トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか

  • プレジデント社
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レビュー : 181
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419369

作品紹介・あらすじ

戦略とは捨てることなり。iphone、スターバックス、COACH、キンドル、フェデックス、新聞、格安航空会社、ATM…大成功してのち大失敗した商品、大成功しそうでしなかった商品、すべて「トレードオフ」で説明できる。

感想・レビュー・書評

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  • 上質か手軽か、どちらかでなければならず、どちらでもない「不毛地帯」にいてはいけない。便利な概念だとは思うけど、第1章だけ読めばいい。
    最初は切れ味が良いと思うが、テクノロジーの進歩やターゲットの選び方などでどんどん相対的になっていき、「あとづけでどうとでも取れるんじゃないのか?」と思ってくる。
    とくに、インサイトといえばいいのか、消費者がなぜその商品を選んだのかにかんする洞察が薄っぺらい。iPhoneは空港のチケット受取り行列でできるやつと思わせるから、電気スーパーカーは無音でハリウッドのパーティーを後にすれば格好いいから。むろんおどけてそれを言っているのだろうけど、それじたいが、なんかオヤジギャグのようなセンスの悪さを感じる。
    あと、本について「上質」を目指さなければならないと最後に多少ロマンチックに力説しておきながら、本の表紙で著者名よりも、「ビジョナリー・カンパニー」の著者のジム・コリンズ(が絶賛し序文を書いていること)のほうが大きく出ているのは、いただけないね。

  • サブタイトルにあるように「上質」をとるか、「手軽」をとるかの指南書
    そのどちらでもない状況を「不毛地帯」と呼び
    そのどちらも手にしようとすれば「幻影」となる
    本書でしつこいくらいに説いているのがそのトレードオフ(二者択一)であり
    上質かどうか、手軽かどうかの基準は、テクノロジーの進歩によって絶えず引き上げられていく

    興味深いのは電子書籍も電気自動車も新しい産業の始まりは手軽とも上質とも呼べない不毛地帯からのスタートであったこと

    本から離れ現在の吉野家・すき家・松屋による牛丼値下げ戦争は手軽の戦いと言えます
    どこか一社でも上質への経営転換をしない限り牛丼業界は不毛地帯から脱出しないのではないか?

    検索エンジンで見ると
    Yahoo!はホームページから知りたい情報を網羅しています
    Googleは検索窓ひとつだけの極めてシンプルな構造でしかない
    そのどちらにも住み分けがキチンと出来ていて新しいイノベーションを見つけない限り他社の付け入る隙がないのである

  • 上質とは愛される事であり、手軽とは必要とされる事である。

  • 手軽さを取るか、上質を取るか。中途半端は一番良くない。戦略とは捨てること。

  • 上質さと手軽さ。
    目指すべか方向のヒントが沢山盛り込んであります。

  • 13.8.17 プレジデント 2013.8.12号

  • ジム・コリンズの本かと思って手に取ってしまいました。この装丁は限りなく詐欺に近いと思います。

    内容はというと、「フラット化する世界」ほど難しく書いてないけど、ビジネス界でいま起きている現象を一通りおさらいするにはいい本です。こうした本は陳腐化しやすいので、早めに読みましょう。

  • 上質か手軽かのどちらかを極める事が最も効果的なブランディング手法だと言う事を、欧米の良書らしく多数の事例紹介とともに繰り返し発信していておもしろい。iPhoneもこれからの戦略次第ではあっという間に「不毛地帯」に陥ると予測していて興味深い。ただ、巻末解説(内田和成氏)の数ページが最も簡潔でまとまっている。

    ・リーダーはなにをすべきかだけではなく、何をすべきでないかにも細心の注意を払う
    ・上質の頂点か、手軽の頂点か、どちらかひとつの軸で一番になれば市場に君臨できる
    ・人とのつながりを代表する社会的な価値は何よりも大きな意味を持つ
    ・上質=経験+オーラ+個性(愛されるか)
    ・手軽=入手しやすさ+安さ(必要とされるか)
    ・新しいテクノロジーは既存の成功商品の10倍の上質ないし手軽さを実現しない限り世の中の注目をひくことはできない
    ・手軽さはオーラや個性を打ち消す役割を果す
    ⇒アウトレットでの値引きを繰り返すCOACH
    ⇒ラグジュアリー業界のマクドナルドはありえない
    ・目的のはっきりした撮影と、身の回りのふとした瞬間をカメラに収める行為は根本的に異なる市場を形成している
    ・モバイルで大切なのは上質さではなくつながりを生む力
    ・オーラ依存ビジネスは儚い結果に終わる可能性が高い
    ⇒クロックス
    ・「上質と手軽」の選択5箇条
    ?テクノロジーの進歩を見落とさない
    ?目新しいかどうか、時流に乗っているかどうかよりも、上質と手軽のさじ加減が大事
    ?上質と手軽のどちらをどれだけ重視するかは顧客層ごとに異なる
    ?商品やサービスを小さく生むと、小回りが利くためテクノロジーの進歩や競合他社の動きに対応しやすい
    ?新しいテクノロジーは必ずと言っていいほど不毛地帯で産声をあげる
    ・オープンソースモデルのオンライン教科書に可能性を感じる(共感)
    ・「グーグルが世界最高の教授陣100人を引きぬいてサイバー大学を開校し、広告を収入源にして学費をタダにすれば高等教育の世界をいとも簡単に揺るがせるだろう」
    ・本は物理的な媒体というよりも書き手の精神世界への扉だ
    ・キンドルのメインユーザーは40〜50代

  • 自社サービスに照らしながら考えると面白い。なぜこんな機能がないのか、上質さあるいは手軽さがないのか、これらがトレードオフにあり、両立を目指しても互いに打ち消しあう。対処としてはブランドを分けることが想定される。

  • 「上質」or「手軽」は、個人の生き方(稼ぎ方)にとっても、1つの指針となりうると思う。2つを両立させようとすると破綻する。

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