願い叶えたまえ (3) (花音コミックス)

著者 : 西田東

• 芳文社 (2006年8月29日発売)

感想・レビュー・書評

[hitsuiさんの感想 · 2016年5月15日]

最後の最後までどうなるか分からない展開にドキドキしながら読みました。泣けた。聖母のような祐介と粗暴で生と死のギリギリのところを生きているような深見、二人の間には純愛しかないのに、肉欲だけのセックスしか出来ない関係が切ない。いつか深見は自分の生きてきた道と身体に染み付いた性を思い出すかもしれないし、実際にあのラストの描写はそう解釈出来るのかもしれない。それでも深見は祐介を選んだのだとハッピーエンドを願わずにはいられない。どうか工藤の願いが叶いますように(T^T)

[Kさんの感想 · 2013年12月30日]

極道×ピアニスト

[pompom456さんの感想 · 2013年11月10日]

絹川が報われない想いを寄せる若く美しい暴力団幹部・深見は、敵対する有島に陵辱された。引きずり出された肉欲に苦しむ深見は、絹川に肉体だけの関係を求めるが、薬に溺れ精神の均衡を崩した深見は、次第に自らを痛めつけるかのように抗争に身を投じていく!!　ピアニストとヤクザ、怒涛のトゥルーラブロマンス遂に完結

[蛙子さんの感想 · 2013年3月12日]

重すぎた・・・。

[hotarufujinoさんの感想 · 2013年2月28日]

腐女子ほぼ引退状態のわたしにとって今や作家買いできる数少ない漫画家の西田東。ウマヘタ？系の絵とシュールなギャグは好みが別れるでしょうが、男に夢を見ないリアルさが、究極のファンタジーたるBLとさりげなく融合してるのが面白い。サラリーマンもの、たしかにワンパターンに感じるときもあるけど、安定クオリティで安心して読める。
ヤクザとピアニスト・・・いいけど、ちょっと痛いシーンも。

[なつこさんの感想 · 2010年6月9日]

タイトルがコレでヤクザもの、ときたら、そりゃあもう哀しく切ないだけの話なのかと思って読んだみたら、独特のギャグが多くてびっくり。というか、すごいなこの色々な意味で個性的なセンス！しかし物語は厚みがあって面白かった。苦しいだけでもなく、切ないだけでもなく、笑えるだけでもなく、その按配がとても上手い。

[nana-oさんの感想 · 2010年4月30日]

ケーキ屋のピアニストとヤクザのお話完結。
たどり着いたようようのハッピーエンドに、安堵したやらベッコリへこむやらで憔悴していると、そんな余韻など吹き飛ばすあとがきふしぎ漫画で毒気を抜かれる西田式

最後の最後、変態野郎だのエロじじいだのと散々称されていた中年ヤクザ・有島社長が一番格好良かったのに痺れました。啖呵切るとこ超かっこいい

[BL用さんの感想 · 2010年2月4日]

ピアニスト×ヤクザ
シリアス要素強 完結

[とびきちさんの感想 · 2009年12月12日]

前半は、やるせない。後半は、くるしい、せつない、やりきれない。でもこの関係が二人にとってベストなんだろうな・・いちおうハッピーエンドだし。
あと、例によってあとがき漫画が最高すぎるｗ「スーツとメガネとツンデレなインテリマッチョオヤジフォー！！※メガネ攻のオヤジ受」

[ざじさんの感想 · 2009年11月11日]

無自覚な「受け」と言う面で、深見のフェロモンは十分BL的だ。
深見自信は理性でそれを否定し続けて生きているが、その手の雄を強く惹きつけ、また、本能の抗い難い部分に刷り込まれた肉欲に必死で抵抗している。痛々しいまでの自分の中での闘い。作中、深見と祐介は決して愛情細やかでない肉体関係しか持っていない。
初体験からあんあん言っちゃうような、そう言う架空の性ではなく、生々しい、雄の性欲が描写されている。そこに萌える。射精する為には手段を選ばず、と言った、雄の本能みたいな。
慟哭と、再生の物語。