だるまちゃんとてんぐちゃん

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 3003
レビュー : 252
  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001242

感想・レビュー・書評

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  • 10代の頃、急に仲良くなった友人がいた。
    若い時によくある勢いのある距離の詰め方で、いつも一緒にいて
    なんでも話した。親友のように、周りからは見えたと思う。

    なんでも私の好きなものを「いいね!私も好き!」といってくれる彼女に対して
    ある時から、あれ? と思い始めた。
    服も、持ち物も、好きな食べ物も、すべてが私と同じなのだ。
    特に服は顕著で、私が来ていた服とほぼ同じものを次に会う時には来ていた。
    私が好きな芸能人を言うと、その人の髪型をし始めた。
    私が彼女に言ったことは、彼女は自分の発言として他のクラスメイトに話していた。
    私は、自分がその子の影になったようでとても嫌だった。
    距離をとるようになった。


    子供の時に大好きだった本。だるまちゃんはてんぐちゃんがとても好きで
    羨ましくて、なんでも同じになりたいのだ。
    自分の真似をするだるまちゃんをてんぐちゃんは「いいの見つけたね!」と
    褒めてあげる。そして一緒に遊ぶ。

    てんぐちゃん、懐がでかい。大人になって思うことはそれ一択だ。
    さすが神の化身(の子供)である。
    表紙のイラストも、てんぐちゃんは笑顔。だるまちゃんは真剣(そして負けている)
    これはじゃんけんの結果じゃなくて、二人の性格を表している見事な表紙だと思う。

    どうにも器の小さかった私をたまに思い出す。
    絵本のように彼女と遊んでいられたらよかったのかもしれないけど。


    ※これを書いた翌日、かこさんが亡くなったニュースが配信された。どうか安らかに眠ってください。

  • 3才~小学校初級

    ・絵の色がカラフルで、主人公の表情が豊かである。

    ・アットホームな食卓の絵が、心温まる。

    ・手作り感・素朴なものの良さを描いている。

    ・友情の大切さを表している。

  • この絵本は、私の母が孫(私の娘)の誕生プレゼントとして届けてくれた最初の配本絵本であった。何度も何度も読み聞かせた記憶があり、特別な思い入れがある。
    今日の昼のニュースで加古さんの訃報を聞いた。最近、だるまちゃんシリーズの新しい絵本を出版されていただけに、心にぽっかり穴が開いたようで残念でならない。

  • 同じくかこさとしさんの名作。
    「からすのパンやさん」と僅差で4位の人気だった本。
    小学生になっても、幼い日に読んだ本というのは安心感の固まりらしい。
    表紙を見せたとたんに「あー、懐かしい!」と一年生に言われた時は吹きだしそうだった。
    ちなみにアンケート用紙は全ての小学校共通。
    各クラス30人ほどで、ひと月に7校ずつ回り年間12回。

    「だるまちゃん」も「てんぐちゃん」も、今の子たちには本当に昔のもの。
    それでも身近に感じてくれるのは、かこさんの描き方の素晴らしさだ。
    てんぐちゃんの持っているものが、次々に欲しくなるだるまちゃん。
    大好きなお友だちだもの、同じ格好がしたくなるよね。
    だるまちゃんの家族は、子どものだるまちゃんのために毎度毎度大奮闘する。
    欲しいと言われるたびに、おうちにあるだけのモノを並べてあげるのだ。
    この、たくさんのモノの中から選ぶ時の楽しさと言ったら!!
    そして、何とか形だけでも似せて登場しただるまちゃんを、その都度褒めるてんぐちゃんも、本当にやさしくて良い子。もう、なんて可愛い二人だろう。
    かこさんて、子どもというものを本当に良く知っている。
    うちわ→ぼうし→はきもの→鼻・笑。 この「鼻」が笑いどころ。
    とうとう完成した(?)だるまちゃんと嬉しそうに手を繋ぎ、ふたりの笑顔で終わる。

    初版が1967年だから、もう50年以上も前のお話ということになる。
    でも古臭さは全くない。むしろいつの時も変わらない子供像を見るかのようだ。
    天国のかこさとしさん。
    あなたのお話は、これからもずっと子どもたちに愛されていくことでしょう。

  • 1歳8,9か月

    読んでみたら、好きだったみたい。何度か持ってきた。
    色々なくつや、帽子を見ているし、やっぱり鼻と花のところでおおきなだるまどんが間違えるところが面白いみたい。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    仲良しのだるまちゃんとてんぐちゃん。
    だるまちゃんはてんぐちゃんの持っているものがほしくて、
    おおきなだるまどんにお願いするが、おおきなだるまどんが用意するものは、どれもズレている。
    結局自分で工夫するだるまちゃん。
    てんぐちゃんのような赤いはなが欲しいとお願いして、
    赤い花を用意したおおきなだるまどんが面白い。
    絵がかわいい。たくさん用意したものの中から、どれか似ているものがないか探しながら見るのも楽しい。

  • こどもの頃好きだっただるまちゃん。
    私が読んだのはこの「てんぐちゃん」だった。
    ストーリーはすっかり忘れてたけど、てんぐちゃんの真似してどんどん変身していくだるまちゃんがおもしろい。
    最後の”はな”をどう見つけたのか…
    思い出すだけでほっこりする話。

  • 私が大好きだった絵本。娘にはまだ早いけど懐かしくて借りてしまいました。改めて今読むとわりとだるまちゃんがワガママ…笑 真似されても「いいね」と受け入れるてんぐちゃんが大人です☆工夫次第で、身近なものが大好きなものになるんだなぁ。あれだけ頑張って揃えた方はたまったもんじゃないけれど。

  • だるまちゃんのパパの親ばかっぷりが楽しくて
    なんども、なんども読み返した本。
    大人になった今でも本棚にあります。

  • だるまとてんぐ!なんていい組み合わせ!
    だるまちゃんの要望に、柔軟に対応するだるまどんについ目が行ってしまう。。これが大人の性か?
    「うちわ」1つとってもこんなにあるのかーってくらい、毎度毎度その種類の豊富さに楽しみを覚える。想像以上。
    てんぐちゃんがだるまちゃんを馬鹿にしないで、「いいねー」って褒める所に、人となりを見る。

  • 小さい頃から持っていたものと、サイン入りと2冊所持。
    「おおまちがいのとんちんかん」のページ、大好き。あのページにある黄色い靴が、幼稚園の頃の指定靴とそっくりなんです。

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著者プロフィール

加古里子 1926年、福井県生まれ。東京大学工学部卒業後、民間会社の研究所に勤務しながら、セツルメント福祉運動、生活文化活動に従事。退職後、東京大学、東京都立大学、横浜国立大学等で児童文化教育論、児童行動論を講義。この間、絵本・紙芝居・物語等の創作と著述を行い、伝承遊びの調査研究を行った。絵本には、『かわ』『ゆきのひ』『とこちゃんは どこ』『マトリョーシカちゃん』『あなたのいえ わたしのいえ』『ことばの べんきょう(全4巻)』『海』『地球』『宇宙』『人間』、著書に『加古里子 絵本への道』(以上、福音館書店)『伝承遊び考(全4巻)』(小峰書店)等がある。工学博士、技術士(化学)。2018年没。

「2018年 『だんめんず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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