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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784832817043
感想・レビュー・書評
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アイヌ神謡集に沿ってアイヌ語の文法をかなり詳しく解説する内容だが、アイヌ語の文法そのものを順序立てて体系的に学ぶ教科書でもない。言い換えると、高校の英語のリーダーや古典の教科書と同じようなスタンスで書かれている。
当初期待していたような、アイヌ文化や背景をよく知らない読者に向けた解説内容は限られているのが少し残念ではある。
とは言え、知里幸恵の最後の手紙や金田一京助の著作の一部の掲載には感情を大きく揺さぶられる。この部分を神謡集と一緒に、読めるこの本はお勧めしたい。
また、「はじめに」での中で既刊の神謡集の誤りの指摘があるのにも注目。本気でこの神謡集を読む人は他の本と比較してみるのが良さそう。
アイヌ語の文法については、いかに日本語や英語とかけ離れていて、本格的に体系的に理解するのは相当難しいと思い知った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知里雪惠さんのアイヌ神謡集
柳田國男、金田一京介との関わり。
北海道から東京へ上京して文字通り命をかけて伝えものに心震えました。
アイヌの信仰をそれほど理解をしていなのでよくわからないのですが、めでたい席のシーンによく登場する「御幣」
。それも木で作られ、太刀などを装飾するものも残っているようだ。
とても気になります。
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