日本のミイラ信仰

著者 :
  • 法蔵館
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831872449

作品紹介・あらすじ

人は死ねば自然に還るという死生観の日本に、なぜミイラ信仰が生まれたのか。それが近世の出羽湯殿山に集中するのはなぜか。特異な信仰の系譜をたどり、その深層に秘められた意味を解明する日本即身仏研究の集大成。土門拳賞受賞作品を含む貴重な写真図版を多数収録。

感想・レビュー・書評

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  • 法藏館 1999
    『日本の即身仏』の共著者、1974年に刊行された『ミイラ信仰の研究』の全面改稿に書き下しと写真を追加したもの。写真が、芸術系。即身仏とミイラについて、世界の人工ミイラ。平安時代の即身仏と空海入定伝説、焼身入定、入水入定、成尋と中国の肉身仏
    中国古代の化学と高野山の水銀、道教と神仙道、尸解仙、煉丹術渡来の可能性、奥州藤原氏
    近世の土中入定、湯殿山、舎利信仰、各地の即身仏、地上入定型即身仏、即身仏の伝播ルート。
    湯殿山即身仏信仰、飢餓と重税、鉄門海上人、衆生救済思想、鉄龍海上人即身仏の高度なミイラ作成技法とその施術者。
    羽黒山と湯殿山の抗争、原因、経緯、羽黒山内部抗争、湯殿山一世上人。
    武士殺し伝説、鉄門海上人。隠された民衆史

    >湯殿山の即身仏信仰は”隠された一揆”だったのである。

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著者プロフィール

1938年生まれ。写真家・民俗学者。著書に『遠野物語の原風景』『修験道の精神宇宙』また写真家としては『出羽三山』『婆・東北の民間信仰』などで土門拳賞・日本写真家賞を受賞。

「1999年 『日本のミイラ信仰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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