- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833419062
感想・レビュー・書評
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どんどんと読み進めれる一冊
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目次
七つの謎ープロローグ
第一部 作り変えられた歴史
第一章 誰の手で史実は歪められたか
第二章 通説とは異なる光秀の前半生
第三章 作られた信長と光秀の不仲説
第二部 謀反を決意した真の同機
第四章 土岐氏再興の悲願
第五章 のぶながが着手した大改革
第六章 盟友・長曽我部の危機
第七章 衝撃の「家康潰し」計画
第三部 本能寺の変は、こう仕組まれた
第八章 二つの企て
第九章 信長が導いた謀反同盟
第十章 家康の謎の策動
第十一章 手際がよすぎる秀吉の「中国大返し」
第十二章 光秀の苦悩、そして滅亡
第四部 新説を裏付ける後日譚
第十三章 フロイス証言の真偽
第十四章 家康が遺した暗示 -
4.0 著者は明智光秀の末裔。『本能寺の変』の謎に物証を集め論理的に新たな説を唱えています。筋が通っていて納得です。この本を原作に大河ドラマでやったら面白いのに。
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読むのに結構時間がかかった。
この時代で疑問に感じていたことについて新たな可能性を提起されて面白かった。
ひょっとして、信長はもっと優しい人だったかも。 -
Facebook広告うるさいなーと思ってたらそのうち気になって読み始めた、明智光秀の末裔による本能寺の変の解釈本。この手の本は初めてなのでどれくらい新規性があるのかはわからないが、きちんとした筋でいろんな事象を説明できていると思う。
著者が企業経営者ということで、「誰がどういう思惑でどんな行動をとったのか」が丁寧に書かれており、ビジネス書っぽくも読める。あの時代に起きていたことが奥行きをもって色鮮やかに迫ってくる感じが面白い。
光秀の子孫の中には、逆賊のそしりを恐れて400年以上長男「だけ」にその事実を語り伝えてきた家もあるらしい。家や血筋が今を生きる人間を規定するとは思わなかったけど、そんな時間感覚の中で生きる人たちにとっては確かに実際的な意味を持つのかもしれないと思った。