ローカル女子の遠吠え (5) (まんがタイムコミックス)

  • 芳文社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・マンガ (114ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784832257627

感想・レビュー・書評

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  •  静岡ご当地ネタ満載のシリーズ五作目である。
     「おまえ放課後白糸の滝の裏来い」「これがほんとのマウント富士だなって」(P.4)「地方は都会の人を癒す観葉植物じゃありません」(P.8)と一話目から今回も飛ばしてくれている。
     どうでもいいが、最後の一言などはまさにローカル女子の遠吠えだろう。

     小夜の中山の夜泣き石のような遠州七不思議を皮切りに、国内市場を支える駿河湾の桜エビの不漁の話、長野と静岡の県境が綱引きで移動している話、豊臣時代の駿河城・浜松城が発掘されたことにワクワクそわそわするしぞーか県民の話、アルミパックでご飯が提供される給食のスタイル、ツナ缶全国シェア99%を占める缶詰王国静岡、海を渡る富士山号線、首都方面への新幹線通学補助など、今回もディープに静岡ネタが繰り広げられている。
     御前崎での水馬さんの嵐の熱演、富士登山ルート3776なるフルマラソンの距離感のガチ登山に挑む水馬さん、アルミパックの蓋にも富士山を描く水馬さん(これはスナックのママさんの妄想だけど)、山焼きを眺める水馬さんなど、水馬さんファンとしては彼女の活躍が目覚ましくて喜ばしい限りである。

     なお、今回から東部営業所所属、熱海の旅館生まれの新入社員天道ちゃんが登場している。
     彼女については顔出し程度だが、次巻以降は熱海にもスポットが当たっていくのだろう。楽しみなところだ。
     終盤に収録されている話で登場した西部営業所の穂垂主任もまた今回が初登場。同時に出演している小畑妹の杏も初登場だったはず。
     各営業所で物語を回せるようにキャラを配置していることが窺われる。陰っぽさのある色気に満ちた穂垂主任には期待したい。

     今回も楽しく読ませていただいた。星五つで評価している。

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