- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834001631
作品紹介・あらすじ
ある冬、オオカミは食べ物をさがしてきこりの家に忍びこんだものの、熱いスープをかけられて、頭を大やけどして逃げていきました。1年後、きこりが森で木を切っていると頭のはげたオオカミが群れをつれてやってきました。きこりは木に登って逃げますが、オオカミは1ぴきずつ肩の上に乗って、迫ってきます。そこで、きこりは……。フランスの昔話を堀内誠一がダイナミックに描きます。
感想・レビュー・書評
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なんだろう、面白い。
娘たちが先に読んでいて、私にネタバレしないようにあらすじを教えてくれたんだけど、きこりがわー!ってやって、オオカミがぎゃーってなるお話だよ(^^)と聞いて私は??となったけど、確かにその通りだった笑
絵も良いんだよね。
勢いがあって。
冬に。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
追記↓
その後別の2年生クラスで読んだところ、読後に女の子がぽつり「・・スープ最強じゃん・・」
こどもらしい感想に思わず爆笑!
☆2023秋 小学校2年生 読み聞かせ☆
おおかみが迫ってくるどうしよう!!というところが、アングルがよく迫力のある挿絵の効果もあってもりあがる場面。こどもたちのハラハラドキドキが高まっていくのが伝わってきてこちらもきもちが入る。おおかみの1年前のイタイ経験あってこそのクライマックス、なのだが、その部分低学年にうまくつかめるかしら?という一抹の不安があったが、多くの子には納得できて満足感があった様子。
すかんぽ、については、最初に簡単に説明しておくことにした。ストーリー的にあまり重要でない部分の「?」は減らしておいたほうがストレスがないかな、という考えからだ。
やや地味にも思われる表紙の一冊だが、あつあつのスープがうれしい、寒くなってからの季節に読んでみたい絵本だ。昔話のおもしろさが伝わるとうれしいなあ・・! -
ちょっとおバカなオオカミの話。
フランス民話。 -
これぞ昔話という内容。オオカミの怖さと間抜けさのギャップに笑えた。
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5-6分 フランス民話 ゆかいでドキドキする昔話
温かい「すかんぽのスープ」が出てくるので、秋~冬に読むとよいかと思います。 -
マーシャ・ブラウンの絵かと思ったら堀内誠一さん。
山口智子さんとのコンビで出された本の中ではこれが一番面白いかも。
ダイナミックな線と抑えた色調。お腹を空かせたオオカミはコヨーテにも見える。
無駄のないテキストは可笑しみにあふれ、読んでいても楽しい。
森の中の一軒家に住む、木こりとおかみさんのカトリーヌ。
スープを煮込んでいたら、そこにやってきたオオカミ。
はじめはオオカミの存在に気が付かなかったふたり。
ええ?どうなるの?・・でも大丈夫。意外な展開がここですでに始まっている。
後半部分は、復讐に現れたオオカミの群れが登場する。ここからが怖い。
あわや・・と言う場面がまたもや続く。
「ふくろにいれられたおとこのこ」というフランス民話を先月読んだばかり。
今月はこちらを読んだところ、子どもたちは心配しながら一心に絵を見つめていた。
適度な笑いと恐怖と、安心の結末。お話の王道をゆく展開だ。
約7分半。低学年から。 -
「実際、悪いのはきこりです」とは5歳の長男の弁w
おおかみはおなかが空いていたからスープ分けてあげれば良かったのに、とのこと。
おおかみ=完全悪、という昔話にありがちな前提が、子供には通じないことにハッとさせられた一冊。 -
2022.11.16 3-2
2022.12.7 2-1
2023.12.20 3-3