名医ポポタムの話 他3篇 (ショヴォー氏とルノー君のお話集 3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001068

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  • 38度の熱が下がらないままの読書。ショヴォー氏とルノー君のお話の、図書館で借りてきた重い3巻を読む。熱でフウフウしながらも、この怪しいおかしさがたまらない。

    表題作は、カバの医者ポポタムが、自分で発明した「ポポタムのり」や「ポポタミン」や、ポンプやペンキを駆使して、もうあかんという患者を生き返らせたり、治したり。ときには、反対向きにくっつけてしまったのを、またぶった切って、のりで貼っていっちょあがり。そんなん、ありか? その名声は世界にとどろき、ポポタム先生はパリにもおでまし。おパリでも、切ったり貼ったりふくらませたり。

    このポポタムの話、土橋とし子の絵で編まれたものもあるらしい。これは図書館にあるので、読んでみたい。

    福音館文庫版
    『名医ポポタムの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集3』

    国書刊行会版(訳は福音館と同じく出口裕弘、土橋とし子画)
    『名医ポポタムの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集』

    (10/3了)

  • ひさしぶりの読み直し。こんなにはっきり風刺だったのか!
    白イコール善 ではない世界。
    だからといって善悪が反転するわけでもなく、みんなひとしく食ったり食われたりする。

    人食い鬼の話が好きだ。
    こんな危なくて面倒くさいやつも受けいれちゃう司祭さんたちの度量の広さ。
    鬼は鬼であっさりなじんじゃうし。

    この淡々とした世界観が大好きだ。

    2011/7/15 再読

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著者プロフィール

レオポルド・ショヴォー  レオポルド・ショヴォーは、故・堀内誠一さんが骨董店の箪笥から発見した一冊の本を導きの糸として、堀内さんと福音館書店が協働して“再発見”した異色のフランス人作家・画家・彫刻家(にして外科医師)です。「20世紀のラ・フォンテーヌ」とも呼ばれる寓話的な物語群、「白と黒の魔法」と讃えられる独自の味わいを持つ絵の数々は、〈ショヴォー氏とルノー君のお話集〉に集約されています。悲運の、と形容するしかない過酷な人生を送ったショヴォーは、その奥深い内面を小説にも表現し、また、中世から脈々と読み継がれた古典の現代語訳にも投影したのでした。

「2015年 『狐物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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