- Amazon.co.jp ・マンガ (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784832268982
感想・レビュー・書評
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978-4-8322-6898-2 144+2p 2010.10.22 1刷
○著者の作品集第2弾です 書き下ろしが1話あります。
この巻のみ読んでも第1弾と繋がりがないため楽しめます。『三日月の蜜』『一途な恋では』のみ百合作品詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作を含む短篇集。全体を通して「普通とは異なる恋物語」が展開される。
表題作は女の子同士の恋愛、であるがそれが前提となっているわけではなく、互いにノーマルであったのにひょんなことから恋人になってしまう、という変わった設定。そんな設定から相手への罪悪感から来る距離感や微妙な気遣いとすれ違いなど、女の子同士であること以外の「普通とは異なる」面を利用することで単なる背徳感だけでない微妙な感情が描かれるのが実に興味深い所。
掲載誌の制約か、コマ割は常に4コマ基調だが、少しずつ異なる絵で動きを重要視して見せたり相手にかぶる台詞の見せ方などの表現が効果的な印象。
他の作品は短編として非常に短いのが多いが、完璧な決着を見せずに間を切り取ってその先も話が続いていくという余韻を残す話が多い。特に、最後に掲載された「間接、直接」は後が気になって仕方ない。
個人的に好きなのは「今夜は七夕」。彦星といえば相手に織姫がいるが、そこにあえて彦星側にいるお世話役の心情を中心に描く発想が非常に面白い。 -
百合好きにおすすめしたい一冊。表題作の「三日月の蜜」は、軽いノリでイチャイチャではなく背徳的な雰囲気。だがそれがいい。むしろそうでなくては。
後半の短編は人外や姉弟などの許されない恋愛が多く、どれも素敵でした。リアルな芋虫が可愛く思えるとは。 -
表題の百合話目当てに読みだしたので他の方がつけていたタグの【人外】に何ぞ?これと思っていたのですが後半は確かにそういう掌編集でした。
4コマ漫画誌連載だからなのかほとんど登場人物ふたりの対話シーンで構成されていて単調なのですが、物語の切り取り方が的確で短いページ数なのに奥行きを感じさせる良作短編集だと思います。
ただ、どれも本当にあっさりとした終わり方をするので物足りない感じがします。ええ、もっと読ませろ百合話をってだけなんですけどね。 -
読んだんだけど印象に乏しくてもう忘れそう。
一番良いトコロで終わっているな、というのが感想。 -
青虫がかわいいと思えるのは多分この作品だけだと思います…。
全体的にぱっと見ほのぼのな作風ですが、
残酷だったり物悲しかったりと中々一筋縄ではいかない作品ばかりです。
感想詳細
http://d.hatena.ne.jp/rain202/20110112/p1 -
二冊目の短編集です。題名の作品を主にほかの短編集ですね。
カバー下の書き下ろしも見ましょう。作者さんの妄想が見れます。(笑) -
絵とストーリーはほんわかな感じなんだけど、時々ブラックな部分が見え隠れするのがうまい!
続きが気になるよーってのも多々あり。