プロフェッショナルマネジャー

  • プレジデント社
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レビュー : 186
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833450027

作品紹介・あらすじ

ユニクロ「幻のバイブル」初公開!「これが私の最高の教科書だ」。「経営の鬼神」ハロルド・ジェニーンの金言。

感想・レビュー・書評

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  • 私の苦手な経営者の一人、柳井正氏の推薦という点もあり、なかなか読まなかった1冊でした。が、これは素晴らしい本です。
    特に、共著として名を連ねているアルヴィン・モスコー氏というベストセラー作家の筆のさえもあり、読み物としても面白く仕上がっています。
    経営者としてはまさにたたき上げのジェニー氏の体験談からくるエピソードは説得力があり示唆に富む。

    例えば、事実にも種類がある・・
    表面的な事実(一見事実のようにみえる)、仮定的事実(事実とみなされている)、報告された事実(事実として報告された)、希望的事実(願わくば事実であってほしい)などはほとんど事実ではない。(P108)

    第6章の「リーダーシップ」、第7章「エグゼクティブの机」、第8章「エゴチスム」などは現場を知り尽くした知恵とでもいうべきものでとても得るところが多い。

    第12章「取締役会」は1985年の初版以来、本書で指摘された問題は35年間未だに解決されないままで、多くの経営者には耳の痛い話だと思われる。
    「取締役会のメンバーに支払われる報酬額も再検討されるべきかもしれない。もし彼らがその報酬に依存しているのであれば、どうして自主的にふるまえよう。たいていの取締役の報酬は、それを得るためになされる働きに対しては高すぎ、なされるべき働きに対するものとしては低すぎるように思われる」(P274)

    第13章「結びとして」でのまとめ(P297)も必読です。

    そして、本書のはじめにとあとがき(付録)で、柳井氏の解説が展開されるわけですが、その文章には「僕は今、売上高1兆円構想の設計図を描いている」という言葉がある。2004年発行から15年たった今、売り上げ高は2兆円に迫ろうとしています。本書を教科書にした経営を愚直に行った結果ですので、これほど頼もしい宣伝効果はないでしょう。
    とはいえ、故人となったジェニーン氏の人柄は知る由もありませんが、なぜかジェニーン氏となら一緒に働きたいと思うが、柳井氏とはちょっと無理というのも読後の正直な気持ちです。

  • 企業経営者の心構えを書いた本。原題は「MANAGING」で、邦題は中間管理職狙いでしょうか。。
    無知で大変恐縮ながら、著者が長年CEOを務めたアメリカのITTって、コングロマリットの元祖的な存在で、シェラトンホテルやエイビスレンタカーが傘下にあったんですね。NTT似の何かかと思ったら、全然通信事業者じゃない(笑
    コングロマリットって、今でこそ「選択と集中」やら「シナジー効果が!」とか言われて時代遅れな感がありますが、ポートフォリオを適切に選択し、経営改善をやっていくという意味では悪くないのかも。恐ろしく乱暴な表現では、投資ファンド(アクティビスト?)のちょっと持分も口出しも多いバージョン?

    読んでみると、時代の差を凄く感じます。
    本著で「ガッツのある」と表現される働き方は「成果が出るまで根性でやるんだよ!」的な印象だし、テレックスとか紙とかアルコール中毒とか、時代を感じます。。
    とは言え、企業経営には情緒的態度、やり遂げる根性が重要とする著者の論が間違いだとも思わないので、読んでみて損ではないのかも。
    全体的に、間違ってはいないけど、日本企業でも既にある程度取り入れられているんじゃないかな…?という感じの内容でした。一部はまぁうちの会社には無理かなと思っちゃうところもありましたが。。

    ファストリの柳井社長が愛読されているようで、まえがきと解説を書かれています。
    なお、翻訳は超読みやすい訳ではないですが、概ね良好でした。「季員会」というめずらしい誤植があったけど。

  • そもそもITTなる会社を知らないので、ハロルド・ジェニーンなる人がどれだけすごいことをしたのか皆目検討がつかず、この人の言葉に従うべきかがわからない。柳井正の座右の書のようなことだったので買ってみたが、先のとおり今は存在しないITTなる会社を成功させた人の本らしいが、今は存在しない会社なのだし結果論としては大した経営をしていなかったとも言えると思う。ジャックウェルチにしても結局今のGEの体たらくを招いた責任はあるだろうし、企業経営などというのはその時だけで判断できる訳ではないと思う。内容の点から言うと、経営者たるもの24時間365日働かなくてはダメだというもっともなことと、マイクロマネージメントが大事だといういかにもアングロサクソン的なことが書いてある。チームワークももちろん大事だし、しかしながら人事評価はとにかく冷徹にするということで、とても日本企業には向かないような内容。この本の内容とは真逆の日本的経営がもてはやされた時代もあったことを考えると、結局は経営に答えなどないのだと思う(本書でもそのようなことは言っているが。。。)。とにかく、この本を読むと自分は経営者にはなりたくないし、向いていないと思うし、またこのような人の下では息もできないので働きたくもないと思う。柳井正が信奉しているらしいので、ユニクロもそんな会社なのだろうか?

  • 「経営とは、ゴールを決めてそれに向かってやるべきことをやることである。」
    元ITT最高責任者で、58期連続増益をあげたハロルド・ジェニーンの経営論。柳井さんがおすすめしているので読んだことがある人も多いだろう。
    彼の経験を元に、経営論が書かれた本。マネージャーになる前に読んでおくと良い。

  • Kindleで300円だったのでつい。まあ言ってることはわかるけど、そこまで自分がしたいかというところがまず一点。一株あたり収益拡大のために(大企業であることがいきやすい資本集約産業が中心であるとはいえ)M&Aをひたすらに節操なく行うのはどうなのか。そして、ユニクロ柳井はここから何を学んだのか。最高の教科書と言いながら彼の行動が批判されてるように読める箇所はちょくちょくあった。

  • ・本を読むときは初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終りから初めて、そこに到達するためにできる限りのことをする。

    ・戦略家たちは皆同じ教育を受け、同じ情報を研究し、同じ結論に同時に到達する。彼らの勧告は一種の流行のようなものをもたらす。それに従って航空会社が競ってホテルを買収し、巨大通信会社が競って書籍出版社を買い、書籍出版社が競ってペーパーバックの出版社を買い、誰もが競ってコンピュータ会社を買おうとするといった事が起こる。

    ・物事を行うには会社の機構を通し、ルールに従ってやらねばならない。しかし、ルールに従って考える必要は無い。

    ・本来の自分でないもののふりをするな。

    ・紙に書かれた事実は人々から直接に伝えられる事実と同一では無い事を銘記せよ。事実はめったに事実でないが、人びとが考える事は憶測を強く加味した事実である。

    ・本当に重要な事は全て自分で発見しなくてはならない。

    ・物事の核心を突く質問をされるのを嫌がるのはインチキな人間であり、それを見分けて厄介払いするのはマネジャーの仕事である。

  • 書いてある内容はマネジメントや経営についての基本事項に感じる。内容はやや冗長。
    もう少しすっきりシンプルにまとめてもらえるともっと頭に入ってくるように思う。

  • "この本はユニクロの柳井氏が解説を行っています。
    彼自身の経営指南書として読んでいるそうです。
    経営者は必読の1冊だと思います。
    会社の中で、マネージャー、管理者を目指す方にも必読の1冊です。
    本の中、そこかしこでうなずかされる点が多い1冊です。
    何度も繰り返し読むべき本だと思いますね。"

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