- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834000825
感想・レビュー・書評
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実家にあった本。…今では、子供がいる母のようなふりで、図書館で時々借りて、読み返す。
大好きな本の中の一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに荒い砂糖がかかったざくざくのカステラが食べたい・・・。( ̄¬ ̄)
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「ぐりとぐら」は、絵本としては2位の533万部が発行されている(1位は「いないいないばあ」で700万部だそうです。https://news.livedoor.com/article/detail/19272902/)超ロングセラー。
他の何冊かと同様に、子どもが生まれる前に買ってきた絵本です。
生まれる前に買ってきた絵本はみな自分が読んだ記憶があるものばかり。数十年前に自分が手にして読み、今子供が膝の上で読んでもらい、そしてできれば子供の子供に読まれてほしいと思います。
安定期に入ってから生まれるまでの間って、ハイになったりやたらと心配したりして、その度にベビーグッズをあれやこれやと買い込んできたものです。絵本ではこの「ぐりとぐら」(のシリーズ)と「きかんしゃやえもん」「ちいさいおうち」を買ってきて、毎日眺めながらこれを読み聞かせる日のことを夢想していました。
産後の嵐のような日々の中で、産前に買い込んだもののうちいくつかは情報どおり役に立ち、役に立ったものチームより遥かに多いいくつかは封も切られずよそにもらわれていきました。絵本たちは封を切られなかったチームに交じって月日を送り、産後に赤ちゃんの様子を見ながら買い揃えた本たちが読まれるのを横目に埃をかぶり、結局出番が来たのは年長さんになったくらいでしょうか…。5年以上積まれていたことになりますw。
さて、年長の頃、初めて読んでやった時は、「のねずみ」って何?カステラって自分で作れるの?って質問が飛んでくるかと思いましたがお話が気になるのかそんなこともなく、食い入るように最後まで聞いてくれました。巨大な卵が巨大な調理器具を使って最後にどうなるのか、自分の体験したことのないシーンばかりでワクワクしたようです。
最後、みんなでカステラを食べているシーンで、どんな動物がいるか一緒に確かめた後、「さあ、この からで、ぐりと ぐらは なにを つくったと おもいますか?」でちょっと溜めたら「おーしーまい!」の声が。最後にもう1枚あるとは思ってもみなかったんでしょう。ページを捲ってやったら、「わぁあ、くるまだあ」の声が上がりました。
ということで、読み聞かせてもらったほうだけではなく、読み聞かせたほうも大満足の1冊になりました。
ぐりとぐら以外にも本が身の回りにたくさんあることに気が付いたからか、読んでくれリクエストが来ることは減りましたが、親が読みたくなって本棚から持ってくると一緒になって聞きたがります。
かつての自分に、そして今読んでもらった子供に、何が一番「刺さった」のかちょっと思い返してみると、どうやらストーリーの「意外性」だったんじゃないかなあと思うのです。
身の丈ほどある卵を拾って、身の丈ほどあるお鍋でカステラを作って、おともだちみんなでお腹いっぱい食べる、最後はそのカラで作った車に乗って帰る…聞いただけでワクワクします。
そこに、ぐりとぐらをはじめ他の登場人物(動物)たちがかわいらしく描かれていること(そう言えば「いやいやえん」の赤いバケツを持ったくまがいることに最近気が付きました!)、そして出てくる食べ物が美味しそうなこと!そんなこともあわせて読んだ後に幸福感が残る1冊だと思います。
ところで。
大人になって余分な知恵がつくと余分なことが気になります。
まず、あの卵って何の卵だったんでしょうね。
カステラを一緒に頬張った仲間には、大型の鳥であるフラミンゴをはじめ、フクロウ、小鳥、ワニ、ヘビ、カメ、トカゲなど、殻付きの卵を産みそうな面々がたくさんいます。みんな美味しそうにカステラ頬張ってるけど、森のどこかに卵が無くなって泣いてるお母さんがいるんだよなんてことが気になって…。子供と一緒に「ダーウィンが来た」をよく見るようになってから、そんなことが気に掛かります。
それから。
ぐりとぐらってどんな関係なんでしょう。
一人称が「ぼく」の2人ですから、兄弟?っていうより、名前も外見もそっくりだから双子?って考えるのが普通でしょうけれど…ねずみって同時に数匹以上の子供を産むのが普通らしいので、双子でもいいのかもしれませんが、残りの子供はどうなっちゃったのとか、ねえ。こっちも「ダーウィンが来た」の影響ですね。
蛇足ですが。
ぐりとぐらってよく食べ物が出てくるのですが、それを見て、最近、素直に「おいしそうだねえ」って言えない自分がいます…。
彼(女?)らって、すごく「ていねいな暮らし」をしています。自分で野菜を育てて、間引いた野菜まで料理してもれなく食卓に載せ、朝ご飯から手の込んだお料理をたくさん作る…。「このよでいちばんすきなのは おりょうりすることたべること」だから趣味なのかもしれませんが、スーパー総菜とコンビニ食材だらけの自分の食卓を思い出すともう何だか劣等感でいっぱいになって、子供には「美味しそうだねえ」って言いながら、心の中ではカステラなんて自分で作れないよな、って思うと、読むのがちょっと辛くなるような、そんな毎日です。
ああ、心が汚れてしまったんだなあ…。 -
私はどうして「ぐりとぐら」にハマれなかったのだろう?
どんな名作もどんな人気作も好みは人それぞれ、と言ってしまえばそれまでだが、多くの幼い子供達が親しんだ絵本の魔法に自分はかからなかったのかと思うと少しさみしい。
我が子たち、特に娘はこの絵本をとても好きな様子。何度も繰り返し読んできた。
子供達が成長した時に、「ぐりとぐら」の思い出を聞いてみたいな。 -
『ぐりとぐら』が小学校1年生の教科書に!!(光村です)
というわけでとても久しぶりに読み返したら、もれなく幸福感に満ち溢れました。
この横長の形態に、ほとんど左右見開きの絵なところもポイント高いです。
絵がいちいちかわいい~。森とどんぐりときのこ…おっきなたまご…わくわく。
細かな内容を忘れていましたが、ぐりがげんこつでたまごをたたき割ろうとして、かたすぎて泣いたところにウケました。そんな内容だったっけ。&ですよね。笑
かすてらを焼く匂いにつられて動物たちが集まってくるところも可愛いです。
「けちじゃないよ」と自分で言うぐりとぐら。笑
最後が問いかけで終わるところもいいですね。
「さあ、このからで、ぐりとぐらはなにをつくったとおもいますか?」
最後のページの絵も、もちろん可愛いです。
『ぐりとぐら』というと、どちらかというと幼年絵本なイメージがありますが、それが小学校1年生の教科書に載るとなると、読む力の低下に伴って幼年絵本を小学校に入れてきたのかなぁとも思いましたが、どうなんでしょうか。
どちらにせよ、不朽の名作だとは思うので、全然ウェルカムなのですが。
保育園で読み聞かせなどをしてもらっているケースが多いんじゃないかなと思うので、小学校で読み聞かせをすると「それ知ってる~」ってなるんじゃないかなぁ。
読み聞かせ、約5分。
ちなみに、「おりょうり」で始まるクイズの答えは『ぐりとぐら』。 -
のねずみのぐりとぐらが森でみつけたおおきなたまごでカステラを作ります。いいにおいに誘われもりじゅうの動物たちが集まってきます。
出来上がったカステラは本当においしそうで、食べたくなってしまいます。
また、運べないほど大きい卵に悪戦苦闘し、ついにはそこで調理をしてしまうという発想や割れない卵をなんとかして割るところは、考えて工夫する大切さが学べると思います。
カステラをつくる手順が書かれているので、作ってみたくなります。 -
ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
のねずみのぐりとぐら。
小さくとも、持ち前の想像力と明るさで問題を切り抜けていくようすに、子どもたちはみずからを重ねていきます。
二人がつくったおおきなカステラに憬れない子どもはきっといないはず。
読後に親子で調理してみるなど、話を膨らませるのもおもしろいでしょう。
1963年出版のロングセラー。
シリーズの第一作目。
3才ころから。 -
2018.04.19 0歳9ヶ月
この世で一番好きなのはお料理すること食べること
ぐりぐらぐりぐら
リズミカルな文書が読んでて楽しい
子供の頃に読んでもらったけど、やっぱり大好きな一冊
ぐりとぐらがあれこれ考えるところや、大きな卵でつくるカステラは子供の頃も思ってたけど、すこく美味しそう!
可愛くてユーモアがあってとってもステキな絵本 -
ぼっくらっのなっまえっはぐ~りとぐら~♪
陽気に歌えば楽しさ倍増。我が家のキラーコンテンツ。
私も子供のころに大のお気に入りだった、ど定番絵本。現在、あまり言葉がわからないはずの愚息も、読んで読んでの絶賛ヘビー・ローテーション中。
一見なんてことなさそうに見えて、子供のハートをガッチリつかむやさしい絵柄。創意工夫次第で、暖かくも、楽しくも、読み手の数だけ存在するぐりとぐらの歌。
対象年齢は3才~5才。もっと小さく、お話が聞けないような年齢だと、途中でどこかへ行ってしまったり、ページをどんどんめくられたりすることもありますが、頑張って楽しく歌ったり、演技したりしてると、徐々に雰囲気を楽しんでくれるようになるので、使い方次第で射程は広がります。
もちろん、子供の好き嫌いぐらい分からないものはありませんが、「ぐりっぐらっ」の効き目は、かなりの子育て経験者が実感しているところでしょう。子育て時代の良き思い出から、お孫さんに贈られる方も多いようですね。私の母親も張り切って読んでいます。
森に落ちていた(ぐりとぐら目線)誰かのものであろうたまごを、森の“みんな”でサクッと食べてしまって良かったのか、ということは、あまり考えてはいけません。たまご=ごちそう、というぐらいの大ざっぱさが彼ら(?)の魅力なのです。ぐりっ、ぐらっ。
著者プロフィール
なかがわりえこの作品






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