ノンちゃん雲に乗る (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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本棚登録 : 308
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000795

感想・レビュー・書評

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  • 自分の読書歴は、まさにここから始まりました。
    まだ小学校に上がる前、母から少しずつ読み聞かせられ、まだ自分では絵本しか読めなかったのを、いつかこの本を自分の力で読んでみたいと思ったのを覚えています。
    小学校の時、中学校の時、高校生、それ以上の時と、いつ読んでも面白く、また、読むたびに新しい発見ができる、希有な一冊です。

  • 「オノレ、コシャクナ、コワッパメ」
    のんちゃんのかわいさ、たまらない♪

    「本は人にもらうものではない。自分で選んで買いなさい」
    という家訓で育った私。小さい時から本は自分で選んでました。
    この本は、小学3年生の時、唯一、父から贈られた本です。
    大人になって読み返して、なつかしさがいっぱい♪
    父の思いを感じる事ができました。

    すてきな本です。日本語も美しいです。

  • 自分が暮らす、自分の世界。いつも見ている世界だけど、改めて誰かに話すことによって見えてくるものもありますね。

    謎は長吉さんです。
    彼がなぜあそこにいたのか、彼はなにものなのか。
    彼が聞き手の一人に選ばれた理由はなんだったのでしょうね。

  • 私的さよなら子ども図書館フェア、7冊め。あまりに有名な本ですが、今まで読んだことなかったの。著者の石井桃子さんはこの本をまだ戦争中の1944年に執筆して、戦後すぐに出版しています。
    おはなしは、おかあさんと兄ちゃんにだまされて家に置いていかれたノンちゃんが、全身で「うわあッ!わあわあわあ・・・」と泣いているところから始まります。うんうん、この気持ちわかるなあ。下手になぐさめられたって、どうしようもないから泣いてるのに、いっそう悲しくなっちゃうんだよね。
    こういうところとか、大好きな「おかあさん」が「田代雪子」という名前をもつひとりの人であるということを発見し、それが、それまでひとつだったおかあさんとノンちゃんの間に「すきま」を生じさせ、それゆえにいっそうおかあさんを大切に思うようになった、という話なども、まったく時代を感じさせず、子どもの感覚をよくとらえてるなあと思う。
    さてノンちゃんが「雲のおじいさん」に自分の家族のことをおはなしするあたりから、ノンちゃんがずいぶん優等生であることがわかってきます。なにしろ今でいえば成績はオール5、おまけにうそのひとつもつけないというのだから、ちょっと嫌味なくらい、いや危ないくらいのいい子ちゃん。
    「雲のおじいさん」は、そんなノンちゃんに、優秀すぎて謙虚さを忘れてはいけないとか、いたずらや嘘もときにはいいもんだと言ってくれたりするので、このいい子ちゃんがどんなふうに変わるのかなと思って最後まで読んだけど、けっきょくノンちゃんはいい子のまま大人になったんだね。戦争の時には、お兄さんや近所の男の子が出征するのをちゃんと見送って、自分はお医者さんをめざそうと決めて。戦争が終わったら、いっそう希望を胸に勉学にはげんで。うーん、なんだか昔の青春映画みたいな清く正しいラストだな。
    この本が戦争直後に大ヒットしたのは、子どもの気持ちを生き生きと描いていることの魅力も当然あったのだろうけど、リベラル派に、さあ戦争も終わったし、これから「いい子」を育てましょう的な像を提供したという部分があったんじゃないだろうかとも思う。

  • イイコでばかりいて鼻にかけていると、つまらない人になってしまうよ、というお話。名作だなぁと思います。小学生の時に読んでおきたかった。

  • 小学生の私に叔母がプレゼントしてくれた。

    きれいな文章と優しい紙。

    子供の柔らかい心を豊かにしてくれる一冊。

    どんな思いでこの本を私にプレゼントしてくれたのだろう。
    大人になった今、また違う意味で心があたたまる。

  • 母親になるときのやさしいあまやかな気持ちを思い出す。美しい言葉づかい、満ち足りた時間。

  • これ
    小学校のころからだーいすきな本。

    体外の本や映画は大人になってからみなおすと、
    違ったとらえ方をするのに、

    この本だけは昔と変わらず。
    おんなじ風に感じる。それがうれしい。

  • 2019.5月。
    ノンちゃんが話すノンちゃんの家族のお話。それだけなのになんでこんなにぐいぐい引き込まれるのか。石井桃子さんのお話の力の凄さ。人ってそれぞれひとりひとりが魅力的な存在って気づかされる。

  • ほっこり チクチク じんわり

    本当かな?
    真実はどっちでもいい

    ただ温かさに包まれて大きくなること
    また、どうやって大きくなるのか
    それを教えてくれる

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著者プロフィール

作家、翻訳家。『クマのプーさん』『ちいさいおうち』「うさこちゃん」シリーズなど数々の欧米児童文学の翻訳を手掛けながら、『ノンちゃん雲にのる』等の創作も行い日本の児童文学普及に貢献した。2008年没。

「2018年 『新しいおとな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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