おやすみなさいフランシス (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
3.80
  • (62)
  • (60)
  • (87)
  • (9)
  • (0)
本棚登録 : 902
感想 : 75
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000597

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フランシスが寝られなくて、ああかしら、こうかしらと考えを巡らせて困っているのがとても生き生きとしていてよかった。
    特に声に出して読み聞かせしている時にそれが生きてくるなと思った。聞き手も読み手もぐいぐい引き込まれていく感じ。
    お父さんもお母さんも、フランシスへの対応がとても丁寧なんだけど、ちょいちょいケーキ食べてたりするのがくすりと笑えた。6歳息子もそこが面白かったみたい。
    「しつぎょうする」と現実的な説明も面白かった。どのシーンでもお父さんの真顔がツボでした。
    みんな自分の仕事を全うしてるだけだから大丈夫、自分も寝ようという落ち着き方、いいな。

  • 2017.3.14
    想像力豊かな子どもの寝る前ってああこんな感じ。うちの子も「おばけがくる」「鬼がくる」と想像しては泣き出したりする。わかるわかる。でもやっぱりお父さんの気持ちの方がさらにわかる。寝てからケーキ食べちゃったり。最後にはおしりぶつっていっちゃったり。このやりとりがああおもしろい。そのうち眠くなってちゃんと寝るんだから、ぷりぷりしないでこの想像の世界に付き合いたい…。なんて今は都合よく思いました。

  • 何回読んでも吹き出すわー!
    聞く娘も読む私も楽しい一冊。
    ぜーんぜん寝ないフランシスと、寝かせたいお父さんのやり取りが最高にキュート。
    お母さんもいるのだけど、お父さんと、が中心なのもいい。
    世の中、お母さんと子供の絵本ばかりだから…。
    夫も嬉しそうに読んでいた。

  • アナグマの女の子フランシスはいろいろ怖い想像をして夜眠れなくなってしまう。こういう経験、誰しも身に覚えがあるもの。寝る前の絵本タイムでこの本を読み進むうちに案の定、娘の手がいつのまにやら私の襟元をギュッと掴んでいる。ところが、天井のひび割れから、何かが出てきそうというくだりになると娘はニヤリとしながら、「…タコ(が出て来る)?」。思わず吹き出してしまった。恐怖を笑いで手なづけるとは、なかなかヤルな…オバケの代わりにタコが出てくるのも、かなりシュールで怖いけれども。

  • 甥っ子が一人で寝るようになったらプレゼントしたい。

  • 図書館で永く人気のある絵本のようなので、借りた

    午後7時、もう眠る時間なのに、なかなか眠れないフランシスは、お父さんとお母さんのいる居間と、自分の部屋を行ったりきたり

    よみ始める前に表紙を眺めていて、熊じゃないな、イタチかな?と思ってページを開いたら、どうやらあなぐまのよう
    眠れなくて周りのもののことが気になってしまうこと、(歯磨きをしたのに)お菓子を貰ってしまうこと、ドアを少し開けておいてほしいこと、忘れかけていた感覚がよみがえってくる
    怖くなったときだけでなくて、役に立ちそうなものの考え方もあるし、一夜にしてほんの少しだけ自立(?)するような場面もある
    「あいうえおの うた」は、ABCのうたを入れ替えたんだろうか?
    あとは、本編には関係ないけれど、フランシスの持っていたぬいぐるみと人形がふしぎな感じだ
    私たち人間の子どもが、くまのぬいぐるみを持っているのも、くまの大人から見たら、ふしぎな感じがするのだろうか、なんてことも考えたりした

  • ※読み聞かせボランティア、図書館のおすすめ。おやすみなさいフランシス、福音館書店。

    今回初めて知って読んだ本。
    中々寝付けないあなぐまの女の子、フランシス。こどもの頃、自分も1人で寝ようとすると色々怖くなって眠れなくなっていた事を思い出す。フランシスのお父さんの対応が素敵。
    最後がお尻ぶたれちゃうから部屋に戻って寝る、っていうのが、こどもも社会の一員、独立した個人、っていう感覚でちょっと外国っぽいのかな、と思う。割と日本だと、じゃあ一緒に寝ましょう、みたいな結末になる気がするけれど。外国とか関係ないかな?
    絵がすごく好みだ、と思ったら、白いうさぎと黒いうさぎ、とか、大草原の小さな家シリーズの挿絵を描いた方(ガース・ウィリアムズ)みたい。大好きだった!
    フランシスシリーズではこの本だけがガース・ウィリアムズ氏の絵みたいだけど、他の本も読んでみたい。

  • 小さい頃は
    こうだったし

    大人になっても
    きっと心の中に
    フランシスがいると思う。

    パパとママの愛情あふれる絵もかわいい。

  • Y
    4歳3か月

    K
    6歳7か月

  • 懐かしい。子どものころ読んでもらったな。
    天井のシミ、イスにかけられた服、ゆれるカーテン・・いろんなものが気になっちゃって、眠れない夜。あるある。私も星がまたたくのをみては泣き、何か音がしては起きていたな。

    子どもたちの感想は、
    「フランシスちゃん、こんなに小さいのに一人で寝るの!!??」
    「お父さんとお母さんが夜にこっそりケーキ食べているのがずるい!!うらやましい!!」
    そして、「おしりをぶたれる?」「そのとおり!」のやりとりに大爆笑。

    「一人で寝る習慣のある外国でも、やっぱり夜はソワソワするものなのだなぁ」と、私。
    キスはいっぱいいっぱいするけれど、一緒に寝たりトントンしたりはしないのね。文化の違いだね。

    アナグマが主人公の本ってめずらしい。
    ふわっふわの毛がかわいい。

全75件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ラッセル・ホーバン

「1966年 『おやすみなさい フランシス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ラッセル・ホーバンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
モーリス・センダ...
ドン フリーマン
ユリー・シュルヴ...
トミー=アンゲラ...
なかの ひろたか
にしまき かやこ
A.トルストイ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×