特攻の島 (1) (芳文社コミックス)

著者 :
  • 芳文社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784832230521

感想・レビュー・書評

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  • 家族に回天に乗る予定であることは伝えず最後の挨拶をする習慣にゾッとする。「助かるかも」という持って行き方ではなく、「ちゃんと発射できるか」が話のモチベーションになっているのが何とも恐ろしい。

  • 以前映画で海老蔵さんが主役として出ていた「回天」の話
    テンポが良くて読みやすい。
    佐藤秀峰さんの画力がすごい。

  • 何のために生き、何の為に死ぬのか?
    理不尽な気持ちを抱えながらも自らの正義の為に散って行った若者達の葛藤がリアルに描かれている。
    家族の為、仲間の為、国の為、そして自分の為の命…それぞれの想いを感じると胸がつかえるような辛いものがあったが、先人達のそのような想いの上に我々は生かされているんだと再認識。
    先人達への深い感謝の気持ちと、毎日を平穏に暮らせる有り難さを痛感する素晴らしい作品でした。

  • 奥底の感情を揺さぶる本

  • 太平洋戦争の終戦間際における、特攻を目的とした小型潜水艦(人間魚雷)「回天」の乗組員と、彼らが従事した作戦がリアルに描かれている。史実に基づくフィクションだとは理解しつつ、先の大戦について考えさせられる良作。芳文社コミックス全9巻(完結)。

  • 自分この作品とても好きです。
    自分はそのときどうするのだろうかと思いながらも
    あたりまえの人々を描いていると思うのです。
    敢えて、それを「神兵」とか祭り上げるのは歪さを覚えてしまうんですよね。
    もの凄い頑張った人々ではいけないのかなと。
    誰も責める訳にはいかない歴史の必然であったろうと。
    人間なんざ幾ら頑張っても簡単に死んでしまうものだし。
    彼等もまさか祭り上げられたいという感覚はなかったでしょう。
    もし仮に戦争に負けてしまったら、きっと故郷は蹂躙されてしまう
    のだろう。嫌でしょう。自分たちはあかんやろうけど
    「少しく踏みとどまれば」ええんちゃうか。という感覚だろうと。

  • 1-8巻読了。家族とは再開してほしかったけどそうならないのが戦争かあ…悲しい…

  • 回天…こんな兵器あり得ない…そういうのは簡単だけど

    開発する側の気持ち
    理解できるところもある。
    お国のための苦肉の策…
    いや、そんな生易しい言葉では言い表す事ができない。

    操縦する側の気持ち
    お国のために死ねと言われても、
    どう死ぬのか?何がどう国や家族のためになるのか?
    とっさには決められない。逡巡して当然だ。

    それでも双方が、それぞれに咀嚼して
    意味をこじつけて腑に落としていく…

    逼迫する戦況に誰もが狂気を帯び
    絶望の中に、僅かな灯りを作り上げてしまう

    こわい、こわい、こわい、
    いま、目の前に迫って来てるのかもしれない。
    刮目せよ。
    見えないフリしてる場合じゃない。
    守るために戦うのを忘れてる場合じゃない。
    逃げるな、知れ、考えろ…




    ちゃんと考えなきゃいけない。

  • 面白い。よく調べてるんだろーなと感じる。今後どうなるのか楽しみ。

  • 72.タイトルを見てずっと気になっていた漫画本。やっと購入。渡辺の気持ちの変化に何とも言えない、胸がぎゅーって苦しくなりました。黒木大尉の遺書にも、こんなに母国を思う事が出来る事を本当に?本当に?それ本心?!と思いながらも、なんというか凄いなぁと思ってしまった。続きも読もう。

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