木かげの家の小人たち (福音館創作童話シリーズ)

制作 : 吉井 忠 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 130
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001037

感想・レビュー・書評

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  • 考えなければならないことがいくつかある。反戦文学であることは間違いない。なぜ、小人の子たちはアマノジャキと暮らすこと選んだのか。親はなぜ保守的で追従的な生を歩むのか。77日の試練は何だったのか。小人は良心の象徴のようだが、一日も休むことのできない具体的関わりでもある。その家族がなぜ進んで別れ別れになるのか。では、アマノジャキとは。なぜ小人は西洋由来なのか。謎というよりも、そこを掘っていくことで豊かな水源を探り当てることができると思うからだ。

    子どもは自立。天の邪気は守る守られる関係でなく、友人。その程度の読みでいいのだろうか。ゆりの葛藤、弱さ、ひたむきさもこの物語の白眉だろう。

  • 日本人の少年が英国人の女性から小人たちの一家をあずかるところから始まる。

    世話をする者は代替わりしていくが大切な約束として守り続けられていく。

    しかし、折しも日本は戦争へ向っていたのだった。

    うーん、今のぼくらにとっては、戦争と、小人たちの存在が、うまく結びつかないかもしれない。(2010.09.07読了)

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「冒険・ファンタジー」で紹介された本。

  • よかったです。
    人は誰もどこかに「だれもゆけない土地」を持っている・・・そんな心が温かくなるような物語です。
    メッセージ色も結構強いけれど、大事だよなあと思います。
    森山家の人々と小人の関係も素敵でした。信がどうなるのか、今後の展開が気にかかります。

  • つながりを大切にすること、戦争の悲惨さ、何か大切な物を教えられた感じ・・・

  • 過去を想い起すべき、この時期に、人に勧められて。

    日本に、いや世界中に、何かの暗い影がかかっているかのように感じられる昨今。この本の状況は、現代とすごく似てはいないだろうか。

    歪みは弱いところ、子どもから攻め立てる。
    家族は、大きなものの為に、ばらばらになる。

    そんな時でも、自分の心に従って生きていけるか。
    重い課題を与えられたような気がした。

  • 子供の頃、小人の出てくるお話をいくつか読んだ記憶があったので、ラノベばっかり読んでいないで、読み返してみようと思いました。

    読んだと確信が持てる床下のシリーズとはなはなみんみのお話が図書館になく、借りてみることにしました。

    戦争で、兵隊さんが戦っている場面は直接出てこないものの、つらい時代のことを忘れないように語り継ぐための作品としてはいいのではないかと思います。
    戦争を知らない世代ですが、しんみりしました。

  • 戦争の影響を、誰も彼もが受け絵いた時代のお話。児童書ですが、結構な読み応えです。

  •  大正2年の夏休み。森山達夫は、帰国するイギリス人の先生から「小さい人たち」のことをたのまれる。イギリス生まれの小人の夫婦には、2人の子どもができる。時は流れ、「小さい人たち」にミルクを運ぶのは、達夫の娘・ゆりの役目に。平和に暮らしていた森山家の家族たちにも、しだいに戦争の影響が…。

  • 13.12.30~14.1.4

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