- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833440240
感想・レビュー・書評
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二人の著者が、子供の頃からどのように勉強してきたのかを振り返りつつ、読者にも応用できるよう一般化を目指した本。勉強を楽しんでいる子供の特徴に、父親の教育への関わり方が共通していると言われているところが、興味深かった。父親が積極的に子供への教育に関わり、しかもよく話をする父親の子供は勉強をしっかりやっているというのだ。おしゃべり上手で教育パパ。
山口さんの勉強法の一つ、一冊の本を七回読み理解を深める「7回読み勉強法」が紹介されている。こんな方法をどうやって思いついたのか?とも思うのだが、論より証拠で実践してみたいと思った。詳細知りたい人は是非本書でご確認を。
著者のお二人はともに東大をご卒業されている。しかも超優秀な成績で。でも、天才ではなく、人一倍勉強に時間をかけてきて、脳みそを磨き上げてきたという。こんな人達でも、かなわないようなすごい人はいるというコメントがあった。そんな人達がいてくれるおかげで、我々凡人も助けられていることがあるのだろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
勉強を好きになること、よろこびとしての学び、天才でなければ努力型になるしかない、7回読み、先に全体を読んで地図を作る。
たしかに学生時代、教科書が届いたら好きな科目はザーッと読んで安心感を味わおうとしてた記憶がある。好きなんだと思うことで頑張れた気もする。
81冊目読了。
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山口さんが書かれてい事は以前読んだ本にも載っていた事が殆どだったので新たにビビっと感じる文章は無かったのだが、中野さんの勉強法「義務としての学び・喜びとしての学び」の二層構造の話や「エピソード記憶」勉強前に「地図を作る」等、自分に役立つ情報が多かった。その中でも「どんなことでも楽しんだもの勝ち」という言葉はこれからの自分のテーマにしたいと思っている。
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テレビや本の中での、意見と考えの広さにいつも驚かされるお二人の本。
勉強が出来る反動から生まれる少し孤独さも書きつつ、より深く広い学びを持つための視点が学べます。 -
山口さんの7回読みは恐るべし!と感じた。
しかし、「知り合いになる」というのはたしかに重要で、わからないことはじっくり読んでもわからなかったり、わかって進んだとしても1冊に何日もかかると前半のことを忘れてしまう。
本の要約的なところをまずつかめ!ということかなと解釈しました。
また、子どもが何度も同じ絵本を読むというのも
これに近いことが起きてるのかな?と思い勝手に納得しました。
なぜあんなに興味なかった本でもペラペラページをめくりだし、飛ばし読みしたり途中でおわったりしてるのだろうと思っていましたが…
知らないものに興味がないのは確かに大人も同じですし、何度も読むことでその面白さがわかってきて好きになっていくのかなと想像すると、こどもの行動が、少し腑に落ちました。 -
お二人の勉強法を大変興味深く読みました。
本で読んだことなどをノートにまとめる、誰もが一度は試したことがある勉強法ではないでしょうか。
ノートを作成しただけ満足してしまう罠がある、耳が痛いです。もっとも、私はその非効率性に音を上げて、ノートにまとめる勉強法も完遂した記憶もありませんが…
記憶方法として、「自分ごと化」するのは、実生活で実践してみようと思いました。
あと、7回読み、これも仕事で試してみます。
要は、これと決めた本を何度も繰り返して読んだり、解いたりする、これが王道だと思います。
色々な参考書に手を出していた過去の自分に、迷走していたなと苦笑するばかりです。
学ぶことが人生においていかなる意味を持つものか、改めて生涯を通じて学び続けようと思わせてくれる本でした。
今でも読んでよかったと思いますが、正直、学生時代にこの本に出会っていたら、もっと効率よく勉強に向かい合うことができたかもしれないと思いました。
よって、学生の方こそ、この本を一読し、自分の勉強方法を省みられることをおすすめします。 -
分からないことは理解できない。当たり前だけど、何処か蔑ろにしてた気がする。その通りだな。理解しようとするんじゃなくて、これは何なんだろうって分かるようにしないとだなって、そう思った。
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読書7回読みはどんな勉強にも応用可能
著者プロフィール
中野信子の作品





