おりこうなアニカ (世界傑作絵本シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (26ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834002546

感想・レビュー・書評

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  • スウェ-デンの絵本作家エルサ・ベスコフさんの〝お利口な小さな女の子<アニカ>〟のお話です。 アニカは自分のことは何でもできるし、お手伝いだってできます。ある朝のこと、牧場の柵が壊れて牝牛の<マイロス>が逃げないかと心配するママに 「わかった。わたし、牧場でマイロスを看ているわ」と言って出かけたアニカでしたが・・・。 アニカと会話するワンちゃん、小人たちが住む小さな家、ほら吹き少年<ウッレ>など、メルヘンの世界に子ども心を誘ってくれる、古き良き時代の絵本です。

  •  アニカはお手伝いが大好きな女の子です。ある日牧場のさくがこわれ、めうしのマイロスが逃げ出さないように見に行きます。
     アニカのやさしさと純真な気持ちが描かれています。思いやりの心をアニカが教えてくれます。 
     対象年齢4歳位から

  • エリサ・ベスコフは、絵を見ているだけでうれしくなってくるのです。

  • 牧場が舞台の平和でのどかな物語。
    アニカはタイトルの通り本当におりこうでしっかりした女の子。
    きっと普段からお母さんのお手伝いをして牛のお世話も慣れている。自分で判断して、考えた、誘惑に負けずやるべきことをやろうとする。
    小人が出てきて途端に現実味のない展開になり驚きましたが、アニカの想像力豊かなまだ幼い一面が見えるのかもしれない。
    最後はウサギの赤ちゃんを見に行ってほっこりした気持ちで終わる。

  • 「アニカは小さな女の子ですが、自分のことは何でもできるし、お手伝いもしっかりできます。ある日、お母さんのかわりに、牛が柵から逃げ出さないように見張りをしていましたが・・。ベスコフの美しい絵によってするりとファンタジーの世界へひきこまれる絵本です。」(第八小図書館だよりの紹介より)

    物語の後半でサラっと自然に小人たちが登場した時に、
    わたしはわぁっと声をあげてしまった。
    わぁっと言わずに淡々と読みながら子ども達の反応を見てみたかった~うちの子ども達は自然に受け入れたのかしら?


    アニカは、小さい女の子の名前。
    めうしのマイロスが壊れた柵から逃げ出してしまわないよう
    に、自分の力であれこれ考えて行動する。
    そんなアニカがかわいい。
    アニカの家族もとてもいい。
    アニカは、出会った犬や、人や、小人に力を借りて、自分の仕事をやりとげます。
    子どもの成長とのんびりしたスウェーデンの暮らし、
    そしてちょっぴりファンタジー。
    (スウェーデンではファンタジーというよりも「自然」なのかも。)

    絵が美しくて素敵です。

  • 3歳〜。舞台は北欧かな。起床時のアニカの様子を描く絵の雰囲気が好き。読み聞かせにはやや長め。展開に唐突感。結末も少し急な印象。

  • どうしてかしら。アニカはよっぽどおりこうて、祝福された子なのね。

    お母さんにたのまれて、めうしのマイロスが、
    こわれた柵から出ていかないようにみはりにいきます。

    とちゅう、大きな犬にうさぎを見においでと言われたり、
    ほらふきウッレに魚つりに誘われたりしましたが、まつんすぐ牧場を目指します。

    マイロスのそばでお砂遊びに夢中になっていると、
    マイロスは柵をこえてしまいます。

    でも、大きな犬がたすけてくれたり
    森の小人が柵をなおしてくれたり。。

    マイロスのお乳をほんの少し小人に分けると、
    小人たちは野いちごをくれました。
    あーあ、なんてかわいいお話なのかしらん

  • 原題DUKTIGA ANNIKA
    by ELSA BESKOW

    アニカはおかあさんに頼まれて
    まきばのめうしのマイロスが壊れたさくからにげださないように見はるために、家をでた

    途中で、
    うちにうさぎをかってる犬
    つりに行く途中のほらふきのウッレ
    おじいさん きのスプーンをくれる
    に会う

    マイロスを見張っているも、砂のプリンを壊したマイロスの鼻をおして、マイロスを逃がしてしまう

    犬が来てマイロスを戻してくれる

    まきばのさくを直そうと、わらやまのまるたをひきぬこうとするアニカ
    なんとわらやまには、こびとたちがすんでいた
    こびとのお母さんに頼まれマイロスのミルクを少しだけわける
    そのお礼にバケツ一杯ののいちごをもらうアニカ

    家に帰って、のいちごにクリームをかけて食べると、犬のところににんじんをもって遊びにいくことにした

    犬のところにはうさぎがいたので
    ウッレもにんじんをもって、犬のところにうさぎを見にやってきた

    まきばからはマイロスのモーというなきごえがきこえてる

    牧歌的
    でありながら、
    きちんと仕事をするアニカ
    ファンタジー的でありながら(こびと)
    現実的だったりもする
    ベスコフの世界

    10分強くらい

  • シュタイナーの本

  • けなげなアニカちゃんが一生懸命お手伝いします。

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著者プロフィール

1874~1953年。スウェーデン生まれの児童文学作家・絵本作家。6人の子どもを育てながら、数多くの物語・絵本を残した。その作品は、北欧だけでなく、世界中で、何世代にもわたって愛されている。主な作品に『もりのこびとたち』『ペレのあたらしいふく』(福音館書店)、『どんぐりぼうやのぼうけん』(童話館出版)、『おひさまのたまご』『しりたがりやのちいさな魚のお話』(徳間書店)などがある。

「2021年 『ロサリンドとこじか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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