究極の子育て 自己肯定感×非認知能力

制作 : STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ 
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833440301

感想・レビュー・書評

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  • 16人の専門家による子育てのベスト版。

    私には「非認知能力」「自己肯定感」あたりが刺さりました。

    ・Iメッセージ
    企業の研修でも出てくるワード。自分の子供にはついYouメッセージになってしまうので気をつけたい。
    ・「なぜ」「どうして」
    子供が何かやった時はただ叱るのではなく、理由が知りたくてつい「なぜ」「どうして」と聞いてしまう。でも日本語の「なぜ」「どうして」は相手を問い詰めるニュアンスが非常に強いとのこと。子供が考えて行動を起こせるような接し方を心がけたい。
    ・自己肯定感と自信
    自分は自分のままでいいという根拠のない自信が自己肯定感。自信とは「○○ができる」など根拠がある自信、ゆえに他人と比較の上にある。自己肯定感が高いと他人を認めることが出来、自信家は人に優劣をつける。結果を褒めるのではなく、行為を認めることで「根拠のない自信」を与え、自己肯定感を高める。
    ・適切な距離感
    意識するのは「子供を見ているときの自分の気持ち」。「うちの子、まんざらでもないな」というふうに余裕を持って思えるときはちょうどいい距離。イライラするのは遠すぎるか近すぎるとのこと。うちの場合はテニスをやっているのを見るときは「まんざらでもないな」と見てます。なるほど、と感じた。

    さらっと読めて参考になりました。

  • 子育てに関する様々な専門家(大学教授、準公的機関職員など)が執筆しているが、言われなければ一人の著者が書いたと思うくらい、内容の不整合や読みにくさは感じない。
    巷の子育て本と重なる部分もあるが、半歩踏み込んでより具体的に、根拠建てて示してくれているところに好感が持てる。
    特に印象に残った部分:
    ・「なんで〜をするの?」といった疑問形の叱り方をしない。聞いても子供は説明できない。親としてどうして欲しいのかを直接述べればよい。
    ・欧米では子供が転んだり失敗したとき「グッジョブ!」「ナイストライ!」と声をかける。チャレンジすること自体が大切であり、失敗からどうすべきかは子供が自分で学ぶ。
    ・幸福学の研究により得られた4つの幸福の因子は「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」。
    ・単純に、スキンシップが多いほど人は幸福感を感じる。

  • 「究極の」って大仰なタイトルのわりに、普通のこと書いてんなぁ。

  • 小1娘の子育てに悩む日々。
    なにか指標となるものが欲しくて購入。
    当たりです!

  • 本当に子育てとマネジメントの要諦は同じ。子供であってもその人自身の存在の尊重と強みへの着目。そして信じて任せること、自己肯定感を高めるアプローチを実践しよう。

  • みんな専門家でそれぞれ良い内容なんだけど、複数人で書いているので、良くも悪くも「広く浅く」という感じにならざるを得ない。
    究極、とはちょっと言いすぎかもね。

  • 前野さんの幸福学の話が印象に残った。

  •  自己肯定感、非認知能力。耳からタコがあふれ出そう。各主張には頷ける部分が多かったが、1人1人のパートが短すぎてちょっと物足りないかな。どれも実践を心掛けていることばかりだった。

  • ストレス、メンタルリスクを考えてしなやかマインドセットが必要です。
    それには私たち大人が教えてあげないと。

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著者プロフィール

おおたとしまさ:教育ジャーナリスト。1973年東京生まれ。リクルートで雑誌編集に携わり、2005年に独立後、数々の育児・教育誌のデスク・監修・企画・編集を務め、現在は教育に関する書籍執筆および新聞・雑誌・webメディアへの寄稿を行う。テレビ・ラジオなどへの出演や講演も多数。心理カウンセラーとしての活動経験、中高の教員免許、私立小学校での教員経験もある。著書は『ルポ名門校』(ちくま新書)、『勇者たちの中学受験』(大和書房)、『不登校でも学べる』(集英社新書)など80冊以上。オフィシャルサイト:http://toshimasaota.jp


「2024年 『学校に染まるな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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