エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)

制作 : 子どもの本研究会 
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000498

感想・レビュー・書評

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  • 前2作と比べて、自分たちとは違う生物を排除せず、それぞれの場所で共存していこうというメッセージ性が強く伝わる1冊。
    りゅうの家族を助けるというはっきりした目的に向かってストレートに進む物語なので、いい意味でとっ散らかったというか、遊び心あるディテールいっぱいだった前2作の方がどちらかというと好き。
    でもりゅうたちが笛とラッパを吹き鳴らしながら、一斉に空に飛び立つラストは圧巻。エルマーの計画を聞いた後の、りゅうたちの「ふぐふぐ」という「りゅうわらい」も可愛くて印象的。

  • 扉絵が懐かしくて手に取りました。三部作だったんですね。りゅうの好物はスカンクキャベツ。そうそう、「とんがり山みゃく」に「ごびごびさばく」!大人になってすっかり忘れていましたが、りゅうたちはずっと変わらず「そらいろこうげん」で待っていてくれたんだな…涙

  • 人間からりゅうの家族を助け出す物語なので、『エルマーとりゅう』よりもドキドキ楽しめます。
    ストーリーを楽しめる冒険ものなので、子どもたちも真剣に聞き入っていました。
    エルマーみたいにりゅうの背中に乗って空を飛んでみたいそうです(笑)

  • ともだちの、りゅうの一家をエルマーが助けてあげるあはなし。
    助け出してあげた時の挿し絵がとてもかわいい!
    途中、何度が目撃されて、それが新聞記事になったけど、お父さんがその記事を読んだ時にエルマーが知らんぷりするのが楽しいオチですね。

  • 一作目と二作目の二週間の冒険を通して、みかんばかり食べていたエルマーくん。ほとんどみかんしか食べていなくて大丈夫なのかしらこの子、と心配させられましたが、今回の冒険にはチョコレートと干しいちじくをリュックサックに詰めて出かけたので、ほっと一安心。
    そうよ、冒険に出るならリュックサックにはみかんじゃなくてチョコレートを詰めてちょうだいと、見守る母のような気持ちで読みました。

    それにしても、エルマーくんの食べ物を他者とわけあうことへの逡巡のなさは爽快。今ここでわけあって食べ物が足りなくなったらどうしようなどとは1ミクロンも悩んだりしないのです。

  • 本作でりゅうのこどもの名前がボリスであることが明かされるが、ボリスを探す人間の「あおにゅうどう」という呼び方も絶妙で忘れがたい。「わかめ町」「わかめわん」という地名の和風インパクトも忘れがたい。
    ボリスのきょうだいの名前からはハムレットを連想した名前もあったが(ガートルードとホレイショ)、たまたまだろうか。エルマーの家族が揃うシーンの絵は圧巻で、きょうだいの体の柄を見るのも楽しい。

    本作でもエルマーの几帳面な用意周到さが発揮される。
    すべて音色の異なる楽器を2種類、ふえとらっぱを16個ずつ用意するという徹底ぶり。行きには必要のなかった帰りの電車賃まで用意していて、その計画性には頭が下がる。
    今回はボリスの家族の救出のために事前に計画を立てていた上の準備だったが、『エルマーのぼうけん』で同じものを複数(虫めがねを6つ、など)用意したりしていたのも、どうぶつ島での具体的な展開を見越した上での準備だったのだろうか。準備日にはランチに一度家に戻ったりして家族に怪しまれないような行動をしているが、ここぞという日には朝(昼)帰りも辞さないエルマー。

    いたチョコ六まいとほしいちじく六はこ(むはこ!)がおいしそうで、読みながら食べたくなってしまった。

  • ■書名

    書名:エルマーと16ぴきのりゅう
    著者:ルース・スタイルス・ガネット (著), ルース・クリスマン・ガネット (イラスト), & 2 その他

    ■感想

    前2作はそれぞれ特徴があったけど、こちらは、そこまで特徴が無い話しかな?
    問題解決の方法も結構シンプルだし。
    導入部に時間が費やされたので、最後がかけあしになった感じが否めないかな?
    まあ、それもある大人が読んだ感想に過ぎない。
    子供が読めば楽しめる子は大勢いると思う。

    絵は相変わらず特徴的でかわいいです。
    物語的に3が必要だったのは分かるし、綺麗にまとまっているとも思います。

    こういう話だったのをすっかり忘れていたので、読んで良かったです。

  • 3作目にして、かなりの冒険物語。エルマーすごすぎないか、と思ってしまう。無事に16匹のりゅうを助けてしまうのが本当に頼もしい。親子ともどもすっかりエルマーのファンです。6歳

  • 娘:5歳
    エルマーの冒険を読んだ後にこの本も読みたいというので借りてみました。
    まだ娘には難しい気がします(なので★2)
    ただ、本人が希望して頑張って読んでいるので図書館で何回か借りたいと思います。

  • 最後が感動した

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著者プロフィール

ルース・スタイルス・ガネット

「1988年 『エルマーのぼうけんセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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