- Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834001983
感想・レビュー・書評
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これは子ども達の食い付きが良かった。
最近ロングセラー絵本を意識して借りているけど、ロングセラー絵本の方が子ども達の食い付きが良かったりして。
大人の感覚と子どもの感覚は違うんだって事を感じている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スリランカ発のきつね絵本。
アンゴウ、マンゴウ、ランゴウという三人のおかみさんのもとに腹をすかせたきつねが人間のふりをしてたずねてきて……というのが導入。
絵本って似たようなことを何度も見せる「くりかえし」が使われることが多いジャンルの本だと思います。子どもが読むにあたって、内容をリピートすることで理解しやすくしたり、後半のテンションをより高める効果があるのでしょう。この絵本もそんな感じで同じリズムで同じようなことがくりかえし描かれ、最後のオチにたどり着く、という構成のため、異国の物語という壁を感じずすんなり楽しめました。
また「きつね本」としてみると結構特徴的だと思います。
何が?
きつねの描かれ方が。
なんていうかやたらと動きや喜びようが「人間っぽい」のです。見た目は人間的ではなく、変な生き物というラインなのですが、それぞれの反応や動作は人間的。スリランカという国においてきつねって人間に近しい存在ということなのでしょうか。
また、きつね以外の動物の反応がやたらとコミカルで面白い。家の中で飼われている猫や、森の中の動物など、話の中心ではないもののページの隅っこで踊るように笑っていたりする姿が印象に残ります。
話としては「井の中の蛙大海を知らず」あるいは「桂馬の高上がり」的な教訓があるのでしょうか。バカにしてた相手が自分より上手だったとわかったとき、さらにはその相手から嫌がらせではなく慰めをほどこされたとき、たぶんそういうときに人は強く屈辱感を味わうのでしょうし、”効く”のだろうなと、そんなことを思いました。 -
3人は、ホイティがきつねだとわかっているのに、ホイティは3人がだまされていると思っているからおもしろかった
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小2の娘と読んだ本。スリランカのお話。きつねのホイティがご飯欲しさに、下手な変装で人間になりすましてうちにやってくる。おかみさんはそれに気づきながらもそのおかしさを笑いこらえてご飯を食べさせてあげる。だけど、ホイティは調子に乗ってしまい、怒ったおかみさんたちは仕返しを考えて・・
スリランカのおかみさんたちの明るい性格、スリランカの服の色彩のきれいさも感じられるあったかいお話です。 -
どんなお話か、わからなかったけど、とにかく面白かったです。
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スリランカに行ってみたくなりました。
ホイティが食べていた、3人の元気のいいおかみさんのお料理も食べてみたいです。
子どもが「ホイティ トイティ ホイティティ!」と歌っていました。 -
この本は、歌があります。
ホイティ トイティ このおれさまは なんとまあ あたまがいいんだろ ばかなアンゴウは だまされて ばかなマンゴウも だまされて そのうえランゴウも だまされて
きつねとしらず このおれさまに ごちそうだして もてなした ホイティ トイティ ホイティティ!
きつねになりきって、歌います❗
家で読む時は、大切なスカーフは、しまってからに。何故か子供たちは高いスカーフを使います。
最後の笑いカワセミとウサギのページと表紙を広げて子供たちと幸せの余韻にひたって下さい。
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4-1 2017/02/08
4-2 2017/02/08
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「5年生で読みたい本②」に掲載。