- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834002164
感想・レビュー・書評
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買った絵本は、子供たちのクレヨンの落書きで賑やかになっている。
我が家の大好きな絵本のしるしみたいなもの。
懐かしくて懐かしくて何度も読んだ。
今でも文章覚えていた。
ルルちゃんのところは、娘の名前におきかえてたなぁ。
素敵な思い出です。
せなけいこさんのご冥福をお祈りいたします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#福音館70周年
林明子さんの『くつくつあるけのほん』が「白」福音館だとすると、せなけいこさんの絵本は「黒」福音館と言ってもよいのかもしれません。
もじゃもじゃの髪を切りたくない女の子。
ぷーっと怒ってふくれて、風船のように空へ飛んで行ってしまうねこ。
夜になっても寝ないので、おばけになって、おばけの世界に連れていかれてしまう子。
きれいなはこが欲しくて、取り合いっこををして友だちをひっかいてしまう子。
くつしたをぽいぽいと放り投げてしまって、どこかへやってしまう子。おやおや、くつしたは悲しくて泣いているみたい・・・。
出てくるのはわがままだったり悪い子だったりする子たち。
ラストも特にオチがなかったりちょっと怖かったりするのですが、意外とそんなところが子供には共感を呼ぶようです。
この「いやだいやだ」の本の主人公、ルルちゃんは、何でもかんでも「いやだいやだ」という子。
とうとうおかあさんも怒ってしまいます。
それならおかあさんもいやだっていうわ。
あらあら、おやつもおひさまもくつもくまちゃんも、みんなみんな「いやだいやだ」と言い始めてしまいましたよ。
ルルちゃん、どうしよう・・・。
「ルルちゃん」のところを読み聞かせしてやる子供の名前にすることも。
実際、2歳くらいの子は何でも「いやいや」の時期がありますよね。
そんなときにこの本を読むと一瞬、はっとするようでもあります。
でもまたすぐに「いやいや」に戻る。それが2歳児ちゃん。
おかあさんも時々、「じゃあおかあさんもいやいや」で乗り切るしかないのかもしれませんw
ちょっとシュールな味もありつつ、子供とお母さんの両方に寄り添ってくれるのが、せなけいこさんの絵本が愛される所以なのでしょう。 -
最初読んだときの親の評価は★1でした。いくら泣いてもだっこしないとか、そんな脅しをしたくないし、いやだっていうこは悪い子みたいな言い方もいやだし、読んでいて嫌な気持ちになりました。
でも1歳8ヶ月の次男は好きみたいで「もう1回!」と、何度も読まされるうちに、少し感覚も変わってきて、結局★3つくらい。
注意していることは、よく本の登場人物を子どもの名前に置き換えて読むことがあるけど、この本をそのまま読むときは絶対にやらないこと。ルルちゃんは悪いことをしたかもしれないけど、我が子のイヤイヤは決して悪いことではないと区別したいから。
我が子の名前に変えて読むときは、〇〇ちゃんが嬉しいって言うならママも嬉しいっていうよ、みたいなポジティブな読み替えをしています❨ほぼ原型を留めなくなります…笑❩
なんとなく我が子も、「まったくルルちゃんは仕方ナイネー」みたいな感覚で読んでそうです^^;
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あきさん
発達心理の書物を読むと、大人とこどもの感覚って違うみたいですね。
自分も、『長く読みつがれてる本だけど、本の中の母はち...あきさん
発達心理の書物を読むと、大人とこどもの感覚って違うみたいですね。
自分も、『長く読みつがれてる本だけど、本の中の母はちょっと厳しいかな?』と思っていました。
だけど、こどもの反応はよく、『もっかい(読んで)』、と持ってくるんですよね。
この絵本は『イヤイヤ期』を表現してて、親の気持ち、子の気持ちが伝わってくるんですよね。子が『自己主張しつつも親(他者)の思いにも少し気づく時期がイヤイヤ期の特徴』だと思っています。
子どもは絵本の中の世界を素直に楽しんでいると思うので、大人もこどもの心に戻って、そのまま楽しんでいいんじゃないかな…なんて…長々失礼しました(^人^)
2022/11/04 -
workmaさん
>自己主張しつつも親(他者)の思いにも少し気づく時期
全然意識できていなかったですが、確かにそうかーと目から鱗でした。イヤ...workmaさん
>自己主張しつつも親(他者)の思いにも少し気づく時期
全然意識できていなかったですが、確かにそうかーと目から鱗でした。イヤイヤ期前なら、子どもが自分以外の思いがあることにほとんど気づいていないということなら、確かに心配しすぎることなさそうですね。
また借りて来たときには少し違う気持ちで読めそうです◎
優しいコメント、ありがとうございました^^2022/11/04 -
あきさん
あきさんの書評から、絵本と子育てを楽しんでらっしゃる様子が伝わってきて、いいなぁ~と思いました。子どもが小さい頃は毎日必死...あきさん
あきさんの書評から、絵本と子育てを楽しんでらっしゃる様子が伝わってきて、いいなぁ~と思いました。子どもが小さい頃は毎日必死だと思いますが、子どもが大きくなったら、『あの頃は宝物のような日々』だったと とてもいとおしい日々だった、と懐かしく思います。
今の時期しかない絵本ライフをどうぞ楽しんでくださいね(^_^)2022/11/05
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どちらかというと、1歳を過ぎて、2歳に近い年齢の子にはいい本じゃないだろうか。
うちの次男は、まさにこの本に出てくる女の子のような子供だったので、一緒に読んでいて楽しかった。
子供のしつけの本として捉えることもできるだろうが、そんなことはしないほうがいいと思う。
「いやだ」って言ったら、本当におやつも靴もお母さんもどこかに行っちゃうかも!って子供は思うのかしら。むしろ、そういういろんなモノの関係を想像して楽しいかもしれない。
いやだって言わずに、言うとおりにしてたら子供じゃないからなぁ。
お母さんは読んでいて、「ああ、わたしもいやだって言いたい!」って思うその気持ちを代弁してくれる。
でも、現実は、読んだ後にまた「いやだいやだ」に手を焼くのであるが・・・ -
最後の問いかけは2歳ながら思うところがあるようで、いつも読み終わると困ったような顔をします。答えは出さず考えさせるのがすごいなーと思ったけど、「抱っこしない」のところを読むのは心苦しい感じがしました。図書館に返し終わった後もこの本の話をします。
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娘4歳9か月、息子2歳0か月、図書館にて借り
娘も息子も即暗記。
読まずに2人で暗唱している。。
イヤイヤうるさいとき、
「おかあさんもいやだいやだっていうよ!」
と言うと、暗唱し始めてすっかり忘れるので助かる。
さすがです、せなけいこさん。 -
一歳6ヶ月。
やだーばっかりいう息子。いやだいやだを読み始めてから覚えたかわからないけれど、自分の主張ができてよかったよかった!