フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833420099

作品紹介・あらすじ

フューチャーセンターは、北欧の知的資本経営から生まれた、「未来の価値を生み出すセンター」です。その後、欧州内の公的機関に広がり、複雑な問題をスピーディに解決するために、多様な専門家やステークホルダーを集め、オープンに対話する場として発展しました。日本では、人口減少・市場縮小の閉塞感を乗り越えるための、企業や大学のオープン・イノベーションの場として、また未来に向けた市民参加の街づくりの場として、期待が集まっています。

感想・レビュー・書評

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  • 「フューチャーセンター」とは組織を超えて多様な背景を持った人々が集まり、未来志向で対話し、創発的なアイデアを協調して実行していく「常に開かれた場」であるという。求められるのは、「あそこに行けば、いま抱えている課題を解決できそうだ」という期待感であるが、それは他者に依存しての解決ではなく、そこでの交流を通じて空間全体にイノベーションが生じる、というプロセスでもある。そうした場では予想もしていなかったステークホルダーとの出会いが生まれ、未来への知的資本の蓄積を通じて自身の人格を見つめなおす場ともなる。

    フューチャーセンターで創造的なアクションが生まれるために必要な要素としては「ファシリテーター」「方法論」「空間」「ホスピタリティ」の四つが挙げられる。逆にいえば、この四つがそろえば、会社の食堂やまちなかの広場もフューチャーセンターたり得る。しかし、これが恒常的な場として持続性を得るためには、その場を設計し、そこに集まる人たちを統合する「ディレクター」の存在が不可欠である、と本書は説く。

    創造的な対話を生み出す手法として、グループ作業型のワークショップや交流による協働を啓発するワールドカフェといった手法や形式が用意されている。フューチャーセンターは、そうした手法や形式が理想に沿った形で機能的に動き出すための、演出の場である。ファシリテーターを志す人は、会議の中身が円滑に進行し協調性を生み出す、という短期的な目的を超えて、場の設計と持続的な運営という長期的な目的を果たす役割、「ディレクター」までもある程度こなせることが求められそうだ。「総合的にデザインする」苦しみと楽しみこそが、ファシリテーションをこなす本質であろうから。

    現場での実践的な部分では、「参加者全員を主役にする」という見地に「なるほど」という思いを強くした。「ファシリテーターが一人ひとりを唯一の人として接することで、場のつながりが大きく変わる」という精神が、フューチャーセンターを成立させるための要素のひとつである「ホスピタリティ」にもつながる。「フューチャーセンター」そのものを、すぐに自分の地域に作ることはできなくても、本書からファシリテーターとして学べることは多い。テーマ同様、未来志向での発展を読者本人に自覚させる書物であると言えよう。

  • 本書を読了して、改めて感じたのは、フューチャーセンターは対話(ダイアログ)で終えるのではなく、プロトタイピングの過程を経て、複雑な課題を解決することである、ということ。

    企業間フューチャーセンターの活動を続けてきて思うのは、課題“解決”する気づき&ヒントや、課題“発見”(発明)する気づき&ヒントを、その場限りにするのは、財産を捨てるようなものだということ。誰もが社会善を探求すべく課題意識を抱いて集まっているのだから、その気持ちだけをシェアして終わるのは、やっぱりもったいない。企業人として、企業の中だけで解決できないことが増えてきて、この場に参加している訳だし、やっぱりアクションにつなげることを忘れてはならないと思い続けています。

    対話(ダイアログ)だけで終わるのも否定はしないけど、それだけじゃ何も変わらないし、変えられない。だからこそ、「アクションにつなげていこー!」って思い返せた一冊でした。ありがとうございました♪

  • 期待していた内容とはちょっと違った。

  • フューチャーセンターの解説書
    結構昔からあるんですね

  • ”CSCW→ナレッジマネジメント→フューチャーセンターへと取り組み対象を変革させてきた野村恭彦さんの渾身の一冊。フューチャーセンターとは何か、その可能性は?といった質問へ大いなるヒントを与えてくれる。次のフレーズには「なるほど!」と思えた。
    ---
    <b>私がフューチャーセンターに惚れ込んでいるのは、新しい商品やサービスを生み出す企業イノベーションのワクワク感と、世の中にある問題の解決をめざした社会イノベーションのホカホカ感が、両方同時に味わえるところです。</b>(p.47)
    ---

    僕はまだフューチャーセンターの真の力を理解(腹落ち?)できていないけど、人×智慧のつながりから新しい何かが生まれる、という可能性には共感できる。イノベーションが生まれる瞬間に立ちあえれば一気に認識がかたまりそうなので、今後も機会をみつけて参加していこう。
    #まずは、関内mass×mass、コクヨエコライブオフィス に足を運ぼう。


    <読書メモ>
    ★私にとってフューチャーセンターのもっとも重要な要素は、力を結集して行動を起こすことへのこだわりである。解決すべき問題、実現すべき可能性を見つけた人が外部の人間に協力を求め、多様性に富む背景、経験、意見を持つ人々を集める。これらの人々の関係性を構築し、信頼を育成し、意見を共有し、知識と洞察を結集するためにダイアログをはじめとするメソッドを活用する。そこから徐々に新しいものがうまれてくる。それは一人一人では決して思いつくことのなかったものである。このプロセスにこそフューチャーセンターの可能性がある。(p.4-5)

    ・フューチャーセンターは、「対話のための専用空間」でもあり、「人と人とのつながり」でもあり、「企業や社会の変革装置」でもあります。(p.11)

    ・企業がフューチャーセンターに取り組む理由には、次の三つのレベルがあります。
     レベル? 企業の中に対話の文化を育みたい
     レベル? 組織横断でスピーディに問題解決できるようにしたい
     レベル? 社外ステークホルダーとともにイノベーションを起こしたい
     興味ふかいことに、どのレベルの問題意識から入っても、結局同じようにレベル?から順にレベル?まで辿っていくことになります。なぜなら、レベル?がなければ?はなく、レベル?がなければ?はないからです。(p.34-35)

    ★「どうやったら他の社員の意識を変えられるか?」という問いを捨てて、「自分は新しいパラダイムに変われるだろうか?」「このアプローチを成果が出るまでやり抜く情熱を持ち続けられるだろうか?」と自分に問いなおしましょう。他人を説得することを手放すと、自分自身がやらなければならないことがまだたくさんある。(p.37)

    ★私がフューチャーセンターに惚れ込んでいるのは、新しい商品やサービスを生み出す企業イノベーションのワクワク感と、世の中にある問題の解決をめざした社会イノベーションのホカホカ感が、両方同時に味わえるところです。(p.47)
     #ワクワク感とホカホカ感!!

    ・どうスタートさせればよいのでしょうか。それは、「目的を再定義する」ことを最大の目標に据えることです。もし「儲かるのか?」と問われたならば、「儲けようと思うから儲からないんです。市場は縮小しているんです」と正面から受けとめましょう。そして、「社会的インパクトを必ず出します。企業価値を高めます」と続けて言い切ります。目的を儲けることから企業価値を高めることへ定義しなおすのです。あくまで正論を貫き通すことで、イノベーションの種が窒息しないよう、空気穴を開けておくことができます。(p.49)
     #すごい。ここまで価値を信じているから、エヴァンジェリストになれるんだよな。

    ★フューチャーセンターには、きわめて強力な「思想」があります。「世界観」と呼んだほうがしっくりくるかもしれません。その世界観とは「世界は私たち一人ひとりの関係性でできあがっている」というものです。(p.54)
     #名言! I agree!

    ・フューチャーセンターを成功させるための必要条件として、戦略、方法論、空間、ファシリテーション技術など、多くの要素があります。しかし、その成否を分かつのは、フューチャーセンターを立ち上げるリーダーの、「賢慮に基づく人間力」になるでしょう。具体的には、「卓越したよい目的を設定し、よい場をつくり、本質を洞察し、各ステークホルダーにとっての個別具体の文脈をセットし、矛盾を乗り越えるファシリテーションを行う」ことです。これができるリーダーがいなければ、フューチャーセンター・セッションで創発を起こすことはできません。(p.58)
     #納得だが、とても高いハードルに思える…。

    ★フューチャーセンターの6つの原則(p.60-61)
     ?フューチャーセンターでは、想いを持った人にとっての大切な問いから、すべてが始まる
     ?フューチャーセンターでは、新たな可能性を描くために、多様な人たちの知恵が一つの場に集まる
     ?フューチャーセンターでは、集まった人たちの関係性を大切にすることで、効果的に自発性を引き出す
     ?フューチャーセンターでは、そこでの共通経験やアクティブな学習により、新たなよりよい実践が創発される
     ?フューチャーセンターでは、あらゆるものをプロトタイピング(試作)する
     ?フューチャーセンターでは、質の高い対話が、これからの方向性やステップ、効果的なアクションを明らかにする

    ・そこでのディレクターの役割は、活を入れるところから始まるべきかもしれません。(略)つまり、解決すべき問題を自社都合、自分勝手な問題設定から、より高い社会的テーマに引き上げるのです。そこでもし、「私としては、スマホが売れることよりも、家族の絆をもっとサポートできないかと思っているんです」といった想いが引き出せたなら、そこから一気に世界が開き始めます。(p.69)

    ・図:FCセッション・デザインの焦点(p.82)

    ・図:オフィスをフューチャーセンターにする(p.122)

    ★フューチャーセンターのおもてなしには、ワクワク感を高めること、あたたかく迎えられたというホカホカ感を味わえるようにすること、主体的に参加できたという「参加した感」を満たすこと、などがあります。(p.128)
     #参加した感、いいね?!

    ・コミュニティ中心経済の10原則(p.134)

    ★どうすればフューチャーセンターで対話されたことが、実行に移されるのでしょうか。経験的に私自身が感じている「アクションにつながる要因」は、次の三点です。
     ?課題提起者が本気であること
     ?実行力を持った参加者がいること
     ?ファシリテーターが強い意思を持って関わること
     (p.140-141)

    ・本書のまとめ(p.157-)

    ・フクロウ● たしかに、突然未来のことを話しだすとおかしい人と思われますよね。でも、場をつくるだけで、みんな突然語り出します。普段はおとなしい人が、驚くほど饒舌になりますよ。逆に言えば「話を引き出す装置」が、日常には本当に足りないんだと思います。(p.172)
     #森の座談会にて。これ、よくわかる。そして、こういう場をつくっていきたいな。企業にも、地域にも。


    <きっかけ>
     本屋で出合い、遅まきながら購入。
     バズワードっぽい扱いが落ち着いてきたこれからが、きっと本当の普及期になるはず。”

  • フューチャーセンターとはなにか。日本で行う上での実践のポイントはなにか。一般論だけではとどまらない実践者ならではの本である。


  • ワクワクしてくる、ファシリテーション(?)より、ちょっと広義な、解決策。
    ふわ〜っと書いてあるから、ふわ〜っとしちゃうけど。
    「ザ・ファシリテーション」みたいな感じかな。


    ○典型的な活動
    10年から数十年後の社会の姿を具体的に描き出す”未来シナリオ”
    それらが、全部起こるかもしれないとしたうえで、戦略をたてていく

    ○原則
    あらゆるものをプロトタイピングする

    ○参加者
    長老:最後のコメントをお願いします
    キング:地位の高い人
    若者:最年少で紹介しかわいがってもらうよう促す

    ○日本は天然資源が少ない国
    世界中から資源を買ってきて加工することを重点にしてきた。
    自ら問題を提起することが苦手になってしまった。

    ○自らの人脈の狭さに愕然とする。。。
    たくさんのコミュニティに属すようにしよう。
    集まった人たちとの関係性を大事に

    ○フューチャーセッション
    は、基本的にオープンに参加も扉をひらいている

    ○用語
    ・未来シナリオ
    『ビジネスのためのデザイン思考』
    ・未来スキャニング
    『東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた』
    ・対話
    『「対話」がはじまるとき-互いの信頼を生み出す12の問いかけ』
    ・ワールドカフェ
    『ワールドカフェをやろう!』
    ・OST(オープンスペーステクノロジー)
    『オープン・スペース・テクノロジー - 5人から1000人が輪になって考えるファシリテーション』
    ・AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)
    『ポジティブチェンジ - 主体性と組織力を高めるAI』
    ・フィッシュボウル
    『ゲームストーミング - 会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム』
    ・デザイン思考
    『デザイン思考が世界を変える - イノベーションを導く新しい考え方』

  • フューチャーセンターは全員参加で対話をし
    ながら、アイデアを創出し活動を通して相互
    学習をして、自分に出来る事を行う。対話は
    一緒にやりたい事や目指したい方向性を共有
    する。協調的アクションを取り、異質なモノ
    も取り入れる。ファシリテーションを行う時
    は、皆が緊張していればテンションを下げ、
    緊張が無ければ、ハリや高まりを与えるよう
    にする。自社都合でなく、社会的テーマを見
    る。

  • 待望のフューチャーセンターの解説書!

    <目次>
    第1章 フューチャーセンターとは何か
    第2章 フューチャーセンターの思想
    第3章 フューチャーセンター・セッションを開く
    第4章 開かれた専用空間をつくる
    第5章 フューチャーセンターによる変革
    森の座談会 フューチャーセンターがもっとよくわかる

  • 【由来】
    ・「経営戦略全史」のP307。

    【期待したもの】
    ・自分の得意分野かも、と思って。

    【要約】


    【ノート】
    ・参考にはなるけど、自分の持っているイメージとは部分集合。

    【目次】

  • フューチャーセンターって、なんだろう?良くきくけど、要するにいろいろなワークショップをやる場所?というくらいの認識で読んでみた。
    結果として、それ以上の理解が進んだのかは不明だが、そんなのあったらいいのにな〜的な感覚はとても伝わってきました。
    そして、ここで示されるファシリテーターというか、フューチャセンターのディレクターの能力というあり方というかのレベルの高さは、なかなか難しいものあるな〜、と思う。でも、自分もファシリテーターとしては、こういう感じになれれば、いいな、と理想形を見せていただいた感じかな?

  • 人が創造的な話のできる場作りの話。
    未来の自分は何をしているのかを考えることで未来を予測する。
    課題を社会的問題解決の視点まで高めること、ネットワークで社会を変えていくことが役割。
    誘うときに理由を伝える。あこがれの人を呼ぶ、否定しないが会議で重要。
    参加者一人ひとりを唯一の人にする。最年少、最高齢、有名人。有名な人はみんなに紹介し、ハブになってもらう。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784833420099

  • 新しいシゴトのかたちとしてのフューチャーセンターという考え方はよく理解できました。しかし実現の可能性というのが今一つピンとこないというのが実感。

  • 「対話をイノベーションにつなげる仕組み」という副題に興味を持ち購読。創造的なワークショップのファシリテーションという機能を提供し、そこで「対話」や「アイディア創出」という活動を行っているのがフューチャーセンターの定義。デザインシンキングやワールドカフェ、OSTなど、様々なやり方が考案され実施されているが、これは、問題が複雑化していたり、専門家単体では解決できなかったり、より知的かつ長期的な視点で発想や企画しなければならないという状況の現れなのだと思う。また、企業、行政、NPO、老若男女が集って一つの問題解決を行うべき事柄が増えているということもあるだろう。フューチャーセンターはその解決のための仕掛けと言えるが、単なるディスカッションやゲームの場にならないような工夫をする必要がある。いずれにしてもこれがあれば問題解決!と考えてしまうとハコもの行政と変わらず思考停止状態。本当は、いいフューチャーセンターを作ろうよ、というところが、解決の一歩目なんだろうと思う。起業に関するフューチャーセンター的な場がSFCでできないか検討してみよう。

  • フューチャーセンターという、新しい対話・創発の場の入門書。

    多種多様なバックグラウンドを持つ人を集め、未来志向でアイデアの幅を広げる。
    そして、それをアイデアだけで終わらせず、実行可能な人的ネットワークも生み出す仕組み。

    フューチャーセンターの特徴や、何を志向しているかは本書を読めば頭で理解できる。
    でもその効果のほどは、きっと体験してみないと理解できないし判断できない。
    今度参加してきます。

  • 去年ボランティアで関わってた仕事でかなりしんどい想いをしてた時に”フューチャーセンター”なるものを知り、詳しく知りたくて買った本。

    「対話をイノベーションにつなげる仕組み」それがフューチャーセンター。人々が安心して相手の意見に耳を傾け、突っ込んだ会話や革新的な対話を交わせる場所であり、思いもよらない新しいアイデアが生まれる場でもある。

    対話の新しい形として、すごく可能性を感じた。まだ読んでる途中でそのままになっているけど、いつかフューチャーセンター機能をもったコミュニティスペースを作りたいので必ず読み終えます。

  • 本書では、フューチャーセンターをつくる上での創造的な方法論やファシリテーターの条件、場の作り方等、様々な要素が紹介されています。要素ごとの紹介は興味深く勉強にもなりましたが、各要素がどのように結び付いてフューチャーセンターを構成していくのかという肝心な部分がうまくイメージできず、残念でした。

    フューチャーセンターは実際に存在するものなので、具体例が一つでもあると、理解が一気に深まったのではないかという気がします。

  • フューチャーセンターという概念自体は、興味深く、効果をあげることのできる仕組みなのだろう。しかし、文章の書き方がイマイチなせいで、フューチャーセンターという概念が胡散臭く感じられてしまう。
    胡散臭く感じられる理由は2つ。「3つの方法論があります」といいながら、その方法論がどんなもので、どんな効果をもたらすのか説明されていない。巻末に参考文献が記載されており、それを読めばそれぞれの方法論について詳しく学べるということなのだろうが、「方法論がある」と書いたからには、本文中でもう少し詳しく説明すべきではないか。
    もう一つの理由は、具体的なテクニックに関する言及が少なく、雰囲気に終わってしまっていること。ファシリテーションのテクニックが重要といいながら、それを体系的に見せるわけでもない。何をすればセッションをうまく回す技術が身につくのかがわからない。フューチャーセンターの説明の多くが、「環境の良い部屋で」とか「リラックスできるようにあだ名で呼びましょう」などの情緒的なやり方で占められている。これでは、本書を読んで実践しようとする人は、形から入って形で終わってしまい、成果が出せないだろう。
    フューチャーセンターという概念には賛同できるが、書籍としての内容が今ひとつ、という意味で星3つ

  • フューチャーセンターがキーワードとして面白そうだったので、購入。
    なるほど、そういうものなのかと思いながら読んだ。

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著者プロフィール

株式会社フューチャーセッションズ代表取締役社長、金沢工業大学(K.I.T.)虎ノ門大学院教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主幹研究員。博士(工学)。富士ゼロックス株式会社にて事業変革ビジョンづくり、新規ナレッジサービス事業KDI立ち上げなどに従事。2012年6月、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションを牽引するため、株式会社フューチャーセッションズを立ち上げる。著書に『フューチャーセンターをつくろう』、『イノベーション・ファシリテーター』(いずれもプレジデント社)、監訳書に『シナリオ・プランニング』、『発想を事業化するイノベーション・ツールキット』(いずれも英治出版)などがある。

「2015年 『未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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