たろうのひっこし (こどものとも傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 551
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001372

感想・レビュー・書評

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  • 村山桂子×堀内誠一の、たろうシリーズ。
    今回は『たろうのおでかけ』に出てきたお友達のまみちゃんも再登場。たろうとまみちゃんの体格や顔立ちがだいぶ変わっていて、2人共成長したということなのかな?

    自分の部屋が欲しいたろうに、お母さんが古い絨毯を渡す。「このじゅうたんを ひろげた ところが たろうの おへやよ」
    たろうは早速、階段の下に絨毯を広げて自分の部屋にする。そこへ、ねこのみーや、いねのちろー、あひるのがあこ、にわとりのこっこが次々にやってきては、部屋の場所に注文をつけてくる。
    みんなが楽しめる理想の部屋はどこだろう?

    登場人物が多いため繰り返しのやり取りの回数も多く、中だるみせずに読み聞かせするのがやや難しい。でも、娘はその繰り返しが楽しいようで、「自分だったら、どこにじゅうたんを敷くかな?」
    「最後はだれの意見に決めるのかな?」
    「意見を聞いてもらえなかった子はかわいそうじゃないかな?」
    と、色々考えをめぐらせながら聞いていた様子だった。

    窓が欲しい、あったかい部屋がいい、2階が欲しい…と各々の希望が次々出るが、最後に出た「みんなで あそべる おへやだったら もっともっと いいのにな」という意見に、皆がはたと気付く展開がとても良い。最後は皆で同じ意見にまとまり、しかも「みんなであそべる」場所が本当にとびきり楽しい場所だったのだから、読んでいる子供は安心するし、納得もいく。大満足のラスト。

    アイデアも展開も素敵な良い絵本。

  • じゅうたんを広げたところがたろうのお部屋。たろうのお部屋に
    次々にお客様がやって来て、お客様から色々な要望が出されます。
    そしてたろうは「そんなことなら かんたんさ」とじゅうたんを抱えて
    引越しです。だんだん仲間が増えて、みんなでぞろぞろ引っ越す
    様子がとても楽しそう。
    数色の原色で描かれた絵は、鮮やかでかわいい。
    2・3才から。

  • 読み聞かせ 6分

  • 5歳10ヶ月

    図書館の小学生向けおすすめ絵本だったが、本人は気に入らなかった様子

  • ※表紙絵が欲しくて(こどものとも傑作集)を登録してあります。


    こどものとも
    たろうのひっこし
    1983年4月号
    325号
    作:村山桂子(むらやま けいこ)
    画:堀内誠一(ほりうち せいいち)

    発行所:福音館書店
    定価:250円
    雑誌:03779-4

  • じぶんのへやって響きに、とにかくときめく私、、居心地のいい部屋でおやつを食べるのは最高!春に読むのにぴったりのエンディング。

  • シートを広げればどこでもお部屋、この考え方はすてき。想像わくわくが広がる。

  • 図書館本。幼い頃読んでもらった記憶がある本。犬、猫、アヒル、ニワトリが次々と加わって引っ越しが賑やかになります。

  • 2017.2.20
    シートを広ければどこでも自分の部屋。そうそう、想像の力でどこでも自分の場所にできるのだ。しかも友だちに合わせてらくらく引っ越しできるなんて素晴らしい。最後のページの桜の下でみんなでおやつの場面がうらやましい。

  • 図書館本。幼い頃読んでもらった記憶がある本。犬、猫、アヒル、ニワトリが次々と加わって引っ越しが賑やかになります。

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著者プロフィール

村山桂子

「1989年 『おかえし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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