新装版 現代訳 職業としての学問

  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833422208

作品紹介・あらすじ

二〇世紀最大の社会学者、マックス・ウェーバー。その青年時代に、ドイツ帝国は世界第二位の工業国へと高度成長を遂げた。だが、イギリス、フランスとの対立は、一九一四年の第一次世界大戦開戦へとつながり、ドイツの敗北をもたらした。ウェーバーが『職業としての学問』の講演を行った一九一七年は、政治も、経済も、社会も、過去の成功体験がまったく役に立たなくなった混沌の時代の中で、新しい生き方を求める若者たちに向けて行われたものである。

感想・レビュー・書評

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  • 難解だ、でも現代に生きる自分を問う上で重要な感じは伝わる。時を置いてまた読もう。

  • ウェーバーが1917年に行った講義を現代のビジネスパーソン向けにアレンジされたのが本著。かなり意訳のようで、原本とは内容が多少異なるらしい。

    100年経っても、人間が悩むこと、悩むが故に起こす行動や依存してしまうものも同じである事に驚いたと共に笑ってしまった。

    自分の人生に責任を持つことを恐れて、学生(若者)は教育者に未来の進路の先導者であることを期待し続けているように感じる。

    ただ若者が求める「やりがい」や「自分らしさ」を見つけることに近道などなく、当たり前のことだが日々の雑務、時務を真面目にコツコツと果たしていくでしか、見つけ出せないのであろう。

    自らの悩みも若者特有のありきたりなもので、ウェーバーによって少しお叱りを受けて身が引き締まった。

  • 難しかった…!とても分かりやすく書いてくださっているのはわかるけど、それでも難解で、え、今何が言いたいの?要するにどう言うこと?となってしまった…。これはもちろん訳者さんのせいではなく、私の教養不足のせいです。
    ただ何度か理解できた瞬間もあったし、教師のあり方なんかは本当に仰る通りだなと思って、教師や教師になろうとする方にぜひ読んでもらいたいなと思った。

  • 資料ID:98180004
    請求記号:002||W
    配置場所:工枚特集③
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示 特集「働く」とは☆
    自分の人生に主体的に向き合うことや、働くことと生きることを思慮するのに役立つテーマの図書を集めました。

  • 自分の中に守護霊(デーモン)をいかに見出すか。

  • 職業としての学問、をとても分かりやすく読むことができた。その後、気になった箇所を岩波文庫版で読み直すことで理解が深まる。

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著者プロフィール

1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は、本書に収められた講演(1919年公刊)のほか、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1920年)など。

「2018年 『仕事としての学問 仕事としての政治』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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