ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

  • プレジデント社
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レビュー : 657
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833420167

作品紹介・あらすじ

「食えるだけの仕事」から「意味を感じる仕事」へ
「忙しいだけの仕事」から「価値ある経験としての仕事」へ
「勝つための仕事」から「ともに生きるための仕事」へ

感想・レビュー・書評

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  • リンダ・グラットンが長寿化社会、日本へ語る。一人ひとりが「社会の開拓者」になるために | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
    https://forbesjapan.com/articles/detail/41088/1/1/1

    働き方はどう変わる? リンダ・グラットン著「ワーク・シフト」書評|@人事ONLINE
    https://at-jinji.jp/blog/10486/

    『ワーク・シフト』著者、リンダ・グラットン教授に聞く「なぜ私たちは漠然と未来を迎えるべきではないのか」(上) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
    https://www.google.co.jp/amp/s/president.jp/articles/amp/7240%3fpage=1

  • 多くの人に勧めたい良著。非常に面白かった。

    グローバル化、技術革新、環境問題、高齢化、等々の急速な変化により、仕事・働き方がどのように変わるのか、分析した本。

    これら変化のメリット、デメリットが色濃く反映された、具体的な未来のシナリオ(仮想)がいくつか描かれている。そして、これから変化に対応するため、変化をチャンスに変えるため、どう行動すべきか、述べられている。

    未来のシナリオは、ある意味、かなり恐ろしいけど、避けては通れない。「それなら、精一杯、楽しもう。変化をアドバンテージにしよう。」という著者のメッセージ。
    考えさせられる。自分としっかり向き合ってみようと思える。

  • 大量消費・給料のモノサシから、情熱を傾けられる経験へシフトする。非常に共感。
    選択的認知か、似た論調をみんな最近の著書で見かける。本田直之、酒井穣、小倉広、西村佳哲、、など。
    13年後、遠いようで近いのか、今からは想像もできないようなことは書かれていない。それだけにリアル。

  • 2025年に世界の人々はどのような働き方をしているかを予測し、提言。これからの自分のキャリア計画に違和感なく収まる。

    377ページ
    「みなさんが充実した職業生活を送れるかどうかは、次の3つの課題に対処する能力によって決まります。第一は、職業人生を通じて、自分が興味をいだける分野で高度な専門能力と技能を習得し続けること。第二は、友人関係や人脈などの形で人間関係資本をはぐくむこと。とくに、強い信頼と深い友情で結ばれた少数の友人との関係を大切にしながら、自分とは違うタイプの大勢の人たちとつながり合うことが大切になります。第三は、所得と消費を中核とする働き方を卒業し、創造的になにかを生み出し、質の高い経験を大切にする働き方に転換することです。

    ポッセ--頼りになる同志
    305ページ
    ☆ポッセは比較的少人数のグループで、声をかければすぐ力になってくれる面々の集まりでなくてはならない。また、メンバーの専門技能や知識がある程度重なり合っている必要がある。専門分野が近ければ、お互いの能力を十分に評価できるし、仲間の能力を生かしやすい。
    ☆ポッセのメンバーは以前一緒に活動したことがあり、あなたのことを信頼している人たちでなくてはならない。知り合ったばかりの人ではなく、あなたのことが好きで、あなたの力になりたいと思ってくれる人であることが重要だ。
    ☆充実したポッセを築きたければ、ほかの人と協力する技能に磨きをかけなくてはならない。他人に上手にものを教え、多様性の強みを最大限生かし、たとえバーチャルな付き合いでもうまくコミュニケーションを取る技能が不可欠だ。

    ビッグアイディア・クラウド
    308ページ
    ☆ビッグアイディア・クラウドは、自分の人的ネットワークの外縁部にいる人たちで構成されなくてはならない。友達の友達がそれに該当する場合が多い。自分とは違うタイプの人間とつながりを持つことが重要だ。
    ☆ビッグアイディア・クラウドは、メンバーの数が多いほうがいい。ポッセは最低3人いれば成り立つが、ビッグアイディア・クラウド何百人ものメンバーで構成される場合もありうる。

    自己再生のコミュニティ 支えと安らぎの人間関係

  •  2012年読んできた本の中でも特におすすめの良書。
     先日も書きましたが、一つの活動体(会社や組織)にしがみつく
     時代ではなくなる。そのことを本書では、
     「連続スペシャリスト」としてネーミングされています。

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     ゼネラリストと会社の間には、社員がその会社でしか
     通用しない技能や知識に磨きをかけるのと引き換えに、
     会社が終身雇用を保障するという「契約」があった。
     ………問題は、そうした旧来の終身雇用の「契約」が
     崩れ始めたことだ。ゼネラリストがキャリアの途中で
     労働市場に放り出されるケースが増えている。
     そうなると、一社限定の知識や人脈と広く浅い技能をもっていても、
     大して役に立たない。
                             (本書より)
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     働き方について
     5つのトレンドと3つのシフトをわかりやすく、
     たとえ話を織り交ぜながら、
     読者に呼びかけている良書です。

     働くことで、どんどん情熱が持続でき、
     傾けつづけることができる。

     そんな価値ある経験の積み重ねをしていきたいと思います。

     一人ひとりが働く定義も勉強同様、再定義する必要があります。

  • やっぱり、なんていうか、こう言うとベタですけども、これからの時代も生涯学習の時代なんだと思いました。自分を変えたい人、既存の価値観と自分の価値観が合わないことに不安を感じている人、そういった人たちの盾となり安定剤となるような本だと思います。おもしろかったです。「漫然と迎える未来」には孤独だったり貧困だったりする未来が待っていて、「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生が待っている。そして、その「主体的に築く未来」にするためには3つのシフトが必要。第一は、ゼネラリストからスペシャリストへのシフト。専門技能を絶えず磨こうという話。第二は、性格の異なる3種類の人間関係を築こうという話。第三は、自分についてより深く理解し、価値観を再考し、そのうえで、情熱を持ってなにかを行う生活へという話。そうそう、ナルシシズムの話も載っていて、ジェネレーションYだとかZだとかでこれはあると思いましたね。自分の立位置が不安だと、ペラペラと自分の良いところややってきたことを喋り出すのってある。そうやって自分を安心させたいわけですが、それはそれで、自己中心的以外のなんでもないんですよね。けっこうみんな気付いていないと思いますが、こういうの、若い人に多いですよ。僕も若かったころそういう傾向はあったと思うし、周囲を見てそう感じてましたもの。自分たちが正しいとするんですよ。大学のランクが中くらいだとしても、もっと上のエリートよりも自分たちの方がバランスがよくて真っ当だと思っている。そういうのって今の若い人にもあります。で、原因は、そうやって自分を安心させないと、折れてしまうからなんです。

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    仕事の仕方

  • ロンドンビジネススクールの教授を務め、英タイムズ紙が選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」のひとりに選ばれた著者が、2025年の世界の様相を予測し、そこに向けた働き方の転換を提案した一冊。

    未来予測本は最近のトレンドだが、本書はその予測から未来の働き方を提案しているところが他とは一線を画すところ。

    2025年には、テクノロジーの進化とグローバル化の進展により途上国と先進国の差は相対的に小さくなり、特にイノベーションを担うような職種では増々競争が激しくなる。

    そんな社会で必要なのは以下の3つの働き方を「シフト」すること。
     ・第一のシフト:ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
     ・第二のシフト:孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
     ・第三のシフト:大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

    第一のシフトは、テクノロジーの進化が増々早くなる未来では、異なる専門的な技能を連続的に習得する必要があるということ。

    第2のシフトは、能力に秀でた個人がイノベーションを起こすのではなく、専門技能が異なる人達がチームを組んでイノベーションを起こす必要があるということ。

    第三のシフトは、エネルギー問題が深刻化する未来では従来型の大量消費社会は無理があり、またよりイノベーティブな仕事をするためには自分がその仕事を心底好きで情熱を傾けられる対象であることが必要であるということ。

    また、著者は、自分が本当に望む働き方を深く内省し、意図をもって職業生活を送り、自分がした選択に責任をもつことが重要だと説く。

    正直いって、本書に書かれた未来の働き方を実践するのは、非常にハードルが高い。

    しかし、自分がどういう生活(仕事にしろプライベートにしろ)を送りたいか、人生に何を求めるかは、しっかりと考えたい。


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    ・ピラミッド型の組織と交換可能なゼネラリスト的技能に代わって、水平型のコラボレーションと磨き上げられたスペシャリスト的技能が復活しようとしている。

    ・あまりに多忙な日々を送るようになると、一つのものごとに集中して取り組むことが難しくなり、じっくり観察して学習する能力がそこなわれる。また、仕事の世界に気まぐれや遊びの要素が入り込む余地も奪われてしまう。

    ・イノベーションは、特定のグループなり、企業なり、政府なりが単独でおこなうものえではなく、コラボレーション的・ソーシャル(社交)的性格が強くなり、多くの人の努力が積み重なって実現するものになる。

    ・未来の世界でニーズが高まりそうなジャンルと職種を選び、浅い知識や技能ではなく、高度な専門知識と技能を身につける。その後も必要に応じて、ほかの分野の専門知識と技能の習得を続ける。

    ・要するに、未来の正解で成功を納めたければ、高度な専門知技能と知識を身につけるべきなのだ。そのためには、まず未来にどういう技能と知識が価値をもつかを見極める必要がある。そのうえ、リスクを回避するために、複数の専門分野に習熟しなくてはならない。ひとことで言えば、連続スペシャリストになることが不可欠なのである。

    ・働き方の未来を形づくる五つの要因の影響が本格化するにつれてとくに重要性を増す専門技能としては、生命科学・健康関連、再生エネルギー関連、創造性・イノベーション関連、コーチング・ケア関連の四つが挙げられる。

    ・どこで生活し、どういうコミュニティの一員になるかが、これまで以上に大きな意味をもつようになるのである。

    ・自分のやっていることに胸躍らせ、学習と訓練につきものの苦労を楽しみ、手ごわい課題に挑むことにやりがいを感じてはじめて、私たちは本当に高度な専門技能を習得できる。

    ・世界中の人々が能力を築くチャンスを手にする結果、労働市場の競争が激しくなるので、自分の能力を証明する必要性が高まるのだ。

    ・しかしこれからは、高度な専門技能を習得し、そのうえで多くの人と結びつかなければ成功できない。知的資本と人間関係資本を組み合わせ必要があるのだ。

    ・友人関係は自然に生まれるものではなく、エネルギーと時間を意識的につぎ込まなければ成り立たないこと。活力源となる友人関係の核をなすのが関心と価値観の共有であること。

    ・私が働くのは、充実した経験をするため。それが私の幸せの土台だ。

    ・主体的な選択をおこなうためには、これまでより深く内省し、自分の選択がもたらす結果を受け入れる覚悟が必要だ。

    ・私たち一人ひとりにとっての課題は、明確な意図をもって職業生活を送ることが。自分がどういう人間なのか、人生でなにを大切にしたいのかをはっきり意識し、自分の前にある選択肢と、それぞれの道を選んだ場合に持っている結果について、深く理解しなくてはならない。

    ・「普通」でありたいと思うのではなく、ほかの人とは違う一人の個人として自分の生き方に責任をもち、自分を確立していく覚悟が必要だ。

  • んー今のお話としては面白いけど
    昔話題になったアルビン・トフラーのパワーシフトが今となってはつまならいものなのと同じように、2025年には、この本もつまらない本になっていそう。
    普遍的なものではなく、流行り物のような印象。

  • 2025年、今から13年後に働き方がどう変わるかを想定して、どうすべきか提案まで踏み込んだ、ありそうでない本。逆に13年前に新入社員だったときのことを思うと、まさかここまでソーシャルな時代が来て、インターネットが生活に浸透しているとは思わなんだ。。だから13年後も想像を絶する時代が来ているに違いない。人間って変動の中に居ることを感じにくい性質があるから意識的に自分の仕事、生活がこのままでいいかを問い続けないとね。まぁその変化を楽しむくらいに思っておけばOK。
    この本だけで判断はもちろんするつもりもないけど、自分の考えは大体間違いではなさそうなのでちょっと安心。退職したこのタイミングで読むことができて本当に良かった。
    ブレた時のためにバイブルとして置いておこうっと。
    今の働き方に疑問のある人にオススメ。いや、疑問も持たない大企業の人にこそオススメかな。

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著者プロフィール

リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネススクール教授
ロンドン・ビジネススクール教授
人材論、組織論の世界的権威。2年に1度発表される世界で最も権威ある経営思想家ランキング「Thinkers50」では2003年以降、毎回ランキング入りを果たしている。2013年のランキングでは、「イノベーションのジレンマ」のクリステンセン、「ブルー・オーシャン戦略」のチャン・キム&モボルニュ、「リバース・イノベーション」のゴビンダラジャン、競争戦略論の大家マイケル・ポーターらに次いで12位にランクインした。

組織のイノベーションを促進する「Hot Spots Movement」の創始者であり、85を超える企業と500人のエグゼクティブが参加する「働き方の未来コンソーシアム」を率いる。

邦訳された『ワーク・シフト』(2013年ビジネス書大賞受賞)、『未来企業』のほか、Living Strategy, Hot Spots, Glowなどの著作があり、15を超える言語に翻訳されている。

「2020年 『超訳ライフ・シフト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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