- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833424158
感想・レビュー・書評
-
コロナ影響を踏まえたビジネス書を読んだのは初めてかもしれません。
出向を経験し流通小売業界にみをおくものとしては
非常に参考になった内容です。ただし、日本の書物ではないので、日本でいう小売りというよりメーカーに向けた内容でもあったような。
パンデミック後のリーダー像(HERO:謙虚さ・共感力・立ち直りの早さ・寛大さ)
なぜ自社が必要とされるのかを考える。
あなたのブランド(会社)が答えになる問を考える。
10個のリテールタイプ
ストーリーテラー
活動家
流行仕掛人
アーティスト
透視能力者
コンシェルジェ
賢者
エンジニア
門番
背教者
どれだろう・・・どれも中途半端な感じが・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった!小売に関係なく、これからの顧客設定の在り方を考えさせられる。圧倒的な手間の削減か心躍る体験かどちらの提供を目指すのか、後者なら更にどういう顧客ニーズを満たす体験を提供するのか。自分のサービスの方向性を改めて考える際の指針になった。
既に東京の一部店舗でも見られているが、リアル店舗が単なる購買のための場所ではなく、体験を提供する強力なマーケティングのチャネルになっていくのは間違いないと思う。 -
この1、2年でオンラインショップを利用する人たちは爆発的に増えた。
しかしその爆発的な需要の多くはAmazonをはじめとする大手企業に集中した。
中小の小売業者、そして実店舗の小売業者には生き残る術はないのだろうか。
いや、ある。という趣旨の本。
コロナが収束してもコロナの前と同じ社会に戻ることはない。
コロナ後の世界に柔軟に対応できなければ小売業者も生き残れないし、逆にその流れに乗ることが出来れば飛躍できるチャンスともいえそうです。 -
パンデミックを経て、小売の世界も数年間分未来に進んでしまった。
訪れてしまったこの未来をどう捉え、いかに働くべきか。
常に考え続けなければならない。 -
コロナ禍の小売の現状を思い出させてくれる本。タイムリー性はないが、コロナが終わった現在、過去ではどのように未来を描いていたかを見直すには良い。
-
世界的に知られている小売コンサルタントのリテール•プロフェット社のダグ•スティーブンスが、コロナ以降の激変した世界、小売業界を丁寧に調査分析しつつ、現状を読み解き、さらに新たに台頭している小売企業の成功事例を紹介•分析して、これからの小売の未来について提示する。この本は新たな明るい時代を目指すために指針になるような、非常に有益な情報が提示されている。小売業界以外にもビジネスに携わる人たちにとっても、沢山のヒントが詰まっている本だと思った。
-
店舗を、ものの売り買いの場という、手段としてではなく、メディアとして捉えられるようになっていく流れは、技術によって情報検索や配達手配、課金などの手続きがデジタル化されることによる必然的な社会構造の変化だろうと思った。
そう考えると、店舗などは物理空間における顧客とのせってん、特に体性感覚を駆使したコミュニケーションに特化していくことになるだろう。
情報メディアとしての、CMなどの広告はこれからも残ると思われるが、実際のロケーションで行われるコミュニケーションによって、体験や経済活動がどのように変わるのかを考えるには良いきっかけになったと思う。
ショッピングモールは、物を買う機能はもちろんのこと、人との出会いや、映画などのエンターテインメント、フードコートでの多種多様な食事がとれる機能など、アナログ版のインターネットそのものであるという例えがあった。ポストデジタルの時代にその機能がスマートフォンに取って代わられる現象とも合わせて、とても示唆に富んだ説明だと感じた。
-
だいぶ長いこと、途中で積読になっちゃってて、
今更かな〜と思いつつ読み進めたけど
後半もするすると頭に入ってくる内容で、読んでよかった。
コロナ禍すぐにこれを出版した著者の頭脳明晰なことよ…!
心得ておきたい言葉がたくさん。 -
小売の新たなリテールモデルの提案に非常に納得させられた。小売業界に関わる者として、自社が今後どのようなモデルになっていくのか、していくべきなのか考える良いきっかけとなった。Amazonやウォルマートという怪物起業が日本に進出(Amazonはありますが、。)してきた時に震えない小売業界の人はいない。その怪物企業に食われるか食われないかは今の時代にどのようなブランドスタンスに立つのかが重要になってくる。