- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834001365
感想・レビュー・書評
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絵本の中の小熊と母熊のように
なんの音かクイズを親子で楽しめる♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
早春の季節の、読み聞かせの定番。
冬眠から目覚めようとする子グマが、お母さんグマにたずねるのは、
まさしく冬から春に向かう季節の音。
小さな「ぽとんぽとん」はささやくように。
大きな「ぽとんぽとん」は低音で響くように。
季節のうつろいを音で表すなんて、新鮮な視点だ。
ひとつずつ教えていくお母さんグマの優しさがいいなぁ。
オチというほどのものでもないけれど、安心して読める。
安心して読めるのが絵本の鉄則なので、その意味では王道を行く作品だ。
モノクロの挿し絵も美しい。
お母さんグマに抱っこされた双子の子グマがとても可愛い。
あったかそうでいいなぁ、と羨ましかったり。
ラストページでは、カタクリの花が咲く春の山に出て行く3匹グマが描かれる。
日差しが明るくなって、希望に満ちた絵だ。
約6分。4歳くらいから。 -
冬眠中の熊の子はお母さんに、外から聞こえてくる音について尋ねます。それは木こりの音だったり、フクロウの声だったり。やがて、「ぽとんぽとん」の音、そして鼻をくすぐるいいにおい。耳をすまし、春の訪れを感じたくなります。4歳くらいから
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自分が小さい頃母親が好きだった絵本。
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外から聴こえる音をこぐまが何度もははぐまに尋ねます.
その擬音がとてもセンスがいいのです. -
視覚以外で感じる春
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「いろんな音を楽しみながら春を待つ熊の親子
冬ごもりの穴の中で、クマの母さんはふたごの坊やを産みました。坊やはおっぱいを飲んで少しずつ大きくなり、外から聞こえるさまざまな音は何の音とたずねます。「かーんかーん」というのは木こりが木を切る音、しーんと静かなのは雪が降っている時、「つっぴいつっぴい」は、お天気でヒガラが歌う声、そして「ぽとんぽとんってなんのおと?」それはうれしい春の兆し。春を待つ熊の母子の交流と、季節の移り変わりを暖かい言葉と絵で描いた絵本です。
読んであげるなら 4才から
自分で読むなら 小学低学年から
(福音館書店HPの紹介」 -
3歳5ヶ月
同じフレーズが続くので読みやすい。
音の響きから何の音かなーと想像力を膨らませたり、クマが冬眠する生き物だというのを知ってもらうのにも良い。