ローカル女子の遠吠え(3) (まんがタイムコミックス)

  • 芳文社
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本棚登録 : 94
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832256125

作品紹介・あらすじ

●瀬戸口みづき『ローカル女子の遠吠え』第3巻
花の都・東京より茶の都・しぞーか!!

東京に疲れた三十路前の有野りん子は故郷の静岡にUターン。
緩い故郷に癒やされながらも、ツッコミまくり。
静岡グルメ大好き元都民、祭り大好き浜松市民、
富士山ラブの東部民、独立国伊豆人と個性色々。
第1巻も第2巻も発売即重版された大人気新ご当地4コマ第3巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 今お腹が空いてるからですが、富士宮に行けば富士宮焼きそばとさわやかのハンバーグが食べられるのでは?などと思ったり。

  •  静岡ネタ満載の漫画シリーズ第三弾もまた、ふんだんに静岡ネタが掲載されている。
     今回も「約225水馬の三島の大吊橋」「富士と富士宮って違うの?」「ヘソ餅」「遠州焼き」「台風中継でよく見るとこ(御前崎)」「模型の世界首都」「さくらごはん、こぎつねごはん(静岡ご当地給食)」「伊豆半島は独立国」「あそこはもう浜松県なの」「私の地元ではタクシーは呼ぶものです」などなど。
     ネタを適宜摘要しているだけだが、ほかにも「富士山頂問題」「お茶うがい」「雪見遠足」「食欲がないときはお茶だけでも飲んで」「雛のつるし飾り」「やらまいか精神としょんない精神」「徳川家康争奪戦歴史的三つ巴」「GWは浜松まつり」「箱根って静岡じゃないんすか⁉」と実に濃厚である。
     ぼんやりのどかな内容に、明るく楽しく笑える程度の世知辛さがトッピングされ、その根底にはきちんと静岡ネタが敷設してある。
     理想的なローカルネタ物だろうと思う。世にローカルネタは種は尽きまじ。

     今回も楽しませていただいた。星五つで評価したい。

  • この『ローカル女子の遠吠え』も、読み続けよう、と強く決めた(3)
    ただ、瀬戸口先生に真っ向から喧嘩を売る気は微塵もないんだが、ここ最近、リアルタイムで読んでいない、好きな作品が次から次に終幕を迎えてしまっているので、この四コマ漫画は大丈夫なんだろうか、って不安が、どうしても拭えない
    漫画読みとしてだけでなく、しぞ~か人としても、この『ローカル女子の遠吠え』には、なるだけ、長く連載を続けて欲しい、と心の底から思っている
    それなら、まんがタイムスペシャルを毎号、買って、アンケートを送れば、連載が続く確率が上がるぞ、ってツッコミが来そう
    それは、ごもっとも。ただ、現時点で10種類以上の漫画誌を買っているので、これ以上、誌数を増やすと、廃品回収の日が大変になってしまう
    本物の漫画読みは、そんな苦など屁でもないのだろうなぁ
    と、自分の情けないトコを見せちゃいましたが、この(3)がビビッと来たのは、紛う事なき事実
    自分の住んでいる県ながら、こうも奥深い所だったのか、と驚いている次第
    ややシャープなネタが、キャラも読み手も傷つけつつ、妙な爽快感がある笑いをくれる
    静岡ネタを、とことんまで掘り下げ、追及するってのが最大の魅力であるのは、読み手のほとんどが納得するところであるにしろ、そこに安定感を生んでいるのは、りん子の生き方に見える不器用さだろう
    しみじみと言う事でもないが、彼女は同僚の雲春や、母親の蘭子が突き進む、良い意味の適当さを見習うべき
    りん子は、彼らを自分勝手と言うが、傍目からすると、どっこいどっこいだ
    むしろ、融通がてんで利かない、りん子の方が扱い辛い。まぁ、その面倒臭さっつーか、足掻き方に愛着が湧くのも、やっぱり、事実だ
    当初に比べれば、彼女も少しは、険が取れてきたような気がしないでもない
    やっぱり、こんだけ、周囲にハチャメチャな人間がいれば、ぶつかりあい、磨き合う事で、いくらかは丸くなるのかな、人間
    このまま、魅力の一つであるツンがなくなっちゃうのは、少し寂しい気もするが、そうなったらそうなったで、違う魅力が生まれるに違いない
    あくまで、個人的な予想かつ期待だけど、今後は、もうちょい、恋愛ドラマ要素が増えてくれると嬉しい
    さすがに、前作の『初恋症候群』ほど、飲みやすいドロドロ展開は求めちゃいないが、雲春とりん子の距離感が、もうちょい狭まって、雲春がりん子を「女」として意識しないかな、と
    まぁ、色気より食い気の彼だから、りん子にドキッとしたのも束の間、静岡のソウルフードを食べたら、瞬く間に忘れちゃうだろうが
    ただ、この『ローカル女子の遠吠え』で、最も恋愛方面で進展すべきは、雲春とりん子ではなく、秋津さんに他ならない
    彼女を見ていると、どうしても、『川柳少女』の部長と重なってしまう
    頑張っているのに、空回りするどころか、予想もしていなかった最悪の状況に自ら突っ込んでいってしまう。歳に関わらずいるんだろうなぁ、こういうタイプの女性は
    しかし、ここまで拗れた秋津さんと付き合うのは、相当に度量のある男でなきゃなるまい。少なくとも、現時点で登場している男性キャラの中に、条件が該当する者はいない・・・・・・
    この台詞を引用に選んだのは、素直に感心したので。結局んとこ、人間、そう簡単にゃ、自分が分からない。様々なスタイルの違いを見せられ、悩んでも答えが出ないってんなら、まず、自分の前に立ちはだかる問題に向き合い、攻略する方が有意義ってことか。我武者羅になる事で、見えてくるモノがある

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