逃げる自由 〈諦める力2〉

著者 :
  • プレジデント社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833421768

感想・レビュー・書評

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  • 『諦める力』の続編をやっと読了。
    いろいろな問題から距離をおいてみると
    考え方を変えられたり
    ゆっくりでいいから始めてみようと
    思えるのだと思わせてくれる一冊。
    いろんなことにチャレンジしてみて
    合わなかったらやめてもいいんだと
    逃げに対して前向きになれる。
    みうらじゅんとの対談は笑えるし
    最後の写真も最高。
    「飽きてないふり」をしながら
    「そこがいいんじゃない」と
    言いながら生きていきたい。

  • 多様な質問に対し、為末さんらしい思想と思考を基に答えていくスタイルが面白い。
    ネガティブな人には前向きな見解や少し外して考えさせる提案を、自信過剰な人には今の慢心を改めるような提案をされていて、「確かに」もうなづける内容が多い。為末さんは陸上競技を通じて自分の軸や思想を身につけたように、私たちも“何か”を通じて軸や思想を持てると他人に左右されず、自分らしい人生を送れると感じだ。

  • 為末氏が相談に答える形の本。
    あるがままを受け入れて、過程ではなく目的や大義を重視する、こんなところだろうか。
    この年齢でこの境地に達しているのはシンプルにすごいと思う。

  • 為末さんの考え方を知って、自分の考え方が徐々に柔らかく溶け出しで行くような感覚を覚えた。
    それは同時に、自分の考えがある程度凝り固まっていたということを認識させられたということだ。

    人に攻撃的な人は、自分の口から相手を傷つける言葉を吐くという苦行を自分に課している、という考えは面白い。

    みうらじゅんさんとの対話は、なんだか着地点が見えなくてどこまでも飛んでいってしまうようなものかと思いきや、ところどころ共感できる部分もあり、不思議な対談でした。

  • 諦める力の続編ということで読了。

    ・人生においての学びは、起きた出来事を抽象化し、とらえ直すということで行われると思う。さらに言えば、どのレベルまで抽象化できるかが学びの質を決める。
    ・成長したくない自由。
    ・パワハラでは?とかSNSで晒してやる!とか、言いつけてやる!論の延長でしかない。
    ・人を攻撃する人は人から注意されたり懲らしめられたりしなくても、すでに罰を受けている。限られた貴重な時間を、呪詛の言葉を吐くという何も生まない行為に使わずにはいられないということ自体が懲罰のようなもの。
    ・知ることのリスク 無謀な挑戦にとって無知はエンジンでは?
    ・なんでも計画は大切と言われがちだが、走り出してみてトライアンドエラーで修正する方がよくない?
    ・結局僕は僕でしかいられない、期待というのは相手が勝手に抱いた僕に対するイメージにすぎない、そのイメージに自分が無理をして合わせていく必要はない。僕のことを期待外れだと思うのはその人の見立てと現実のあいだにズレがあったというだけ、小さく裏切り期待を補正すればいいのでは?

  • 諦める自由を読んで良かったので購入。ただ、前作と比べると物足りない。期待値を下げて早めに他社をがっかりさせる、何を頑張り何を頑張らなくて良いか決める、選ばなかった未来は選択肢ではなく、幻想に過ぎない。この3つが特に参考になった。

  • 相談者からの質問に、親身に寄り添うように、言葉を選びながら応対している為末さんが印象的でした。
    私もこんな風に相談に乗ってあげられたら、と思いながら読みました。

  • 159/タ/16 棚:3

  • 為末さんの考え方は面白い。陸上でどう勝つかを考えてきたからこそたどり着いた感じがあり良い。
    名言は多いけど、対話形式だからまとまりがないのがちょと欠点か。
    基本的には自分の得意なもので戦おうという形が多い。
    目標は勝つことであり、逃げないことではない。勝つためにその場から逃げる必要がある時もある。
    勝てる場面を作ることにもっと力を入れようという感じ。
    メタ認知能力はみんなもっと意識して育てていいと思う。

    やりたいことが無いのは悪いことではないが、人と比べて自分のほうができと思うことを言語化するのは必要
    「好きなことをやる」よりも「世の中に求められることをやる」。他人の「あなたはこれができる」という評価を大事にする。
    対等な関係を維持するために、「いつでも関係を解消できる」感覚が必要。眼の前のものに依存しない
    負け癖とは「勝負をするアイディア自体がなくなること」

    体育会には「伝説の人」「伝説を語る人」「伝説を聞く人」の役割がある
    組織の中で上手に振る舞うほうが評価されるならば、人はそのように適応する。
    変化しない人は、よく言えば信念が強い。悪くいうと自分を変えられない

    「可能性の海」では自分なりの行動の指針や基準が明確でないと溺れてしまう
    無計画はよく悪いこととされるが、計画的な実験はもはや実験でない。
    今いる場所が「不安定である」と思うことが、結果的に安定につながる

    面白いを伝えるためには自分自身を洗脳する必要がある

  • 159

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著者プロフィール

1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2021年12月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行なう。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。YouTube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』(プレジデント社)、『走る哲学』(扶桑社新書)、『諦める力』(プレジデント社、小学館文庫プレジデントセレクト)など。

「2022年 『Unlearn(アンラーン) 人生100年時代の新しい「学び」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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