- Amazon.co.jp ・マンガ (114ページ)
- / ISBN・EAN: 9784832256927
作品紹介・あらすじ
瀬戸口みづき『きっと愛され女子になる!』第1巻
静岡の東部で愛を叫ぶ!?
さゆりは静岡東部で惣菜店を営む三十路女性。
美人だが、愛嬌がなく彼氏なし。
そんな彼女にキャバ嬢志摩が料理を教えてと頼みに。
理由は好きなお客さんに自分を好きになってもらうため。
だが志摩は料理の腕は全然だめで、さらに惚れっぽい。
二人は恋愛をできるのか!?
『ローカル女子』の作者が送る新静岡4コマ。
感想・レビュー・書評
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さゆりさんと志摩さんが、掛け合い漫才みたいで楽しいです。
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しぞ~か県人としちゃ、瀬戸口先生の新作が読めるのは嬉しい
今までよりも、そう強く感じるのは、『ちびまる子ちゃん』の作者である、さくらももこ先生がお亡くなりになったからか
突然の訃報に、私も相当に驚いたのだが、落ち着いた後に思ったのは、静岡県代表の漫画家の座は、瀬戸口先生もしくは『となりの妖怪さん』のnoho先生が継ぐべきではないか、ってこと
まぁ、その辺りは私なんぞが独断で決められる事ではないので、機会があったら、静岡の漫画読みとチャットで話し合ってみたい
これまでの作品もエッジが効き、切れ味が鋭いものばかりだが、『ローカル女子の遠吠え』の姉妹作に位置づけられているだけあって、パンチ力が高い
この『きっと愛され女子になる!』のWヒロインも、確実に、残念系ヒロインに入ってしまうタイプだ
さゆりは、料理のスキルがズバ抜けているけれど、愛嬌の類が致命的に皆無で、恋愛に対して臆病
志摩ちゃんは、笑顔が明るく、元気花丸印なのだが、惚れやすい上に、作る食事は人が食えないものばかり
どっちがマシかって質問できるレベルではない。ある程度の欠点なら、却って、可愛さに変えられるが、どっちも「やばい」って浅いコメントしか出ないほどじゃ、どうにもならない
異なる恋愛下手のヒロインらが、何だかんだで仲良くなっていく友情コメディだ、この作品は
女性の漫画読みの共感ポイントが多いってのは、結構な強みだと思うので、この路線のままで突き進んでほしい
男から言えることは、結果は上手く出ないにしても、頑張る女は良い、ってコトだ
過程と結果が、どっちも中途半端な輩ほど、片方だけを大事だ、と言うんだよな
人を感動させられるだけの努力を積み重ねる過程と、誰もが納得して賞賛してくれる結果、どちらも揃っている人間が最高に決まっている
できりゃ、(5)くらいまで出してほしいが、ハッピーエンドになるか、そうなりそう、と妄想できるラストであれば、次が完結巻でも受け入られるかも知れない
また、女子キャラだけでなく、男子キャラも「普通じゃない」トコが、瀬戸口作品の良い所
ハズレクジを自ら引きに行ってやる、一つ上のMである伊勢崎さんが、次巻以降で、どんな活躍をするのか、楽しみだ
この台詞を引用に選んだのは、そんな伊勢崎さんのカッコ良さが滲み出ているな、と思ったので
彼は意外に、友人が多そうだ。また、「兄貴」と慕う後輩も二ケタはいるだろうな
サラリーマンなら、出世は業務態度が原因でしないけど、革新的なアイデアと面倒見の良さで、社長に良い印象を与えていて、懐刀に起用されるかもしれん
伊勢崎さんと志摩ちゃんが結婚しちゃうってのは、如何せんベタかもしれんが、しっくり来るのも事実だ