- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834001396
感想・レビュー・書評
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だるまちゃんシリーズは順番通りに読むと、「てんぐちゃん」、「かみなりちゃん」と来て、次は「うさぎちゃん」なのだが、表紙を見ても分かるように冬の物語で、シリーズを通した繋がりも無かったので、一つ飛ばして、四作目の本書を読むことにしました。
それにしても、だるまちゃんには実にたくさんの友達がいることに、改めて微笑ましい気持ちになると共に、その多さにも肯けるものがあり、本書の「とらのこちゃん」にしても、まずはお互いの体を同じ色模様にしたくなる気持ちから、遊びへと繋がっていく過程に見られた一体感に爽やかさがあって、こうした共有関係に嬉しさを覚える感覚、分かるような気がする。
そして、彼ら二人の創造力と遊び心が、町の雰囲気を明るく楽しいものへと塗り替えていく物語には、大人の創造力とはまた違った、子どもの持つ創造力の素晴らしさを称えているようで、これまた微笑ましいものがあり、たとえ現実的には実現することが難しいのだとしても、絵本の中であれば思う存分に楽しむことができる、そんな絵本ならではの楽しみ方が存在することの素晴らしさを、本書は教えてくれたのだと思う。
個人的な感慨として、加古里子さんの可愛らしい虎の絵には、改めて虎もネコ科の動物なんだということを思い出させてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2歳0ヶ月
カラフルな車たちに子も親も大興奮!
2歳4か月
ペンキで塗られた車たちをお手本に、
息子とぬりえの車を派手にぬりぬり。 -
大人には分からない部分で子ども達だるまちゃんが大好きです。
哲学者のシュライエルマッハーによると、「『子ども』とは現在志向を持つ自己活動が遊びであり、それが子どもの本質である」とのこと。そのセオリーに沿っていけば、だるまちゃんは永遠の子どもなんでしょうね。
とらのこちゃん、かみなりちゃん、てんぐちゃん・・とだるまちゃんの子ども世界はどんどん広がっていきます。
(じゃすみん) -
町中をペンキで彩ってく最中のうたがとてもリズミカルでテンポがよくて楽しかったです!
土でペンキを作るという発想も素敵です。
町がどんどん色彩豊かになっていくのがよかった。
だるまちゃんととらのこちゃんのセンスがよすぎてびっくり!(笑)
ひげとらどんが粋ですね! -
ムチャ面白かったです。
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3歳娘はお絵描きが大好き。
そんな子にとっては楽しくて仕方が無い内容!
とらのこちゃんのお父さんのお仕事はペンキ屋さん。ペンキを使って遊びたくなっただるまちゃんはとっても良いことを思いついたのでした。
娘は何度も読んでと持って来ます。
大人もウキウキ楽しくなるお話でした。
加古里子さんの絵は味があって優しくて大好きだな〜。 -
とらのこちゃんがかわいい。
街中を、ふたりで塗りまくるシーンは、ものすごく楽しい。
これ、子どもに読んできかせたら、どんな反応なんだろう。
むちゃくちゃやってしまう絵本って、子どもにはものすごいうれしい本なんじゃないだろうか。
しかも、ただむちゃくちゃやるだけじゃないのが、この本の秀逸なところ。
街中をペンキで塗りまくるのだが、それがとってもかわいく、きれいなのだ!
いたずらなのに、ハッピーエンド。
これ、ものすごくうれしい。
それと、個人的に、だるまちゃんが黄色の線を入れて、赤黄のしましまになるのがものすごくかわいい、と思った。 -
とらのこちゃんの家はペンキ屋さん。
だるまちゃんととらのこちゃんは、土で作った絵の具やペンキで、林や道、家の壁をぬりぬりしながら歩いていく。
だるまちゃんは赤、とらのこちゃんは黄色のツートンカラーが、美しく彩っていく。
途中、車に色が跳ねてしまった時はドキドキしたけれど、塗るのに夢中になる子供の頃の忘れていた気持ちを思い起こさせてくれた。 -
2y0m
まだ文章の中身を理解していないと思うが、なぜかお気に入り。読んで欲しいと何度も持ってくる。