大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」(誰にも頼れない時代に就職してから学び直すべき4つの力)
- プレジデント社 (2019年6月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833423229
感想・レビュー・書評
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やる気と勇気をもらえた。
行動に繋げていこう -
時代の変化、人材育成の変革の必要。
年齢があがっても、力をつけ続けていかなければいけない。
答えがない問い、答えがないことに耐えること。 -
リカレント教育ができる世の中になるといい。日本は再出発がしにくい。
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人を辞めさせなくくしている今の方向性とか、同一労働同一賃金は日本の競争力を低くするとか、ちょっと強者、あるいはブラックな経営者の論理かなぁ、なんて思うところもあるんだけどさ。読んでいくと、その根拠と考え方の筋道が示され、なるほどなぁと思う。経営者、強者よりかと思いきや、一方で一億円で社員のリストラを敢行した三越伊勢丹について
「四八歳といえば、本来は脂の乗った働き盛りの年代だ。それを再教育の機会も与えずに放り出すというのは、経営者の責任放棄である。」
「二五年間一緒に働いてきた社員を解雇しておきながら、海の物とも山の物とも分からない人を大量採用したというのは、トップが腐っているとしか言いようがない。」
と、厳しい。こういうところに何を目指しているのか、ということが感じられて説得力があると思う。
刺激的な本だった。
俺ももっと、勉強しよう。稼ぐとか、生きていくということも大事だし、それにその方がなんか張りが出て楽しいよね。 -
リカレント教育…基礎学習を終えた社会人が、「自身のキャリアのために」学び直しを繰り返し行うこと
デジタル・ディスラプション…テクノロジーやビジネスモデルによって、既存製品、サービスのバリューポジションが変化する現象
生涯に渡るリカレント教育を実践し、人生100歳時代への備えを
デジタル時代には、「解雇規制の緩和」と「社会保障の充実」を実施し、人材の流動性を高める
同一賃金、同一労働からの脱却を
これからの企業経営には、クラウドソーシング(外部に仕事を依頼)が必要
日本:人ありきの仕事配分
外国:仕事ありきの人配分
所有からシェアに流れる市場
ビッグデータ、AIによる超高速融資サービス「3.1.0」
(3分で申請を記入、1秒で審査、携わる行員は0)
大学を、社会人の学び直しの場と考えていない
社会人のための最先端にテーマを置いた内容や幅広い仕事に活用できる知識、技能を習得できる内容
フィンランドの教育…幼少期からの起業家教育、英語教育
デンマーク…柔軟な労働市場、手厚い失業手当、積極的な雇用政策、の3つからなる循環
日本の得意分野「見えている目標への到達速度、今ある技術のブラッシュアップ」→ビジョンを見える化する
必要なスキル…問題解決力、ハードスキル、ソフトスキル、構想力(頭の中の絵を視覚化して見えるようにすること) -
社会人の再教育である「リカレント教育」の必要性を述べた本。
外資企業と比較して、「だから日本はダメなんだ」日本を否定する。
大前研一は、私が嫌いなタイプの人だ。
けど、悔しいことに書かれていることは、具体的な企業の成功例、失敗例を基に述べられへおり、説得力があった。
日本企業で勤める大半のサラリーマンは、社会人になってから、学び直しを行わない。
しかし、近年の時代の変化には間違いなく取り残され、企業にとって、不必要な人間となってしまう。
それだけは、避けたいので、実務だけで無く、幅広い知識を常に習得していきたい。
ただ、これまで勉強して来なかった私は、学び方が分からない。。。 -
リカレント教育という言葉自体を初めて耳した。
著者の言うように自分の力で稼いで食べて行けるように学び直すというのは大事だと私自身も痛切に感じていたことなので、リカレント教育がもっと親しみやすく、教育が受けやすい環境が整備されたらなと思わずにはいられなかった。
とは言え、待っていても国はリカレント教育の方向性が違っているようなので、自分で道を見つけるほかない、というのが現状だろうか。
その道を見つけることすら、今までやってこなかっことで、どうすればいいのか?と考え込んでしまうけれども。
小さいころからの教育が変わっていかなければ日本は世界におくれをとるとより気付かされた本でした。 -
ヒトヒトヒトの時代。学び続けなければ生きていけない時代。学び続けることが競争優位性にならない時代になるとつらいな。
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リカレント教育が重要なのはよくわかった。
ただ論理のつくり方が、なんとなく無理くりな印象。個人的にはあまり好きになれない