本能寺の変 四二七年目の真実

著者 :
  • プレジデント社
3.85
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本棚登録 : 158
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419062

作品紹介・あらすじ

光秀の謀反、あの「怨恨説」は本当なのか!?信長は、なぜ、あれほど無防備だった!?家康の奇怪な行動、その裏には何が!?秀吉の「中国大返し」、大成功の不可解!?光秀の子孫が解き明かす「本能寺」の謎、驚愕の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでるはずなのに登録してなかった…。
    「本能寺の変はなぜ起こったか」(津本陽)を読みながら、「本能寺431年目の真実」は落ち着いた書き振りだったなぁとおもったのでした。

    角川の新書の棚

  • 目次
    七つの謎ープロローグ
    第一部 作り変えられた歴史
    第一章 誰の手で史実は歪められたか
    第二章 通説とは異なる光秀の前半生
    第三章 作られた信長と光秀の不仲説

    第二部 謀反を決意した真の同機
    第四章 土岐氏再興の悲願
    第五章 のぶながが着手した大改革
    第六章 盟友・長曽我部の危機
    第七章 衝撃の「家康潰し」計画

    第三部 本能寺の変は、こう仕組まれた
    第八章 二つの企て
    第九章 信長が導いた謀反同盟
    第十章 家康の謎の策動
    第十一章 手際がよすぎる秀吉の「中国大返し」
    第十二章 光秀の苦悩、そして滅亡

    第四部 新説を裏付ける後日譚
    第十三章 フロイス証言の真偽
    第十四章 家康が遺した暗示

  • 4.0 著者は明智光秀の末裔。『本能寺の変』の謎に物証を集め論理的に新たな説を唱えています。筋が通っていて納得です。この本を原作に大河ドラマでやったら面白いのに。

  • 少し前に、同じシリーズの最新本を読んだので、少し退屈した。この著者の方の話は、筋道が通っていて、説得力があるんだなー。思わず、うんうん、なるほどと思ってしまう。

    でも、最新本と違って、あれ?ここ人の気持ちを強引に読み過ぎじゃない?という点は少しあった。しかしなぜか、最新本より読みやすく、後ろの年表は理解しやすかった。

  • メインとなるアイディアは、なるほどと思えるもので、本件に関するいろいろな仮説の中では、好感が持てる仮説でした。歴史に関する仮説は、自然科学のそれと違って検証が難しいと思いますが、今回の仮説も、好感は持てるものの検証する、立証するという面では、かなりの困難さを感じました。真実はこれと決めきれないおかげで、諸説が入り乱れて面白いのかもしれませんが、この手の本を読むとすっきりしない読後感が残ります。現在、周知されているお話が、事件から随分後に当時の権力者の都合により、創作されたものであることは改めてよく認識できました。

  • 物事の本質を掴み取ろうとする場合、「仮説」とそれに対する「検証」は基本です。本書の場合、一番重要な仮説は、信長は本能寺にて盟友家康を騙し討ちにする企てがあったということです。残念ながら、この部分の検証が耐えらるものになっていません。歴史書ではなく、エンタテイメントです。

  • (2014-09-18L)(2014-11-15L)(2015-01-10L)面白かったけれど、人名がなかなか把握できなくて…。時間かかったなぁ。

  • 明智家の子孫という人が書いている。氏族の生き残りの面から本能寺の変を読み解くのが新しい見方。範疇は将来への不安と陰謀の範囲内。確証もないので状況証拠と推察の域を超えないけれど、面白い視点です。

  • 明智光秀の子孫が検証した本能寺の変。
    巻末の参考文献の数、本文中の文献の引用の多さからいって、非常に緻密に史料を検討された上で書かれた本だと思う。
    しかし「違いありません」「〜ではないでしょうか」という文言があまりにも多く話の信憑性に水をさしているように感じる。
    まず通説を明示した上で一つずつトピックスを絞り、「客観的にみて矛盾すること・その裏付け」「そこから類推できること」を分けて記述し、後者をいっそ小説のように仕立てたほうが良かったのではないだろうか。
    人の目を引く文章ではなくなるかもしれないが、より信頼できると思わせる文章になると思う。

    内容としては、一本筋が通り納得のいく説となっている。
    曰く、光秀の謀反は単独でなされたものではなく家康らとの謀略あってのことで成功の確証があった。秀吉が光秀の謀反を利用し天下を取った、と。
    しかしやはり通説・史料・通説への反論・類推できる事実・そこから考えられる関係各人の思惑が渾然一体と記載されているため、頭の中でそれらを分類しながら内容の整合性を検証する必要があり読みにくかった。

  • 明智光秀の子孫という方が書いた本能寺の変。
    一瞬トンデモ系か?と思わなくもない組み合わせであるが、中身は歴史研究に沿った正当派だった。
    朝廷陰謀説やイエズス会暗殺説といった最近はやりの謀略モノではなく、地味ではあるが当時の光秀をはじめとした武士のアイデンティティを中心に、歴史的書物に書かれた客観的な記述と絡ませながら真実を探っていくスタイルである。

    「氏の長者」というものの責任、それと信長はすでに封建領主としての視点ではなく中央集権国家の専制君主の視点で織田家の戦略を考えていたと思われるところから発する、地方方面軍司令官として扱いと封建領主という自己認識の齟齬。この辺りを光秀の決起の理由としているが、なにぶん本能寺の変を起こした後の度重なる想定外の連続、そして鳶に油揚げを攫われた山崎の合戦の始末と、本能寺の変を起こすまでの検証は説得力もあるのに、起こした後の始末がなにゆえあそこまで思うように進まなかったのか?という事後処理の検証が甘いような気がする。

    あえて、明智氏の子孫を語った上での導入部といい、この事後処理の検証の甘さといいご先祖様のやむにやまれぬ決起の理由を述べたかったのかなぁ?と下衆な勘ぐりをしてしまいたくなるような終わり方であった。

    ですが、本能寺の変までの検証はけして突飛なものではなく、さもありなんと思わせる面白さがあります。

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著者プロフィール

1947年生まれ。明智残党狩りの手を逃れた光秀の子・於寉丸の子孫。慶應義塾大学大学院修了後、大手電機メーカーに入社。情報畑の経験を活かした「歴史捜査」を展開し、精力的に執筆・講演活動を続ける。

「2019年 『完全版 本能寺の変 431年目の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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