メンタル・ブロックバスター―知覚、感情、文化、環境、知性、表現…、あなたの発想を邪魔する6つの壁
- プレジデント社 (2013年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833420433
感想・レビュー・書評
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物事を考える際にはそれに適した道具を使って考えないと、解を求めるのに時間が掛かったり、最悪間違った解を出してしまう。
人間が思考する際には様々な壁があってそれを壊していかないと独創的なアイディアは生まれにくいと。
まあ実際やるのは相当大変だろうと思うけど、思考を邪魔していないか立ち止まってみるだけでも違ってくると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイデアを出すことに課題感があり手にとった。
意外とフレームワークや訓練でもカバーできそうなので
未来は明るいと感じた。
やっぱり苦手分野でもチャレンジせな。
メモ
問題の解決とは、無秩序な状態を秩序づけることだが、
一方で無秩序を許容できることも必要不可欠。
生まれたばかりのアイデアは不完全で脆いので
早い判断はその芽を摘むことになる。
アイデアは他のアイデアを呼ぶことが多い。
→スタートアップ の模索はほとんどこんな感じの印象
現実にはアイデアの評価・判断の場面が多いので注意が必要。
また、アイデアは良い環境があって身を結ぶことも多い。
物理的、経済的、組織的な協力が、必要。
探究心が失われている
大人になるにつれて質問するのを躊躇うようになる。
例でレンガの使い道を考える時、柔軟性が無い人は建築材料として見てしまっている。
そのときは、特性をリストアップしてみる。
重さ、色、形、強度、粗い表面等
問題を解決しようとする場合に、絵を描くのがうまい人の方が他人に影響を与える例が多い。 -
無意識に反応していたことを意識することでさまざまな壁をなくせる。自分にとっての常識を考える。
想像力をいかに膨らませれるか、努力したい。 -
頭の固い人は問題に直面した時に言葉の通り固まり、突破口を見いだせないままになってしまう。
発想の転換は非常に大切であり、正しいやり方、考え方すればうまく解決策も出てくるはずである。
ここで紹介されている方法により、頭の中のアイデアが形成されていくプロセスを理解し、頭がどう機能しているのかを知り、ヒントを得ることができれば楽な気持ちになれると思うのだが、まずは学習として実践する事が大切である。 -
大前研一推薦の復刊された本作。マッキンゼーの研修でも使われていたらしい。
無意識に発想を制限してしまう知覚、感情、文化、環境、知性、表現という壁を認識して、
それを超える発想をすることの重要性を書いた本。読んでみるとなるほどと思う事例が多い。りんごの描写をしてみても、
実際にりんごを切った断面をつぶさに見ている人が少ないこと。映像的には認識が簡単なのに、数学的に考えると
答えが遠くなってしまうこと。文化的な背景から、選択肢に入れていなかったことが解答だったりすること。そして、
そもそも問題がそこに無いのに議論してしまうこと。これあるなとうなってしまうことの連続だった。本書を読んで、
すぐにメンタルブロックが外れるとは思えないくらい固定観念の領域は難しいのだけど、それがあるということを認識している
だけでも大きく違う。発想を豊かに。その第一歩は自身のメンタルブロックを外せるようになることだ。