三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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レビュー : 404
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000436

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃、実家にあったと思います。
    当時はそんなに好きではなかったような気がします。
    子供心に、一番目と二番目のヤギが、次のヤギを囮にしてやり過ごすのが、なんとなく卑怯な気がして気に入らなかったのではと記憶しています。
    今となっては、そういう話よね、と思うだけですけど、これで三番目のヤギがトロルに食べられていたら元も子もないですよね。初読と大団円だと分かっていて読むのとは、また印象が違うでしょうか。
    初読では、子どもは、一番目のヤギから順番に、ドキドキしながらトロルとの対峙を見守るのでしょうね。
    一番目のヤギ、二番目のヤギ、大きいヤギのがらがらどんと、そしてこわいこわいトロル。
    読み聞かせでは、この4人の登場人物の声の読み分けは、難しくも面白いところです。読み聞かせって、あまり大げさにしすぎてはいけないけれど、やはり役柄で声音は変わりますよね。この変化は、聞く方も楽しいと思うけれど、読む方も多分に楽しい変化です。ダミ声があんまり出せないのでうまくいっているのかわかりませんが。
    『おおかみと七ひきのこやぎ』では、おおかみに同情してしまった私でしたが、こちらはトロルが本当に気持ち悪い異形の者として描かれているせいか、あるいはトロルが想像上の怪物だからか、こっぱみじんにされてしまってもかわいそうとは思わないのでした。勝手なものです。
    そして、トロルはこっぱみじんで谷川に落ちてしまったのに、最後のページでたらふくごちそうを食べて太ってしまうヤギたちののんきさにもなんとなく毒気を抜かれてしまうのでした。

    よく見ると、この絵は、黄色と青と茶色と黒だけで描かれているのですね。
    (緑色は黄色と青色を重ねて描いているのではないかしら。)
    そんな少ない色味だけで構成されているせいもあってか、独特の雰囲気と迫力のある絵柄になっています。
    子供の頃はそんなに好きではなかったけれど、今読んでみると、よくできたお話だなぁと思います。
    保育園で読んだことあるー!と言った子たちまで、静かに聞き入ってくれるのは、秀逸な作品だからなのかなと思います。

  • もしヤギと出会ったら、絶対に怒らせないようにする。

  • 親戚の家からもらったおさがり絵本。
    私も子どもの頃に読んで、少し怖いイメージがあったので、3歳の息子にはまだ早いかなと思ったのですが、意外と大丈夫だった。

    トロールの真似をして、私を怖がらせようとしてきます(笑)

    最後の「チョキン、パチン、ストン」って、何だか残酷な暗喩の言葉かと思っていたけど、単なる「物語のおしまい」を意味する言葉らしい。
    「めでたしめでたし」みたいな感じかな?

  • 昔話の絵本の中でも長い間、子どもたちに読まれ続けてきた絵本。
    迫力のある絵の大きなトロルはちょっと怖いけれど、やぎ達の機転でこっぱみじんに。声を出して読むと、リズミカルな音でお話がよりいっそう楽しめます。

  •  「かた こと かた こと と はしがなりました」のフレーズは日常の生活でもついつい口にしてしまうほど印象的です。
     木でできている回廊などを歩くたびに ”かた こと かた こと……” と、いつの間にかやってしまいます♪

  • やまのくさばにむかった三匹のやぎ。けれどとちゅうのたにがわには、おそろしいトロルがいて…。誰もが大好きな定番の一冊。やぎのなまえがどれも同じなのは、これが本当は一匹のやぎの成長の物語だからだそうです。トロルは、岩にそっくりな姿を見ると、自然の脅威の具現化でしょうか。見返しの次のページの谷川の場面、岩山が人の横顔そっくりなのも見逃せません。眠っているふたつの顔。トロルも最初片目を閉じています。やぎの足音で、長い眠りから覚めたのでしょうか…。考えはじめると止まりません。

  • 読んだ年齢 4y10m

    皮膚科の待合室にて。

  • トロルが不憫でならない。

  • 幼い頃、母が何度も読み聞かせてくれた本。図書館で目に入って、そろそろ良いかな?と年少娘にと借りてみた。
    本を手に取り第一印象は、「こんなサイズの本だっけ?」もう二回りは大きなサイズだった気がしていた。自分が小さかったからなのか?はたまた実家にあったがらがらどんは、もっと大きなサイズの絵本だったのか??不思議な感覚になった。帰省したら手に取ってみよう。
    トロルも、1番大きながらがらどんも、読んでいると頭の中に母親の声がリアルに思い出された。声張ってくれてたなぁ。。 確かおはなしおばさんとして、エプロンシアターも作っていた記憶がある。その頃は私はもう大きくなっていて、弟妹が母が居間で練習している様子を観ている後ろでその様子を見ていた…という記憶。

  • 私の手作りのエプロンシアターでなじみのある「さんびきやぎのがらがらどん」なので、怖いトロルもきっとおおやぎがやっつけてくれると思いながらも、でもやっぱり、どきどきしている子どもたちでした。

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著者プロフィール

せたていじ 瀬田貞二1916年、東京に生まれる。東京帝国大学で国文学を専攻。戦後、『児童百科事典』(平凡社)の企画編集者をふりだしに、生涯にわたって児童文学の評論、創作、翻訳などを手がけ、大きな業績をのこした。著書に『落穂ひろい』(第36回毎日出版文化賞特別賞他)『絵本論』(以上、福音館書店)、訳書にL・H・スミスの『児童文学論』(共訳)『ナルニア国ものがたり』(以上、岩波書店)、絵本に『きょうはなんのひ?』(第2回絵本にっぽん賞)『かさじぞう』、絵本の翻訳に『チムとゆうかんなせんちょうさん』『げんきなマドレーヌ』(以上、福音館書店)など多数。1979年没。

「2016年 『三びきのやぎのがらがらどん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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