「東大に入る」ということ「東大を出る」ということ

  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833490962

感想・レビュー・書評

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  • 東大に入ったからこその苦しみ・葛藤。
    “何かになれなければならない”という親の期待・周りからの期待…。
    一般的に彼らがいう“いい子”というレールから外れた3人の著者。
    けれど、現在3人とも活躍していて、2人が社長なのは、流石です。

  • 2022年現在、本書に書かれていることは19年前の出来事となっている。ただ、そんなことを感じさせないくらい今の時代に当てはまることばかり。そのことにまず驚きました。
    偏差値というものはあくまで物差しであり、人を図るすべてではない。いつの間にかそのことを私自身も忘れてしまっていたようです。
    また、経済成長ということを絶対の神話、聖典のように語る現在の政治に関しても違和感を感じていたので、本書を読んでその違和感が少しクリアになった気がします。
    なんだか大切なものは何かを考えさせられました。読んでよかったと心底思える一冊でした。

  • 一人目は読み飛ばし。
    二人目は共感。
    三人目は同感。

  • お勉強が消費行動の一つになり下がってしまっているという指摘を某サイトでみたことがあります。
    我々が勉強する本来の目的は、自分を取り巻く外環境や自分自身の心に対する「見方」ないし「ビジョン」
    を得て行動の指針を立てる助けとすることにあるのでしょう。
    しかし、「高い偏差値と名だたるブランド学校名を追い求めて自分の虚栄心を充たす」
    ことを究極の目標に置くが故に、外環境や自己の内心に対して心を閉ざしてしまっている人は
    少なくないように思われます。一所懸命に勉学の努力を重ねた挙げ句に視野を狭めてしまっては
    折角の勉強も意味を為しません。「東大」あるいはその他の所謂「有名大学」に対して、その
    知名度故にあこがれを持っている方々にお勧めしたい一冊です。

  • 「高学歴」であればいい…というともすれば安易な考えを払拭できる本です。本当に大事なことは単なる高学歴ではない、高学歴だからこそ味わう大きなマイナス部分もある…ということがよくわかりました。

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著者プロフィール

1947年香川県小豆島生まれ。日本写真専門学校卒。作品に『ドヤ街 釜ヶ崎』
(1986年、晩聲社)、『単身生活者』(1990年、海風社)、『定点観測釜ヶ
崎』(共著、1999年、葉文館出版)。

「2018年 『定点観測・釜ヶ崎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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