棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (5) (まんがタイムKRコミックス)

  • 芳文社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832245792

感想・レビュー・書評

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  • 予想以上にダーク。

    「3人の女」「本能と良心」「探し物と呪い」…何をとっても暗く、黒く、救いがありません。
    もちろん「彼女達(彼も含むけど)」が救われてくれる事を願ってやまないのですが、いかんせん「探し物」が見つかる気配がない。答えも見つからない。

    …本当は色んな人達が助けてくれてるようなのだけど。救われてくれと願っているようなのだけど。

    「それからさいごまで」外さなかった手袋が怖くて怖くて仕方ないのです。


    とはいえ、旅の途中は辛い事苦しい事ばかりでもなく。
    個人的には「絵を描く魔女」の話が好きです。アイロニーも効いているし、何よりクロ達の存在が他の誰かの道を拓いたという事がとても嬉しい。
    雲海もとても綺麗でしたねぇ。

    綺麗といえば、全般的に女性が美しかったですね。クロも含め。
    つくづくきゆづき先生の線は柔らかくて美しいなぁ…。

    何にせよ続きが気になる旅路。是非とも幸せな結末があらん事を。
    …ヒフミのカードが逆位置(気味)なのを信じていたいところです。



    …なんていう感傷をぶっとばすカバー裏。
    見えてる景色が違う、とかそんな問題じゃねぇwww

  • 明るい話もあるけど、大部分が物語の核心、そして暗い終わりを示唆する話で読んでいると辛い。クロたちの旅の終わりは明るいものだとクロたちも読者も救われるが…

  • 魔女とクロとニジュクとサンジュの博士と。
    物語の始まりと根幹が少しずつ明かされてきた5巻。ヒントはいろんなところにちりばめられているわけですが、それが一つのタペストリーに織り上げられるのはいつの日か。
    その時、糸の一つであるクロはどうなっているのか。

  • じわじわと進んでいます。棺桶の理由が明らかになって、そろそろ終盤にさしかかったのかも。

  • ようやく読み終えたがとても難しい作品。うまく言えないけどなぜか惹き込まれる。

  • 大詰めな雰囲気が出ている5巻。
    ちょいちょい挟まるニジュクかサンジュの不穏なモノローグが……。

  • 魔女ヒフミの基になった3人の女達、クロと同じ呪いをかけられた少女。
    同じ場所にいるはずなのに全員目に見える景色が別物なのはこわいし、そのせいで疑心暗鬼になる。クロの帽子を拾ったあの人、喩え話になるほどと頷いた。
    いつかその中に入るために棺を背負っているのに、棄てたがっていた良心は、生への執着ということ?
    ヒフミが魔法を与える代わりに求めるものが何なのか明かされたけど、とても無謀な賭けではないか?
    手袋までしてしまって、少女の妹であった黒いのを取り込んでしまったということ?
    4コマなのに噛み砕くのに時間がかかる。

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