オトナのいろは (2) (まんがタイムコミックス)

著者 : あさのゆきこ

• 芳文社 (2014年4月7日発売)

感想・レビュー・書評

[二次元研究所さんの感想 · 2017年6月25日]

978-4-8322-5282-0　113ｐ　2014・4・22　1刷

[『黒犬』の優樹さんの感想 · 2014年4月30日]

「書道」、誤解を恐れずに言うのなら地味で、若者受けはしなそうな題材を軸にしている四コマ漫画
しかし、奇をてらっている訳じゃない
キャラの心理描写を丁寧に書いてくれているので、中弛みを感じない
書道絡みのコミカルさ、道を同じとする者との切磋琢磨、臆病さと大胆さが入り混じった恋愛、才能ゆえの葛藤、大人になったからこその“成長”を盛り込んでいて、読み応えは十分にあった
後日談もどっさり書き下ろしてくれている点も、好感が持てる
全２巻に纏めた点もポイントが高いと言える
正に、一筆入魂の四コマ漫画だろう
四コマ漫画好きとしては、次回作が実に楽しみでいられる
個人的に好きなキャラは、出番こそ少ないけど、準レギュラーを押しのけるほどの個性を持っている綾乃さんの親友・小嶋陽子さん
読了後、しみじみと思ったのは、人生、字が下手だと損をして、字が上手ければ自然と良い事が寄って来てくれるってコト

著者プロフィール

■あさのゆきこ･･････温かなタッチと人間味あふれるキャラクターが特徴の注目作家。代表作：「夕焼けロケットペンシル」（メディアファクトリー）、「閃光少女」（メディアファクトリー）、「オトナのいろは」（芳文社)

「2020年 『はんなりギロリの頼子さん　⑦』 で使われていた紹介文から引用しています。」