そらいろのたね

制作 : おおむら ゆりこ 
  • 福音館書店
3.90
  • (239)
  • (196)
  • (288)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 1941
レビュー : 199
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000849

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • なかがわりえこさんと、おおむらゆりこさんの名コンビによる有名な作品。
    今更と思いながら読んでみました。
    大人の目線で漫然と読むのと、「読み聞かせ」に使おうとして読むのとではまるで違います。
    子供の気持ちになってみると、まぁ面白いこと。

    ゆうじは、自分のおもちゃのひこうきと、キツネが持っているそらいろのたねとを交換します。
    庭に植えて水をやっていたら、小さなそらいろのおうちがはえてきました。
    おうちはどんどん大きくなって、最初はひよこさんが入ってきます。
    次に猫さん。それから、豚さん。
    それでもどんどん大きくなって、ゆうじの友達が入ってきます。
    それでもどんどん大きくなって…
    とまぁ、この辺はわくわくしますね。
    いろいろな動物やたくさんの友達、みんなが一緒に入れるおうちなんて、夢のようです。
    どの窓も開いていて、みんなの顔がのぞいている場面なんて、すごく楽しそうではありませんか。

    ところがキツネさんが戻ってきて、話は変わってしまいます。
    僕の家だからみんな出て行って、と言うのですね。
    そしてキツネさんだけが住んでいるのに、出入り口も窓も全部しめてしまうのです。
    ところが、おうちがどんどん変化します。。ここもどきどき。
    キツネさんの思う通りにはなりませんが、目を回してひっくり返ってるというラストも、ちょっぴり笑えます。

    「ほらね、ひとりじめはダメですよ」なんて教訓を垂れるかどうかはそれぞれの自由。
    でも、たねからおうちが生えてきて、そこにみんなが住めるようになるっていうのは、素敵なアイディア。
    さすがの、なかがわさんなのです。
    それにしても、「たね」はどんな「たね」だったのでしょう?
    イラストには出てこないので、想像してしまいます。
    キツネさんも、おうちが生えてくるなんて知らなかったようだし、不思議ですよね。
    ひょっとして「そらいろのたね」は、植えたひとの夢を叶えるものだったのかしら。

    ひそかなお楽しみもあります。
    大きくなっていくおうちに、「ぐりとぐら」もやって来ますよ。
    おおむらゆりこさんが特別友情出演させてくれたのですね。

  • どこか『さるかに合戦』を思わせる物語ですが、もう少し平和的。初めは小屋のようだった家が次第に豪邸になっていくところはワクワクします。最後の家は、きつねが横取りしたからああなったのでしょうか?それとも元々そうなる運命?もし後者なら、皆きつねに救われたのかも。

  •  ゆうじはもりのきつねとたからものをとりかえっこします。きつねから渡されたのはひとつぶのそらいろのたね。ゆうじがにわにたねをうめ、水をかけるとさいたのはなんとそらいろのいえ。そらいろのいえは少しづつ大きくなって・・・。
     だんだん大きくなるいえに、子どもたちや動物があとからあとからやってきて、それはもう夢のような楽しいおうちに。さいごにそらいろのいえをひとりじめにしたきつねはさて、どうなるのでしょう。
     たねから何が出てくるのか、そらいろのいえはどこまで大きくなるのか、わくわくどきどきできる絵本です。

  •  ゆうじは、宝物の飛行機をキツネの宝物「そらいろのたね」ととりかえました。土に埋め水をやると、翌日「そらいろの家」が生えていました。家はどんどん大きくなり、動物達や友達が入ると家はお城のように立派になります。
     それを知ったキツネは、飛行機を返すから家を返せといいます。皆を追い出し、独り占めしたキツネでしたが、空色の家は・・・というお話。

     ちょっぴり教訓も込められていて、子ども達におすすめの絵本です。また作者は「ぐりとぐら」で有名コンビによる作品ということもあり、お話の中にも、ぐりぐらが登場し、見つける喜びもあったりする本です。

  • ある日、森のキツネに頼まれて、
    模型飛行機と「そらいろのたね」を交換したゆうじは、
    家に帰って庭に種を埋めました。
    すると次の日、土の中から豆粒大の空色の家が生えてきました。
    空色の家は少しずつ大きくなっていき、
    いろんな動物が住むようになりました。
    やがてゆうじや友達も家に入れるようになり、
    お城のような立派な家ができました。
    するとそこに森のキツネがやってきて…

    「おうちが生える」という発想がまず面白くて、
    「そのおうちを育てる」という展開にワクワクしていたので、
    最後はすごく残念で寂しい気持ちになりました。
    みんなが仲良くできるのなら、
    やっぱりそっちの方がいいなぁ。

    同じ作者ということで、
    「ぐ○ と ぐ○」が小さく友情出演していますよ。
    そちらも要チェックです。

  • なつかしの絵本!何度読んでも、大人になって読んでもいい!今の子どもも、昔の子どもも楽しめるところは一緒なので、また、その子が大きくなって懐かしく思えるよう、読んでおいてあげたい。

  • きつねが好き。

    そらいろのたね、どこから手に入れたんだろうなぁ。
    わたしも一つ欲しいなぁ。

  • さるかに合戦のおはなしをうーんとかわいくしたらこんなかしら?と思わせる、夢のあるストーリー。
    途中「ぐりとぐら」が登場して大興奮。こんな風に誰かが来るたびに大きくなる家があったらと想像したら、本当に楽しくなります。

  • ウクライナ民話『てぶくろ』のような「はいりこみ話」

  • 青い種を植えたら、青い家が咲いて、どんどん育って入れるくらい大きくなって、みんなで入っちゃう。なんて空想的で素敵なストーリー。子供はこんな家に入るのが大好きだろう。

全199件中 1 - 10件を表示

なかがわりえこの作品

そらいろのたねを本棚に登録しているひと

ツイートする