おおかみと七ひきのこやぎ (世界傑作絵本シリーズ)

著者 :
制作 : フェリクス・ホフマン  せた ていじ 
  • 福音館書店
3.86
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本棚登録 : 791
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000948

感想・レビュー・書評

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  • 【ねむりひめ】でホフマンの絵を絶賛した流れで、更にもう一冊。
    色々な作家さんによるバージョンが出ているが、このホフマンの絵によるものがやはり白眉。
    グリム独特の生々しさもそのままだし、渋めの色と構図の良さもいよいよ冴えており、表の表紙から裏表紙まで何度見返しても味わい深い。
    そして、幼い子ヤギたちの愛らしさやお母さんヤギの賢さとたくましさ、わが子を失ったときの悲しさまで、本当に良く描き分けられている。
    もちろん、狼の狡猾さも。
    約9分。4,5歳から。

    最近知ったのだが、終盤の『おおかみ しんだ!おおかみ しんだ!』の言葉が、物議をかもすことがあると言う。
    子どもの頃このお話がどんなに怖かったか、忘れてしまったのだろうか。
    子ヤギを食ってやろうと何度も手を替え品を替え現れるオオカミは、相当に怖い存在だったはず。
    何しろ『あけておくれ。お母さんだよ』というフレーズだけでもかなり有名なのだ。
    お母さんだって、何も喜んで子どもたちを置いて出かけたわけではない。
    ただ、食糧不足で子どもたちを飢えさせるわけにはいかないから、何度も「オオカミに気をつけて」と言い含めて出かけたのだ。どんなにか、子どもたちが気がかりだったことだろう。
    そして、このオオカミには(裏話だが)どうやらお父さんも食べられたというではないか。
    裏表紙にある、額入りの絵。これが今は亡きお父さんであるという。
    そのお父さんの分もあり、『おおかみ しんだ!』と叫んだときは、みんなどんなに嬉しく、安心したことだろう。
    『謝ったので許してあげました』なんて欺瞞を植えつけるほうが、よほど弊害があると思うよ。
    留守番のたびに、もしやまたオオカミが襲いに来るのではという恐怖は、決して消えることはないだろうから。
    最後は全員揃ってベッドに入っているそれはそれは幸せな図。手前にお母さんもいる。
    つまり、ちゃんと「ケア」もしているのだ。
    ここをゆっくり見せて「みんな助かって良かったね」と、お母さんが一言言えばそれで済むと思うのだが、いかがかしら。

    ということで、絵本もやはり本物がいいなぁと。

  • 中古購入
    スイスの絵本(グリム童話)

    有名な話なので大筋の感想は省略
    今は残酷なシーンを改変してしまうので
    この話もどうなっているのかな?
    でも私の時代でも残酷なシーンはすでに
    改変済みらしい
    どこかでグリム童話は
    もとは大人向けなので残酷で
    子ども向けにだいぶ書き直したと知って
    ビックリした
    何年も前に本当は怖いグリム童話とか
    そういえば流行ったなぁと思い出す
    あれは本当の原作だったのかな?
    気になりつつ読まなかったなぁ

    この絵本を選んだポイントは
    自分が好きな昔の絵柄と
    『赤ずきん』でも書いた
    オオカミのお腹をハサミで切るシーンで
    ハサミが見えていること
    残酷だからって隠れて見えないのは
    私の中ではダメなのだ
    物語だからこそ
    とんでもないことをコミカルに描ける
    そんなやっつけ方があるのか!って
    もう忘れてしまったけど初めて見た時は
    度肝を抜かれたはずなのだ
    切ったままにぜずに縫い止めるなんて
    ある意味親切だな(笑)
    今ごろ気づいたけど
    赤ずきんちゃんをバージョンアップしたような話だね
    そういえば七匹の子ヤギが隠れる場所に
    扉がついてる仕掛け絵本を読んだ記憶が!
    仕掛け絵本のがあったら欲しくなっちゃう
    これは仕掛けはついてないので
    一匹目は?と探させながら読んだら
    楽しんでたみたい

    そういえば
    このオオカミはちょっと怖いかなと思い
    この絵大丈夫?って確認したら
    ぜんぜんこわくないしって言われた
    強がっているのか?
    私が昔の絵柄が好きでよく買うから慣れたのか?
    表情で読み取ろうと覗き込むと
    ページをめくって興味津々だった
    以前はかわいい絵しか欲しがらなかったのに
    本が好きな子になれそう…かな?
    上の子の時にも今みたいに読み聞かせが上手くできていたらと
    残念でならない

  • 子供の頃、オオカミは怖いものだと印象づけられた絵本。

    今は、子やぎを6ぴきも丸飲みするオオカミよりも、母やぎの開腹オペに驚愕するッ!

    母は強し。

  • 30年度  仲よし高学年
    10分

  • ★★★★★
    絵とテキストがぴったり。
    昔ながらの絵本で紹介したい。
    結構わかってくれるものです。
    (まっきー)

  • 大人には残酷に聞こえそうだが、子どもはきっと吸収してしまうであろう名作。

  • グリム作、瀬田貞二訳、フェリクス・ホフマン絵、スタンダードな『おおかみと七ひきのこやぎ』。文章はリズム良く、絵は生き生きとしている。筋に現代的な脚色はなく、どぎついほどの勧善懲悪がカタルシスと同時に怖さも感じさせる。
    子山羊たちが一匹一匹、色合いが違ったり、表情があったりするのが可愛い。反面、母山羊はただでさえリアルな山羊の顔をしているうえ、狼を死へ誘う数ページでは、恐ろしく存在感のある眼をしていて(狼が滑稽さをもって描かれている分、余計に)迫力がある。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「昔話・神話・歴史」で紹介された本。

    これもとーーーっても有名だけどこれといって読了登録している本はないみたい。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:726.6//ホフ
    資料番号:10185810
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