あたまをつかった小さなおばあさん (世界傑作童話シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834002423

作品紹介・あらすじ

小さな黄色い家に住む小さなおばあさんは、とてもじょうずに頭を使って、なんでも解決してしまいます。お金のかかる羽ぶとんを買う代わりに、がちょうを12羽買ったおばあさん。でも、羽をむしったらがちょうが寒くてかわいそう。ぬれタオルで頭をしばり、人差し指を鼻の横にあてて目をつぶり、一生懸命に頭を使いおばあさんが考えついたこととは……。それって本当にかしこいこと?と思ってしまう楽しいお話がいっぱいです。

感想・レビュー・書評

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  • 「おばあさんがエプロンをながくした話」の最後の「だから、わたしらいつもいうんだよ。あたまさえつかえば、にんげん、まい日でも、なにかあたらしいことをおぼえるもんだってね。」という部分が好きです。

    問題解決のために、「あたま」を使うだけでなく、「あたま」を使えば、新たな気づきを得られること、時には楽しいことを考えることに「あたま」を使おうというメッセージを感じる本でした。

  • おばあさんが、はたけになにをうえたか、のはなしがおもしろかった。たまねぎだとおもってたのがチューリップ、チューリップだとおもってたのがたまねぎだったところがおもしろかった。あと、じぶんのことを「まぁなんてわたしはおばかさんなんだろう」というところがおもしろかった。

  • 挿絵は最低限なので、読む方も想像力を働かせながら読まないといけませんが、子どもと一緒に笑いながら読めれば。また、こういう話をおもしろい、と思える子が増えるといいと思います。

  • 小さい頃によく読んだなあと懐かしくなって手に取りました。表紙と挿絵が好き過ぎてたまりません。

  • 小さなおばあさんは、たいへんびんぼうです。けれど、困ったことがおきても、ちゃんと あたまをつかって 問題を解決していきます。
    面白くて、おかしくて、こころがあったかく、まあるくなる本です。

  • 本書は表紙の絵もすてきだけど、お話しもとてもいい。生活力や生命力に富んだおばあさんのお話しはいろいろあるけれど、このおばあさんのおっとりした、でもタフ?な感じはとても好ましい。

  • 子供のころ大好きだった本。
    破れたタオルケットをつくろっていたら無性に読みたくなって再読。

    おばあさんの「かしこさ」はズレている。
    だけど、そういわれればそうかもという気になってしまう謎の説得力。
    子供のころはズレを楽しむユーモア話として読んだ。
    大人の目で読んでみれば、自分を幸せにしてやれる知恵は本当の賢さかもしれないと思える。
    若干「ジェントルマンジム」http://booklog.jp/item/1/4784104593っぽくもあるけれど。

    青年実業家と漁師のジョーク(暮らせるだけの魚を捕って後はのんびりする漁師をみたバカンス中の実業家が、もっと働いて稼げば老後は魚を釣ったりのんびりする暮らしができるとアドバイスする話)だとか、「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4334032915を思い出した。


    スープの具にする野菜を作っている家庭菜園を「スープ畑」と呼ぶのは素敵な表現だ。
    移動のたびにいちいち道具を片づけるような手間のかけ方は無駄とも思えるけれど、おばあさんはとても丁寧に生きている。
    あの家はすごく居心地がよさそう。

  • 可愛いおばあさんが一人で住んでいます。
    寂しくないのかな?と、おもいきや、なかなか楽しくて賑やかな感じになっています。
    何事にも一生懸命なおばあさん。
    ちょっと(かなり?)とんちんかんで、とにかく楽しい。
    このユーモアを楽しめるのは、2年生くらいからかと思いますが、どうでしょう?
    後日、2年生になった子のお母様が本を選びに見えて、薦めたら、ばっちりツボにはまったらしく、数日は何かあるごとに頭にはちまきをして考えていたそう(笑)いいなぁ、2年生。私も幸せになった1冊。

  • 小学生の時に学校の図書館で借りて読んで、何故だか異様な位にハマった絵本です。
    大人になってから探し出して買えたときは、すごく嬉しかったです。

  • こどものときから大好きな本。

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著者プロフィール

ホープ・ニューウェル 1896年、ペンシルヴァニア州ブラッドフォードに生まれた。シンシナティで看護学を学び、卒業後、第1次大戦中は従軍看護師になった。戦後はソーシャルワーカーになり、1965年に火事で亡くなるまでその仕事に従事した。彼女はカリフォルニア州の果樹園で5年間過ごしたことがあり、そのときまだ幼かった息子にいろいろな話をしてあげたという。のちにそのときの話を書こうという気になったのが著述を始める動機となった。著書に『あたまをつかった小さなおばあさん』(福音館書店)がある。

「2019年 『あたまをつかった小さなおばあさん のんびりする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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