- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834000825
感想・レビュー・書評
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おそらく、私が通った小学校の図書室にもあったものと思われる、中川李枝子さんと大村百合子さん(後の山脇百合子さん)姉妹による名作ですが、オリジナルが1963年ということには、さすがに驚きました。
そうした気持ちを抱いたのは、今読んでも全く色褪せない、森の中を舞台にした自然と動物との関わりを温かく描きながらも、主人公である野ねずみの「ぐり」と「ぐら」がお互いに支え合いながら、ちょっとした不思議な状況を切り抜けていくチームワークの良さが、物語に独特なリズムを与えつつ、子どもたちには、そうした発想の転換を促す効果もありそうで、そこには、どんな状況もアイデア次第で何とかなることを面白く教えてくれている点に、今の時代にも通用するような斬新さを感じました。
また、絵本のメッセージとして、多く見られるものの一つに、『皆で喜びを共有することの素晴らしさ』から、『思いやりの心を持つことの素晴らしさ』を実感させられることがあり、それが本書からも感じさせられた点には、これから長い人生を歩んでいく過程に於いて、子どもには是非知っておいてほしい大切な事であると共に、改めて、人は周りの人達から生かされている存在であることを実感させられて、それは、お互いに一つのかごを持ち合っている、表紙の二匹の絵からも感じさせられ、そんな温かさは百合子さんの絵だから、尚更、そう感じるのかもしれませんね。
そして私は、あの大きな卵が何の卵だったのか、それが妙に気になって仕方がない。 -
2022年9月29日80歳で亡くなられた画家の山脇百合子さん。子どものころ、ぐりとぐらの作るカステラが すごく魅力的で。絵を見ると感触や匂いまで漂ってくるんですよね~
百合子さんの絵は、「うまくかこう」とか「かっこつけよう」とかそういう欲が感じられなくて、あたたかくやわらかい絵。そういうかんじがいいんですよね。
「そらいろのたね」も、子どもの発想そのもので好きでした。姉妹ですばらしい絵本をたくさん世に出してくれました。いつまでも読みつがれてほしいです。
調べると、百合子さんと自分の母は同じ年(昭和16年)生まれで、偶然ですが親近感持ちました。-
workmaさんこんばんは。
コメントありがとうございました。
ペンギンがお好きだそうですね。見ていて愛嬌とどことなくとぼけた感じが愛らしい...workmaさんこんばんは。
コメントありがとうございました。
ペンギンがお好きだそうですね。見ていて愛嬌とどことなくとぼけた感じが愛らしいので、私も好きです。
ぐりとぐらの感想文も心温まるお話で、感動いたしました。
素敵な出会いの本にめぐりあうのはほんとうに、嬉しいですね。
これからもよろしくお願いいたします。2022/12/14 -
ひだまりトマトさんへ
こちらこそ いつも『いいね』や、コメントをありがとうございます(*^^*)
自分は、動物 や 植物 を愛...ひだまりトマトさんへ
こちらこそ いつも『いいね』や、コメントをありがとうございます(*^^*)
自分は、動物 や 植物 を愛でるのが好きなのですが、ペンギンとねこ が特に好きで…。ねこは身近ですが、ペンギンは動物園などでしか会えず、南極のペンギンには一生会えないと思うので…写真集で堪能したいと思います…( *´艸`)
これからも ひだまりトマトさんの本棚へ遊びに行くと思うので、どうぞよろしくお願いします(^-^)/2022/12/15 -
workmaおはようございます。
ありがとうございます。
良い本にめぐりあうといいですね。workmaおはようございます。
ありがとうございます。
良い本にめぐりあうといいですね。2022/12/15
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甘いカステラの焼ける匂いが伝わってくるようで、カステラを無性に食べたくなります。
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実家にあった本。…今では、子供がいる母のようなふりで、図書館で時々借りて、読み返す。
大好きな本の中の一冊。 -
子供と一緒によく読んだ絵本です
我が家からはさようならするので、最後にもう一度読みました
グリとグラが工夫して、カステラを作るところ
たくさんの動物が出てくるところがお気に入りでした!! -
久しぶりに荒い砂糖がかかったざくざくのカステラが食べたい・・・。( ̄¬ ̄)
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私はどうして「ぐりとぐら」にハマれなかったのだろう?
どんな名作もどんな人気作も好みは人それぞれ、と言ってしまえばそれまでだが、多くの幼い子供達が親しんだ絵本の魔法に自分はかからなかったのかと思うと少しさみしい。
我が子たち、特に娘はこの絵本をとても好きな様子。何度も繰り返し読んできた。
子供達が成長した時に、「ぐりとぐら」の思い出を聞いてみたいな。 -
「ぐりとぐら」は、絵本としては2位の533万部が発行されている(1位は「いないいないばあ」で700万部だそうです。https://news.livedoor.com/article/detail/19272902/)超ロングセラー。
他の何冊かと同様に、子どもが生まれる前に買ってきた絵本です。
生まれる前に買ってきた絵本はみな自分が読んだ記憶があるものばかり。数十年前に自分が手にして読み、今子供が膝の上で読んでもらい、そしてできれば子供の子供に読まれてほしいと思います。
安定期に入ってから生まれるまでの間って、ハイになったりやたらと心配したりして、その度にベビーグッズをあれやこれやと買い込んできたものです。絵本ではこの「ぐりとぐら」(のシリーズ)と「きかんしゃやえもん」「ちいさいおうち」を買ってきて、毎日眺めながらこれを読み聞かせる日のことを夢想していました。
産後の嵐のような日々の中で、産前に買い込んだもののうちいくつかは情報どおり役に立ち、役に立ったものチームより遥かに多いいくつかは封も切られずよそにもらわれていきました。絵本たちは封を切られなかったチームに交じって月日を送り、産後に赤ちゃんの様子を見ながら買い揃えた本たちが読まれるのを横目に埃をかぶり、結局出番が来たのは年長さんになったくらいでしょうか…。5年以上積まれていたことになりますw。
さて、年長の頃、初めて読んでやった時は、「のねずみ」って何?カステラって自分で作れるの?って質問が飛んでくるかと思いましたがお話が気になるのかそんなこともなく、食い入るように最後まで聞いてくれました。巨大な卵が巨大な調理器具を使って最後にどうなるのか、自分の体験したことのないシーンばかりでワクワクしたようです。
最後、みんなでカステラを食べているシーンで、どんな動物がいるか一緒に確かめた後、「さあ、この からで、ぐりと ぐらは なにを つくったと おもいますか?」でちょっと溜めたら「おーしーまい!」の声が。最後にもう1枚あるとは思ってもみなかったんでしょう。ページを捲ってやったら、「わぁあ、くるまだあ」の声が上がりました。
ということで、読み聞かせてもらったほうだけではなく、読み聞かせたほうも大満足の1冊になりました。
ぐりとぐら以外にも本が身の回りにたくさんあることに気が付いたからか、読んでくれリクエストが来ることは減りましたが、親が読みたくなって本棚から持ってくると一緒になって聞きたがります。
かつての自分に、そして今読んでもらった子供に、何が一番「刺さった」のかちょっと思い返してみると、どうやらストーリーの「意外性」だったんじゃないかなあと思うのです。
身の丈ほどある卵を拾って、身の丈ほどあるお鍋でカステラを作って、おともだちみんなでお腹いっぱい食べる、最後はそのカラで作った車に乗って帰る…聞いただけでワクワクします。
そこに、ぐりとぐらをはじめ他の登場人物(動物)たちがかわいらしく描かれていること(そう言えば「いやいやえん」の赤いバケツを持ったくまがいることに最近気が付きました!)、そして出てくる食べ物が美味しそうなこと!そんなこともあわせて読んだ後に幸福感が残る1冊だと思います。
ところで。
大人になって余分な知恵がつくと余分なことが気になります。
まず、あの卵って何の卵だったんでしょうね。
カステラを一緒に頬張った仲間には、大型の鳥であるフラミンゴをはじめ、フクロウ、小鳥、ワニ、ヘビ、カメ、トカゲなど、殻付きの卵を産みそうな面々がたくさんいます。みんな美味しそうにカステラ頬張ってるけど、森のどこかに卵が無くなって泣いてるお母さんがいるんだよなんてことが気になって…。子供と一緒に「ダーウィンが来た」をよく見るようになってから、そんなことが気に掛かります。
それから。
ぐりとぐらってどんな関係なんでしょう。
一人称が「ぼく」の2人ですから、兄弟?っていうより、名前も外見もそっくりだから双子?って考えるのが普通でしょうけれど…ねずみって同時に数匹以上の子供を産むのが普通らしいので、双子でもいいのかもしれませんが、残りの子供はどうなっちゃったのとか、ねえ。こっちも「ダーウィンが来た」の影響ですね。
蛇足ですが。
ぐりとぐらってよく食べ物が出てくるのですが、それを見て、最近、素直に「おいしそうだねえ」って言えない自分がいます…。
彼(女?)らって、すごく「ていねいな暮らし」をしています。自分で野菜を育てて、間引いた野菜まで料理してもれなく食卓に載せ、朝ご飯から手の込んだお料理をたくさん作る…。「このよでいちばんすきなのは おりょうりすることたべること」だから趣味なのかもしれませんが、スーパー総菜とコンビニ食材だらけの自分の食卓を思い出すともう何だか劣等感でいっぱいになって、子供には「美味しそうだねえ」って言いながら、心の中ではカステラなんて自分で作れないよな、って思うと、読むのがちょっと辛くなるような、そんな毎日です。
ああ、心が汚れてしまったんだなあ…。 -
ぐり ぐら ぐり ぐら♪懐かしく、夫とふたりでニコニコしながら音読
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『ぐりとぐら』が小学校1年生の教科書に!!(光村です)
というわけでとても久しぶりに読み返したら、もれなく幸福感に満ち溢れました。
この横長の形態に、ほとんど左右見開きの絵なところもポイント高いです。
絵がいちいちかわいい~。森とどんぐりときのこ…おっきなたまご…わくわく。
細かな内容を忘れていましたが、ぐりがげんこつでたまごをたたき割ろうとして、かたすぎて泣いたところにウケました。そんな内容だったっけ。&ですよね。笑
かすてらを焼く匂いにつられて動物たちが集まってくるところも可愛いです。
「けちじゃないよ」と自分で言うぐりとぐら。笑
最後が問いかけで終わるところもいいですね。
「さあ、このからで、ぐりとぐらはなにをつくったとおもいますか?」
最後のページの絵も、もちろん可愛いです。
『ぐりとぐら』というと、どちらかというと幼年絵本なイメージがありますが、それが小学校1年生の教科書に載るとなると、読む力の低下に伴って幼年絵本を小学校に入れてきたのかなぁとも思いましたが、どうなんでしょうか。
どちらにせよ、不朽の名作だとは思うので、全然ウェルカムなのですが。
保育園で読み聞かせなどをしてもらっているケースが多いんじゃないかなと思うので、小学校で読み聞かせをすると「それ知ってる~」ってなるんじゃないかなぁ。
読み聞かせ、約5分。
ちなみに、「おりょうり」で始まるクイズの答えは『ぐりとぐら』。
著者プロフィール
なかがわりえこの作品






すごーい((((*゜▽゜*))))
それはまた、特大の目玉焼きが出来たのでしょうね。いったい何人分くらいになったのか、気になると...
すごーい((((*゜▽゜*))))
それはまた、特大の目玉焼きが出来たのでしょうね。いったい何人分くらいになったのか、気になるところですが(^_^;)
しかも、ダチョウの卵ってヘルシーらしいので、それは良い思い出になりますよね。
まこみさんのお話読んでたら、千葉にかつてあった、『ダチョウ王国 袖ケ浦ファーム』を思い出しまして、一回行っておけば良かったなと、今更ながら後悔しております。
そんな所があったのですね。「ファーム」とつくからには、ダチョウの卵の料理とかも食べられたのでしょうか?「ダチョウの卵で作ったグリグ...
そんな所があったのですね。「ファーム」とつくからには、ダチョウの卵の料理とかも食べられたのでしょうか?「ダチョウの卵で作ったグリグラカステラ」とかあれば話題になりそうですね。
今調べてみたら、ファームは閉園したけれど、同じ場所に「ふれあいどうぶつ縁」というものが、オープンしていたそうです(^_^;)
最...
今調べてみたら、ファームは閉園したけれど、同じ場所に「ふれあいどうぶつ縁」というものが、オープンしていたそうです(^_^;)
最近全く行かない市なので知りませんでしたが、今度はダチョウ以外にも動物が色々いて、その中にはエミューもいるそうです。それから、ダチョウの卵は鶏卵の25個分ですって。凄いですよね!
卵の話題があったので、料理もあるとは思うのですが、この辺はよく分からなくて、暇とお金が出来たら行ってみたいと思い、その時に、「ダチョウの卵で作ったグリグラカステラ」も、ぜひ確認してみようと思います。
絵本でも、あれだけ美味しそうでしたもんねぇ。これは食べたい(*´ω`*)