だるまちゃんとてんぐちゃん

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001242

感想・レビュー・書評

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  • 10代の頃、急に仲良くなった友人がいた。
    若い時によくある勢いのある距離の詰め方で、いつも一緒にいて
    なんでも話した。親友のように、周りからは見えたと思う。

    なんでも私の好きなものを「いいね!私も好き!」といってくれる彼女に対して
    ある時から、あれ? と思い始めた。
    服も、持ち物も、好きな食べ物も、すべてが私と同じなのだ。
    特に服は顕著で、私が来ていた服とほぼ同じものを次に会う時には来ていた。
    私が好きな芸能人を言うと、その人の髪型をし始めた。
    私が彼女に言ったことは、彼女は自分の発言として他のクラスメイトに話していた。
    私は、自分がその子の影になったようでとても嫌だった。
    距離をとるようになった。


    子供の時に大好きだった本。だるまちゃんはてんぐちゃんがとても好きで
    羨ましくて、なんでも同じになりたいのだ。
    自分の真似をするだるまちゃんをてんぐちゃんは「いいの見つけたね!」と
    褒めてあげる。そして一緒に遊ぶ。

    てんぐちゃん、懐がでかい。大人になって思うことはそれ一択だ。
    さすが神の化身(の子供)である。
    表紙のイラストも、てんぐちゃんは笑顔。だるまちゃんは真剣(そして負けている)
    これはじゃんけんの結果じゃなくて、二人の性格を表している見事な表紙だと思う。

    どうにも器の小さかった私をたまに思い出す。
    絵本のように彼女と遊んでいられたらよかったのかもしれないけど。


    ※これを書いた翌日、かこさんが亡くなったニュースが配信された。どうか安らかに眠ってください。

  • 3才~小学校初級

    ・絵の色がカラフルで、主人公の表情が豊かである。

    ・アットホームな食卓の絵が、心温まる。

    ・手作り感・素朴なものの良さを描いている。

    ・友情の大切さを表している。

  • この絵本は、私の母が孫(私の娘)の誕生プレゼントとして届けてくれた最初の配本絵本であった。何度も何度も読み聞かせた記憶があり、特別な思い入れがある。
    今日の昼のニュースで加古さんの訃報を聞いた。最近、だるまちゃんシリーズの新しい絵本を出版されていただけに、心にぽっかり穴が開いたようで残念でならない。

  • 1歳8,9か月

    読んでみたら、好きだったみたい。何度か持ってきた。
    色々なくつや、帽子を見ているし、やっぱり鼻と花のところでおおきなだるまどんが間違えるところが面白いみたい。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    仲良しのだるまちゃんとてんぐちゃん。
    だるまちゃんはてんぐちゃんの持っているものがほしくて、
    おおきなだるまどんにお願いするが、おおきなだるまどんが用意するものは、どれもズレている。
    結局自分で工夫するだるまちゃん。
    てんぐちゃんのような赤いはなが欲しいとお願いして、
    赤い花を用意したおおきなだるまどんが面白い。
    絵がかわいい。たくさん用意したものの中から、どれか似ているものがないか探しながら見るのも楽しい。

  • こどもの頃好きだっただるまちゃん。
    私が読んだのはこの「てんぐちゃん」だった。
    ストーリーはすっかり忘れてたけど、てんぐちゃんの真似してどんどん変身していくだるまちゃんがおもしろい。
    最後の”はな”をどう見つけたのか…
    思い出すだけでほっこりする話。

  • 私が大好きだった絵本。娘にはまだ早いけど懐かしくて借りてしまいました。改めて今読むとわりとだるまちゃんがワガママ…笑 真似されても「いいね」と受け入れるてんぐちゃんが大人です☆工夫次第で、身近なものが大好きなものになるんだなぁ。あれだけ頑張って揃えた方はたまったもんじゃないけれど。

  • だるまちゃんのパパの親ばかっぷりが楽しくて
    なんども、なんども読み返した本。
    大人になった今でも本棚にあります。

  • だるまとてんぐ!なんていい組み合わせ!
    だるまちゃんの要望に、柔軟に対応するだるまどんについ目が行ってしまう。。これが大人の性か?
    「うちわ」1つとってもこんなにあるのかーってくらい、毎度毎度その種類の豊富さに楽しみを覚える。想像以上。
    てんぐちゃんがだるまちゃんを馬鹿にしないで、「いいねー」って褒める所に、人となりを見る。

  • 小さい頃から持っていたものと、サイン入りと2冊所持。
    「おおまちがいのとんちんかん」のページ、大好き。あのページにある黄色い靴が、幼稚園の頃の指定靴とそっくりなんです。

  • だるまちゃんとてんぐちゃんは大の仲良し。
    だるまちゃんはてんぐちゃんの持ち物を何でも欲しがって家で探してもらうのですが・・・
    てんぐちゃんのうちわ、ぼうし、はきものはあるものでうまく代用。
    では長い鼻はどうするかな?

  •  てんぐちゃんの持ち物を羨ましく思って、似たようなものをどんどん見つけては嬉しそうに身につけていくだるまちゃん。そんなだるまちゃんを陰ながら温かくサポートする家族。だるまちゃんを見たてんぐちゃんの温かい反応。「○○ちゃんが持ってたから私も欲しい、買って」みたいなことってよくあるけど、この絵本を読んだら、子どもがそこで何を欲しているのかがよくわかる。つまり、本当に正真正銘おんなじものが必要なのかどうかってこと。本人が満足し、周りもそれはそれとして「いいね」と認められるようであればいいんだ。
     なぜ4なのかというのは、絵の好みの問題…すみません。

  • だるまちゃんがどんなおねがいをしても、嫌な顔ひとつしないで最大限に可能性を広げてあげるおとうさんに感動した。うしろでにこにことご飯の準備をするおかあさんやそれはいいねといつでも認めてあげるてんぐちゃんにも感動。最後はことりが止まって一番いいものに。ああ、子供を認めてあげるってこういうことなのかと教えられた。
    りょーまはあまり触りたがらず。どれがいい?と聞くと何故か「笠」と和モノを選んだのが面白かった。(H22.1.31)

  • 同じくかこさとしさんの名作。
    「からすのパンやさん」と僅差で4位の人気だった本。
    小学生になっても、幼い日に読んだ本というのは安心感の固まりらしい。
    表紙を見せたとたんに「あー、懐かしい!」と一年生に言われた時は吹きだしそうだった。
    ちなみにアンケート用紙は全ての小学校共通。
    各クラス30人ほどで、ひと月に7校ずつ回り年間12回。

    「だるまちゃん」も「てんぐちゃん」も、今の子たちには本当に昔のもの。
    それでも身近に感じてくれるのは、かこさんの描き方の素晴らしさだ。
    てんぐちゃんの持っているものが、次々に欲しくなるだるまちゃん。
    大好きなお友だちだもの、同じ格好がしたくなるよね。
    だるまちゃんの家族は、子どものだるまちゃんのために毎度毎度大奮闘する。
    欲しいと言われるたびに、おうちにあるだけのモノを並べてあげるのだ。
    この、たくさんのモノの中から選ぶ時の楽しさと言ったら!!
    そして、何とか形だけでも似せて登場しただるまちゃんを、その都度褒めるてんぐちゃんも、本当にやさしくて良い子。もう、なんて可愛い二人だろう。
    かこさんて、子どもというものを本当に良く知っている。
    うちわ→ぼうし→はきもの→鼻・笑。 この「鼻」が笑いどころ。
    とうとう完成した(?)だるまちゃんと嬉しそうに手を繋ぎ、ふたりの笑顔で終わる。

    初版が1967年だから、もう50年以上も前のお話ということになる。
    でも古臭さは全くない。むしろいつの時も変わらない子供像を見るかのようだ。
    天国のかこさとしさん。
    あなたのお話は、これからもずっと子どもたちに愛されていくことでしょう。

  • 見ていて飽きない。
    何度でも読める。観れる。
    四歳くらいからがちょうどいい本。
    作者の思いを感じられる一冊。
    大人として、読み手として、うんちくを語りながら読み聞かせたくなる。

  • 2018/8/17 11:58

  • Vol.166 グーグルの研修プログラム!EQの著者ダニエル・ゴールマンと共同開発!
    サブ本として紹介http://www.shirayu.com/letter/2012/000334.html

  • 20181215
    全部面白かったけど、「とんちんかん」が面白かった、と言っていた。
    思いつくところも面白かったそうなので、欲しいと思ったものを工夫して、同じようなものにする発想がいいなと思ったっぽい。

    -----
    20161021

  • てんぐちゃんのもってるものが次々欲しくなるだるまちゃん。同じものはないけれど頭を凝らして工夫で良いものを作る。

  • 図書館で借りた

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著者プロフィール

加古里子(かこ さとし)
1926年3月31日 – 2018年5月2日
福井県越前市(旧・武生市)生まれ。8歳から東京都板橋区で育つ。成蹊高等学校(旧制)を経て東京大学工学部応用化学科卒業後、昭和電工の研究所に勤める。工学博士、技術士の資格を取得。勤務のかたわら困難を抱えた人々に寄り添うセツルメント活動、児童向け人形劇、紙芝居などの活動に従事自作の紙芝居が福音館書店の松居直の目に留まり、59年に絵本『だむのおじさんたち』でデビュー。
1973年に会社を退職後、ニュースキャスター、大学講師、海外での教育実践活動に励みながら、物語絵本、知識絵本、童話、紙芝居など非常に多くの作品を記した。特に自然科学の専門知識を活かした「科学絵本」を刊行し、このジャンルの開拓者・先駆者とみなされる。2008年「絵本作家、児童文学者としてのユニークな活動と、子供の遊びについての資料集成『伝承遊び考』全四巻の完成」により菊池寛賞、2009年『伝承遊び考』で日本児童文学学会特別賞をそれぞれ受賞。
50代で緑内障を患って以来左目はほとんど見えず、近年は持病の腰痛もあって車椅子生活が続いたが、創作意欲は全く衰えず、1月には「だるまちゃん」シリーズの新作を刊行。亡くなる前日まで、届いたファンレターの読み上げを聞いていたという。

加古里子の作品

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