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- / ISBN・EAN: 9784834002003
感想・レビュー・書評
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ネイティブアメリカンたちには文字がない。ここに紹介された詩はすべて口承文学なのだ。詩は彼らにとって、宇宙との伝達の手段、そう実用の道具なのだ。自然や動物、人間を詠った詩はとても美しい。それに添えられた秋野氏の絵がこれまた超絶素晴らしい。芸術作品である。
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インディアンの口承詩。
絵の力強さが印象的。 -
「世界はただ、そういうふうになったいたのだ」
アメリカインディアンの口承詩。個人の魂の叫びとか、言語美の創造とか、そういったものではなく、どの歌も、宇宙というか、目に見えない何かと交わる手段のように感じた。(23分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #おれは歌だおれはここを歩く #アメリカインディアンの詩 #金関寿夫 #秋野亥左牟 #福音館書店 -
口伝えで受け継がれてきた知恵袋。
本当はそれぞれの部族の言葉で聴いてみたい。
アキノイサム氏のダイナミックな絵と共に楽しむ。
巻末の金関寿夫氏の文章が心に沁み入る。
生きていくために心の糧となる言葉の数々を残してくれた祖たちを思いながら、秋の夜長にゆっくりページをめくる。 -
とある雑誌の中で、経済界の成功者たちの「おすすめの本」を特集していました。殆どが啓発本や指南書、実用書を挙げる中、一人の若いCEOが紹介していたのがこのアメリカ・インディアンの口承詩を集めた絵本でした。言葉に魔力がある世界の、肌がざわざわするような野生味溢れる歌の数々です。人と自然と動物が混然一体となっています。文字を持たず、口伝のみで伝えられた一族の生きる知恵、神への祈りがここにあります。恐ろしく勤勉で勇敢でしたたかな成功者たちの中にも、同じロマンがあるのかもしれません。
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絵も詩も素敵
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アメリカ・インディアンの詩。
自然への畏敬みたいなものが感じられる。
挿絵が迫力あってすごい。 -
ジャンルは「絵本」とするか「詩集」とするか少々迷うところですが。出会いが近所の絵本カフェだったので。
これ、かなりインパクトのある絵に、ネイティブアメリカンの伝承詩が書かれているのですが、どちらも添え物ではなく、一体のアート作品としての力がある。この独特の世界観はなんだかすごい。圧倒される…。是非大人にこそ手に取ってほしい本です。(2009/Sep) -
インディアンの詩に、味のある絵がついている。
魔術的な詩に
魔術的な絵
素朴で力づよい
絵本
なんでも起こりえる世界に行きたいときに。
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その時ことばは、みな魔法のことばで、
人の頭は、不思議な力をもっていた。
ぐうぜん口をついて出たことばが
不思議な結果をおこすことがあった。
ことばは急に生命をもちだし
人が望んだことがほんとにおこった──
したいことを、ただ口に出して言えばよかった。
なぜそんなことができたのか
だれにも説明できなかった。
世界はただ、そういうふうになっていたのだ。
書中「魔法のことば」より引用。 -
秋野 亥左牟 (イラスト),
金関 寿夫 (翻訳)
アメリカ・インディアンの語り伝えた口承詩
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