ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)
- 福音館書店 (1967年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834000825
感想・レビュー・書評
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おそらく、私が通った小学校の図書室にもあったものと思われる、中川李枝子さんと大村百合子さん(後の山脇百合子さん)姉妹による名作ですが、オリジナルが1963年ということには、さすがに驚きました。
そうした気持ちを抱いたのは、今読んでも全く色褪せない、森の中を舞台にした自然と動物との関わりを温かく描きながらも、主人公である野ねずみの「ぐり」と「ぐら」がお互いに支え合いながら、ちょっとした不思議な状況を切り抜けていくチームワークの良さが、物語に独特なリズムを与えつつ、子どもたちには、そうした発想の転換を促す効果もありそうで、そこには、どんな状況もアイデア次第で何とかなることを面白く教えてくれている点に、今の時代にも通用するような斬新さを感じました。
また、絵本のメッセージとして、多く見られるものの一つに、『皆で喜びを共有することの素晴らしさ』から、『思いやりの心を持つことの素晴らしさ』を実感させられることがあり、それが本書からも感じさせられた点には、これから長い人生を歩んでいく過程に於いて、子どもには是非知っておいてほしい大切な事であると共に、改めて、人は周りの人達から生かされている存在であることを実感させられて、それは、お互いに一つのかごを持ち合っている、表紙の二匹の絵からも感じさせられ、そんな温かさは百合子さんの絵だから、尚更、そう感じるのかもしれませんね。
そして私は、あの大きな卵が何の卵だったのか、それが妙に気になって仕方がない。 -
2022年9月29日80歳で亡くなられた画家の山脇百合子さん。子どものころ、ぐりとぐらの作るカステラが すごく魅力的で。絵を見ると感触や匂いまで漂ってくるんですよね~
百合子さんの絵は、「うまくかこう」とか「かっこつけよう」とかそういう欲が感じられなくて、あたたかくやわらかい絵。そういうかんじがいいんですよね。
「そらいろのたね」も、子どもの発想そのもので好きでした。姉妹ですばらしい絵本をたくさん世に出してくれました。いつまでも読みつがれてほしいです。
調べると、百合子さんと自分の母は同じ年(昭和16年)生まれで、偶然ですが親近感持ちました。-
workmaさんこんばんは。
コメントありがとうございました。
ペンギンがお好きだそうですね。見ていて愛嬌とどことなくとぼけた感じが愛らしい...workmaさんこんばんは。
コメントありがとうございました。
ペンギンがお好きだそうですね。見ていて愛嬌とどことなくとぼけた感じが愛らしいので、私も好きです。
ぐりとぐらの感想文も心温まるお話で、感動いたしました。
素敵な出会いの本にめぐりあうのはほんとうに、嬉しいですね。
これからもよろしくお願いいたします。2022/12/14 -
ひだまりトマトさんへ
こちらこそ いつも『いいね』や、コメントをありがとうございます(*^^*)
自分は、動物 や 植物 を愛...ひだまりトマトさんへ
こちらこそ いつも『いいね』や、コメントをありがとうございます(*^^*)
自分は、動物 や 植物 を愛でるのが好きなのですが、ペンギンとねこ が特に好きで…。ねこは身近ですが、ペンギンは動物園などでしか会えず、南極のペンギンには一生会えないと思うので…写真集で堪能したいと思います…( *´艸`)
これからも ひだまりトマトさんの本棚へ遊びに行くと思うので、どうぞよろしくお願いします(^-^)/2022/12/15 -
workmaおはようございます。
ありがとうございます。
良い本にめぐりあうといいですね。workmaおはようございます。
ありがとうございます。
良い本にめぐりあうといいですね。2022/12/15
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子供と一緒によく読んだ絵本です
我が家からはさようならするので、最後にもう一度読みました
グリとグラが工夫して、カステラを作るところ
たくさんの動物が出てくるところがお気に入りでした!! -
六十周年ということで、記念カバー付を購入。懐かしいですね。来年のカレンダー、ぐりとぐらにしました。
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甘いカステラの焼ける匂いが伝わってくるようで、カステラを無性に食べたくなります。
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勝手に始めた「人気の絵本の特徴を見つけよう」の試み5冊目。
ぐりとぐらは、私の記憶に残る数少ない絵本の一つ。父の行きつけの床屋に置いてあり、父が散髪を終えるまでの数分間、毎回待ちながら読んでいた懐かしの絵本。
私は小さい頃から食べることが好きだったので、「料理をする」、それも、「甘いカステラを作る」、しかも、「動物が」、「森で」、と、すべての要素に、ワクワク感が詰まっていて、幸せな想像を膨らませることができる、本当に大好きな絵本だった。
大人になって読んだら、父の散髪についていくという数ヶ月に1度のイベントの記憶がよみがえり、なんともいえない気持ちになり、これが"エモい"というやつだ、と笑ってしまった。 -
実家にあった本。…今では、子供がいる母のようなふりで、図書館で時々借りて、読み返す。
大好きな本の中の一冊。 -
大きな卵を運ぶ方法を考えて悩んで
結局、卵のところに必要な料理道具を
持ってくるという解決策に子どもはにんまり♪ -
久しぶりに荒い砂糖がかかったざくざくのカステラが食べたい・・・。( ̄¬ ̄)
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私はどうして「ぐりとぐら」にハマれなかったのだろう?
どんな名作もどんな人気作も好みは人それぞれ、と言ってしまえばそれまでだが、多くの幼い子供達が親しんだ絵本の魔法に自分はかからなかったのかと思うと少しさみしい。
我が子たち、特に娘はこの絵本をとても好きな様子。何度も繰り返し読んできた。
子供達が成長した時に、「ぐりとぐら」の思い出を聞いてみたいな。
すごーい((((*゜▽゜*))))
それはまた、特大の目玉焼きが出来たのでしょうね。いったい何人分くらいになったのか、気になると...
すごーい((((*゜▽゜*))))
それはまた、特大の目玉焼きが出来たのでしょうね。いったい何人分くらいになったのか、気になるところですが(^_^;)
しかも、ダチョウの卵ってヘルシーらしいので、それは良い思い出になりますよね。
まこみさんのお話読んでたら、千葉にかつてあった、『ダチョウ王国 袖ケ浦ファーム』を思い出しまして、一回行っておけば良かったなと、今更ながら後悔しております。
そんな所があったのですね。「ファーム」とつくからには、ダチョウの卵の料理とかも食べられたのでしょうか?「ダチョウの卵で作ったグリグ...
そんな所があったのですね。「ファーム」とつくからには、ダチョウの卵の料理とかも食べられたのでしょうか?「ダチョウの卵で作ったグリグラカステラ」とかあれば話題になりそうですね。
今調べてみたら、ファームは閉園したけれど、同じ場所に「ふれあいどうぶつ縁」というものが、オープンしていたそうです(^_^;)
最...
今調べてみたら、ファームは閉園したけれど、同じ場所に「ふれあいどうぶつ縁」というものが、オープンしていたそうです(^_^;)
最近全く行かない市なので知りませんでしたが、今度はダチョウ以外にも動物が色々いて、その中にはエミューもいるそうです。それから、ダチョウの卵は鶏卵の25個分ですって。凄いですよね!
卵の話題があったので、料理もあるとは思うのですが、この辺はよく分からなくて、暇とお金が出来たら行ってみたいと思い、その時に、「ダチョウの卵で作ったグリグラカステラ」も、ぜひ確認してみようと思います。
絵本でも、あれだけ美味しそうでしたもんねぇ。これは食べたい(*´ω`*)