魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
制作 : 林 明子 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 1447
レビュー : 200
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001198

感想・レビュー・書評

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  • 映画の『魔女の宅急便』が大好き!一番好きな映画と 言っても過言ではないくらいに。実は今まで原作は読んだことがなかったが、図書館で借りて読む事にした。
    小さい魔女キキの最初の一年間。読み始めると、映画と同じセリフがあって涙ぐんだり、 読みながら映画のシーンを思い出して涙ぐんだりでなかなか進めなかった程。映画のようにドラマチックな展開はないが、ゆったりした展開の中で最初はなんとなく冷たく思えた街もだんだんとキキを受け入れ温かく見守ってくれ、必要としてくれた。そんな人々の優しさとキキの成長が本当に心にじんときて幸せな気持ちになれた。

  • 日本人なら誰しも知っている、魔女の宅急便。
    映画では数えきれないくらいに観たくせに、原作なんてただの一回も手に取ろうとしなかったことに後悔。アラサーになって初めて読んでみた。
    小学校中学年から読めるようにひらがなが多く、でも大人でも十分に楽しめる。

    映画では、知らなかったキキの降り立った町の名前や、彼女が少女から女性に変化していく中で変わっていく心情がとっても良かった。
    映画で明らかにされていなかった、魔女の13歳のひとり立ちからどうなっていくのかも分かるのでぜひ手に取ってもらいたい作品。

  • 小学校の頃、この世界に衝撃を受けて感動したのを覚えている。映画は何度も見まくったし、全てがお気に入りで大好き。この中で暮らしてみたいって思っていた。

  • ジブリの映画で有名なこのお話も、原作があったなんて、書店で文庫が発売されているのを見るまで知らなくて。
    さっそく、図書館で借りてきた。
    文庫の表紙絵は落ち着いた雰囲気で好きな感じなのだけれど、買うばかりじゃ破産しちゃうので(;△;)

    『13歳の満月の夜、魔女は生まれ育った町を離れ、他の魔女のいない村や町を探して住み、独り立ちしなくてはならない。』
    その掟に従って、キキは見守ってくれた町の人にお別れを告げ、コリコという海辺の大きな街に辿りついた。
    魔女をお話の中でしか知らない街の人たちはどこかよそよそしく、心が折れてしまいそうになってしまうキキだったけれど、しおしおになりながらふと通りかかったパン屋の前で、運命的な出会いをする──。

    魔法らしい魔法といえば箒で飛ぶことしかできないキキが選んだ仕事は「宅急便」
    今作では、独り立ちを始めてまるっと1年。
    さまざまな仕事を通して、少しずつ成長していくキキが、初めて里帰りする日までを描いている。

    児童文学だけあって、やさしくてきれいなことば。
    ぜひ叶うなら(少しだけでも良いので)朗読をおすすめします。

  • 発売して間もなくくらいに読み
    ずいぶん久しぶりに読み直す

    とても心地よい
    キキが旅立つとき
    キキとジジの関係
    コキリさんオキノさんとの距離感
    自立先の町や人との出会い
    キキの成長

    ジブリ映画ではすんなり世界に入っていけたのに
    実写版映画では映像の鮮やかさに惹かれたものの魔女アレルギーのシーン(後で解決するものの)が嫌に印象に残り…

    原作はシリーズになってるようなので
    続編も読みたいと思います

  •  本と映画の比較は良くあると思うが、それぞれ「伝えたい事」という作者、監督の意図が違うので、どちらとも良いものだと感じました。
     「働く意義」という点で両者の描かれ方の違いが良いと思いました。共に、「自立」をテーマとしていますが、映画は、現代的な日本の10代へのメッセージとして、働いてお金をもらうことの大切さ、大変さ、といった事に焦点を当ています。実生活を送るためにより具体的に必要なことを描いています。その一つの描写として、キキがお金を数えているシーンも一つ当てはまるかと思います。
     一方、本での仕事に対する対価は、何かささやかなものと交換にといったような「お金」に執着しない様子が描かれています。「魔女の修行」として未開の地に行き、そこで無償に近い貢献をすることで、そのコミュニティーに溶け込んで「魔女」というものを伝統として良い形で容認してもらい、歴史として残して行く為に、という魔女全体の意向を感じました。
     もちろん映画があざといというような考え方ではありません。監督はより、現代の日本人に当てはめて、現実とファンタジーを合わせることで、より共感しやすい作品したのかなと感じました。
     また私は、映画を先に見た口ですが、映画で直接説明されていなかった内容として、「女の子が成長し、猫に変わる大切な人ができ、結婚ということになると、黒猫も自分の相手を見つけて、分かれて暮らすようになるのでした。」という内容のことが書かれており、猫の役割が明確になりました。映画でジジの話が聞き取れなくなったのは、キキが恋や仕事で大人へと成長する過程にあったから、ということを改めて確信し出来るエピソードで、それを知っただけでワクワクしてしまったので、引き続き2巻以降も読んでいこうかと思います。

  • 子供のために図書館から借りてきたのに、先に自分が読んでしまった。6巻も続くという事実を知らなかった・・・内容は、キキが親元を離れるところから里帰りする1年間のエピソード。映画にないエピソードが楽しめました。内容もコミカルで楽しく、難しくもないので、まさに子供に読ませるべき本です。とか言いながら、自分が続編を読んでいそうな気が。

  • 数十年前、映画上映直後に読んだ。そのときは映画の印象が強すぎて、きちんと読めなかった。今になって読むと、著者らしいユーモアがいっぱい。6巻まで読もうと思う。

  • 映画の方は,何せ映画なので,
    お話の展開にドラマがないと行けないわけです.

    本の魔女の宅急便は,
    とてもやさしく丁寧にです.

    ここが最高潮!とか,とってもこわい!とか,すごく興奮しちゃう!とか,
    そういうことはあまり,無いのだけれども,

    文字の中に詰まっている感情は,とっても共感できることが沢山あるのです.

    人が成長する,自立する,生活を立てていく,人に出会う,悩む…
    っていうのはこういうことですね.
    映画のほうも,大好きなのですが,
    内面的にはこういうお話だということも,沢山の人に知って欲しいです.

    角野栄子さんは,有名な児童文学,絵本の作家の方です.

  • 小学生のときに1度読んだきりだったが、先日「角野栄子展」に行ってから、読みたくて読みたくて仕方がなくなった!原作だとジジはまたしゃべりだすので、ホッとする。

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著者プロフィール

角野 栄子(かどの えいこ、本名 渡辺栄子)
1935年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業後、紀伊國屋書店出版部に勤務し、結婚して退職。1960年、25歳の時に自費移民としてブラジルに2年間滞在。早大時代の恩師、アメリカ文学研究者龍口直太郎の勧めによって、ブラジル体験をもとに描いたノンフィクション『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』で作家デビュー。それから7年かけて、絵本・童話の創作も始めた。
産経児童出版文化賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞、巌谷小波文芸賞、東燃ゼネラル児童文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など多数の受賞歴がある。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。
2018年、「児童文学のノーベル賞」「小さなノーベル賞」と評される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。代表作の『魔女の宅急便』シリーズ、『トンネルの森1945』が受賞声明で言及されていた。

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