- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834001334
感想・レビュー・書評
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2020.8
長かったけど読みきった!子どもたちがたくましい。そうするしかないんだろうがそれにしてもたくましい。15人もいてよかった。守らなきゃいけない小さい人たち、頼りになる大きい人たちの存在はお互いにとって大きかった。どこでだって生活を作り上げること。絶望しないこと。ある意味子どもたちはここに自分たちの楽園を作り上げた。だって「休暇」って。子どもたちだけでやっていけるかもしれない。でも大人が現れる。敵も味方も大人。大人はなんでいつもこうなのか。でも味方の大人の存在は子どもたちにとってはやはり頼もしかったんじゃないかと思う。大人は子どもたちを守られなければならない。自分だったらこんなにしっかりできるか…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
荒れ狂う嵐の海で、波にもまれる船。乗っているのは子どもばかり15人。高波に運ばれ島に押し上げられた。助かったのか?いいや、冒険はこれからだ。みんなで生き抜かなくては!!
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より紹介 -
読むのがめんどくさいところがなく初めからハマる冒険物語。少し長い。
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十五少年漂流記という題の方が有名な気がします。二年間の休暇は長すぎますね。でも大学生は四年間の休暇です。
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ヨットで、ニュージーランドの海岸を一周して過ごすことになっていた15人の少年たちが、事故により無人島に漂着する。彼らは、時に反目しながらも、様々な困難を乗り越えていく。どのように彼らは困難を乗り越えていくのか、展開が気になる作品。
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邦題は『十五少年漂流記』。この人の本はどれもわくわくする
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あまりにも有名なジュール・ヴェルヌの少年文学の古典。
知っていたつもりで読んだことなかったのだが、仕事の合間に読んでみたところ、さすがに100年以上の時の流れを生き抜いてきた作品だけのことはあって、面白かった。
主人公の少年たちは植民地時代のニュージーランドの寄宿学校の生徒で、フランス・イギリス・アメリカの7~15才の両家の師弟とアフリカ系の見習い船乗りの少年。題名の「二年間の休暇」というのは寄宿生たちの「休暇」であって、船乗りのモコにとっては仕事だよね、というのがミソだよね、と思いながら読んでた。「十五少年漂流記」というのとはニュアンスが違う。もともとは「二週間の休暇」の予定だったのが、運命のいたずらで嵐の夜に港から船が離れて難破してしまうところから、物語が始まるのだ。
絶海の孤島の無人島に漂着した少年たちが、どのように知恵を絞り、結束と対立を繰り返しながら家族のもとに帰還するのか(なにしろ「二年間の休暇」だから!)、手に汗を握りながら読み進めるのがよいでしょう。そこには、若者たちが、考え方、国民性ひいては肌の色(?)を乗り越えて、20世紀という新しい時代を切り開いて行って欲しいという、ヴェルヌの温かい眼差しがあるように思いました。 -
ああ、十五少年漂流記か!
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最後みんなが分かち合って良かった。
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第33回奈良県立図書情報館ビブリオバトル テーマ「休日」で紹介した本です。
http://eventinformation.blog116.fc2.com/blog-entry-1005.html