海の歴史

  • プレジデント社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833422970

感想・レビュー・書評

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  • ジャック・アタリ氏が、海の歴史や海に関する現在の問題点や課題について述べた本。地球の誕生から古代ギリシア、ローマの文明時代、大航海時代など、世界的に起きた歴史的出来事を淡々と描いている。全体的に事実が述べられているだけで、内容が淡泊。最後の貿易や、環境、生態系の問題なども内容があっさりしていて、真偽が不明。あまり参考になる内容ではなかった。

  • この人もやっぱり西洋中心史観だなぁ。翻訳のせいかもしれないけど、
    ヨーロッパは地中海のおかげで、発達したんだなぁ。中国には海の外には日本しかないもんなぁ、
    そこが、発展の歴史の違いに如実に現れてくる。
    この視点は大事だなあ
    面白かったです

    • sekitpさん
      海は陸上に比べて多くのものが運べるからな。多くのモノが動けは、互いに刺激され、発展するだろう。地理的な違いが発展の違いに現れた。でもローマ文...
      海は陸上に比べて多くのものが運べるからな。多くのモノが動けは、互いに刺激され、発展するだろう。地理的な違いが発展の違いに現れた。でもローマ文明が滅んだあとなんであんなにあの辺りは落ち込んだのか。イスラムが制したからヨーロッパの発展が止まったということなのか
      2023/04/17
  • 戦争 貿易 通信の中心になる海の歴史と今後の海洋汚染 温暖化で推測されることをまとめている

  • 海から見た人類史や現代の地政学から、地球温暖化と海の関係まで。

    やや前半は冗長だが、脱炭素だけでなく海産物など海洋保護を国家や個人で取り組むべき理由を論じた後半は白眉。

    装丁も良き。

  • 海に関するあらゆることを掻き集めた力作。地球誕生から現在並びに未来予測。
    改めて日本は世界的視野で問題解決、特に環境保全に対する本気度が不足していると痛感。不甲斐ない。
    フランス人の視点を学ぶのは新鮮でとても有意義。

  • 海に関するデータが豊富に乗っているが、そこから飛躍した氏の妄想が展開されている場面も見受けられる。

    最後の部分の砂の資源としての枯渇に関する説明は全く知らない知識だったので興味深かったが、その部分以外は内容については特筆すべきところがない。

    一方で装丁の美しさは群を抜いている。装丁だけなら間違いなく星5である。

  • 海洋を軸とする地球の歴史、人類の歴史。
    フランスの7回の挑戦失敗。後半は海の環境問題、海運、漁業経済の考察、気候変動や生物多様性問題などに関する提言。

  • 面白いはずなのに、頭の入ってこない。
    〜p174

  • 著者はジャック・アタリ。
    前半は欧州を中心に淡々とした事実の羅列。退屈で、手に取ったのは失敗だったかと思ったが、後半の「グローバル」「自由」「地政学」「経済」などをテーマに今と近未来の課題を語ったパートはやはり秀逸だった。
    題名の通り「海の歴史」が本書のテーマだが、宇宙誕生から書き起こす壮大さに驚くとともに、これだけの幅広いテーマを一人で語るのはやはり著者ならでは。

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著者プロフィール

ジャック・アタリ(Jaques Attali)
1943年アルジェリア生まれ。パリ理工科学校を卒業、1981年大統領特別顧問、1991年欧州復興開発銀行初代総裁。1998年に発展途上国支援のNPOを創設。邦訳著書に『アンチ・エコノミクス』『ノイズ』『カニバリスムの秩序』『21世紀の歴史』『1492 西欧文明の世界支配』など多数。

「2022年 『時間の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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