- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833514606
作品紹介・あらすじ
祖父の代から続く銀行を経営するジェームズは、自他ともに認めるエリートビジネスマン。父に遺された格調高い屋敷に住み、従順な使用人に恵まれ、申し分なくエレガントなガールフレンドがいて、何ひとつ不足のない人生だと思っていた-彼女に、小柄で赤い髪のペイシェンス・カービーに出会うまでは。彼女は身寄りのない老人のための下宿屋をしていて、ジェームズが幼いころ駆け落ちして家を出た彼の母が、弱った体でそこに暮らしているという。感情を包み隠さず、ずばりとものを言うペイシェンスは、ジェームズに欠けていた温かさと思いやりに満ちていた。彼は反発しながらも、強く惹かれていった。
感想・レビュー・書評
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銀行頭取で傲慢、仕事人間のヒーローの元を訪ねたのは下宿屋を営むヒロイン。
ヒーローが10歳のとき家族を捨て家を出た母がその下宿屋に住んでいるという。
35歳、若干人の気持ちに無神経なヒーローの初恋物語。
全編ヒーロー視点でヒーローが主人公。
1998年。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
R-1460
年配者向け下宿屋を経営ペイシェンス・カービー
銀行経営者ジェームズ -
ヒロインがイキイキしていてとても好感が持てました。ヒーローは悩み多きお金持ちで、草食系とは言い切れませんがそんなタイプ。
ラストはちょっとよかったな。 -
こういう話に弱いのです。家族を背負う健気なヒロインに、英国の春の風景。お屋敷と庭の風景。美味しそうな食べ物も出てきて、情景が浮かぶようです。ヒロインの家族も皆いい味を出していて、特に妹のエミーが非常にかわいい。そのかわいさに堅物なヒーローもメロメロになる所も良かった。ロマンス小説につきもののエロシーンもなく、非常に読みやすい作品でした。