おへそがえる・ごん 3こしぬけとのさまの巻 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 108
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001044

作品紹介・あらすじ

おへそを押すと、口から雲を吐くふしぎなかえる、おへそがえる・ごん。戦にかりだされている友の父を取り戻すため、仲間と力を合わせ、たいしょうをやっつけろ! 国際アンデルセン賞を受賞した、日本を代表する絵本画家・赤羽末吉が、ゆかいでスピード感のあるストーリーと、たしかな筆づかいの絵による描写とで、子どもたちに語りかける創作長編物語の最終巻。ユーモラスな中に、平和への願いがこめられています。

感想・レビュー・書評

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  • 4歳児にはページ数が多いかなと思ったけど、展開の面白さにすっかりハマってしまって、何度も読み聞かせてほしい本でした。

  • 良かった

  • 今回は殿様同士のいくさに巻き込まれる。新しい仲間、へそとりごろべえ。可愛くて頼もしい。へそとりきが栓抜きで笑ってしまった。本当に自由!素敵!
    ごんたちはいくさをやめさせる。その方法がまた愉快。雨を降らしてみるも失敗、胡椒振りまくも失敗。コミカルなテンポで楽しい。
    最後はへそとりきが大活躍。
    いくさは大変な騒ぎだけれど、深刻さはなく、終始カラッとしていてみんな前向き。ピンチもなんどもあるけど、何だか笑ってしまう。
    登場人物、善も悪もみんな憎めなくて、楽しいに尽きる絵本。何か面白い本と聞かれたら迷わずこの本を差し出したい。
    めでたしめでたし。

  • 2015.11.28
    図書館の本棚に3冊揃っていたので、ひさびさにまとめてかりてみたけれど、この3巻だけ前に借りた記録がないのはどうしたことかしら?
    とぼけたかえるを主人公にくりひろげられるナンセンスファンタジー、シンプルな線と抑えた色遣いの絵にオノマトペたっぷりの楽しい語りで、私だけでなく子らも気に入っているのに絶版で入手できないのが惜しい。

  • 3冊目が一番好きかも。
    今回気に入ったのは「へんなかえる」「へんなこども」のかけあいが自分も子どものころにいってたなあって。
    子ども心を忘れていない人ですね、赤羽さんは。

  • 小さいころ大好きだったおへそがえる・ごん。
    すごいヒーロー!
    大人になってまた出会えるなんて嬉しい。
    また読んでみよう。

  • 絵巻物の絵みたいですごい好き。

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著者プロフィール

赤羽末吉 1910年東京に生まれた。1959年、日本童画会展で茂田井賞受賞。1965年、『ももたろう』(福音館書店)、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)、1968年、『スーホの白い馬』(福音館書店)で、それぞれサンケイ児童出版文化賞。1973年、講談社出版文化賞。1975年、小学館絵画賞と国際アンデルセン賞特別賞、またブルックリン美術館絵本賞。1980年、それまでの絵本の業績に対して、国際アンデルセン賞画家賞を受賞。1982年には、東ドイツのライプチッヒ国際図書デザイン展で教育大臣賞および金メダル賞受賞。1983年にはイギリスのダイヤモンド・パーソナリティ賞を受賞した。ほかに『つるにょうぼう』『したきりすずめ』(福音館書店)、『源平絵巻物語・全十巻』『絵本よもやま話』(偕成社)などがある。1990年没。

「2020年 『おへそがえる・ごんセット(3冊)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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