学人間福祉学科准教授を経て、2011年龍谷大学准教授。現在、龍谷大学文学部教授。著書に『日本近代の仏教女子教育』(法藏館、2000)、『仏教と医療・福祉の近代史』(法藏館、2004)、『植民地朝鮮と日本仏教』(三人社、2013)、『植民地台湾と日本仏教』(三人社、2016)、『雑誌『國教』と九州真宗』(不二出版、2016)、『近代西本願寺を支えた在家信者――評伝 松田甚左衛門』(法藏館、2017)、『明治前期の大谷派教団』(法藏館、2018)、『新仏教とは何であったか――近代仏教改革のゆくえ』(法藏館、2018)、『明治仏教研究事始め』(不二出版、2020)、『近代本願寺論の展開』(三人社、2020)。

「2022年 『真宗女性教化雑誌の諸相』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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